歩いた歩いた城郭の街、水原

水原と書いてスゥーオンと読む街。ここもワールドカップの試合が行われる街。

ソウル市内からセマウル号等の特急で30分、各停列車でも1時間のベッドタウンとも

言える。地下鉄1号線から続く列車の代金は、ここでもなんと110円!

1時間以上も乗ってもこの値段なのはありがたい。本当に公共の乗り物が安い!!

「水原」の駅前には、インフォメーションがあり、日本語で「日本語の案内が必要な方は

中にお入りください」と。先客あり。日本語が流暢なガイド相手に、いろいろ詳しく尋ねている。

「日本人ですか?」「はい」「どうぞ」と別の人。…が、この別の人の日本語が…。

何を質問しても、なんかとんちんかんな事ばかり。でも、あっちの日本語が流暢な人の手があくのを待っています、なんて悪くて言えない。…で、早々に退散!

ユネスコの世界遺産にも指定されている水原華城までは、バスで60円。

一番奥のポイントで降りて、そこのインフォメーションに行くと、今度は日本語の堪能な

すごく親切な人に出会えた。年齢は70歳以上。「日本名は、幸子って言うんです」

そうかぁ…。なんと言ったらよいのかわからなかった。

一つ一つの城塞の説明を丁寧にしてくれる。それはいいのだが…。

歴史的な説明を聞くのはちょっとかったるくなってくるのも事実。

 

「今が昼休みでなければ、一緒にその辺だけでも歩いてご案内できたのに」という親切な言葉に「ふぅ…、お昼休みでよかった! 一緒に説明してもらいながら歩いていたらこっちのお腹と背中がくっついちゃう」と心の中で。

しっかり、カルビのお店情報はGET。

水原華城は、ちょっと見ると万里の長城のような壁が街の真ん中に丸くある。

1週歩くのは3時間ぐらいかかるらしい。でも、私たちも4分の3週、2時間ぐらい歩いた。こんなに歩くのは、久しぶり。釧路に来てから全くと言っていいほど、歩く機会がない。車に乗ってどこにも行ってしまう。都会に住んでいると、電車に乗るにもだいたいどこかには階段があるし、駅までも歩くけど。

 

お昼は「ヨンボカルビ」で。

ここは、3年前に出来たお店で、日本人もかなり利用しているようだった。

インフォメーションでカルビの店を尋ねて教えてもらったけど、立派な店。

ただ中に入ると、ちょっと無愛想な店員。

メニュー持ってきて、カルビ1人前とカルビタン1人前を頼むととても不満そう。

多分こういうわけと推測できる。

「エー、あの日本人、カルビ1人前だって、炭入れたりあと片付けがいるのに…2人ともカルビにしてくれないかしら」という感じ。

確かに、焼肉は2人前からというところもあるけど、ここは何も書いてないしだいいち回りの韓国人は殆ど1人前500円のカルビタンだけを食べているのだから、1人前2000円のカルビを頼んだからいいじゃない! もっと愛嬌よくしてよ…

…このオーダー、これまた正解!!

出て来る出て来るお皿が一杯。カルビには、10種類ぐらいの料理が自動的に付いてくる。

何故、カルビだけ頼んだのに、コーンのバターいため、ポテトサラダ、酢の物、野菜サラダ、大学芋etc.が出てくるのかわからないが、2人で食べても食べ切れなかった。

骨付きカルビは今まで見たことのないほど大きな物で、はさみでチョキチョキ切ってから

網にのせてくれる。おいしかった。満足満足!

 

水原の街も歩きに歩いて、くたくた状態。久しぶりで小山登りもしたし。

それにしても、天気が良くてよかった。半袖で暑くもなく寒くもないさわやかな季節。

…絶対にお勧めしません。真夏炎天下の城壁歩きは、バテル事間違いなし(^^;)

 

仁寺洞

これは「イサドン」と読む。

ここは、昔ながらの建物があったり、書道、韓国和紙、アンティークの箪笥や家具などの店が集まっている街。日本でいうならば、鎌倉の「小町通」の雰囲気。

このアンティークな雰囲気のせいか西洋人が目立つ。

私たち日本人にとってはたいして新鮮な感じはしないけど、やはり西洋人にとっては魅力的なんでしょう。ただ、メイン通りをちょっと横に入って見たらビックリ。

素敵な「茶店」が一杯。ここには、韓国式旅館や民宿街もあり、いつか冬にここに来てオンドルのある韓国式旅館にも泊まってみるのも面白いかもと思った。

 

地下鉄構内などで売られているミニカステラを買う。これで2回目。中にカスタードクリームが入っていて、おいしい。特におまけにくれたりする焼きたてはメチャおいしい。

 

東大門市場

何で、海外に来るとこんなに元気なんだろう?

朝から歩き回ってくたくたになっている夕方なのに、まだ歩いてる(^^

我が家の運動不足解消策は、海外旅行にかぎるかも。

東大門市場は、南大門市場と並んでソウル2大市場のひとつ。

昔ながらの露店は減り、ビル形式になっている。

どこのビルでも同じような物を売っていて、そんなに目新しい物は無い。

ただ、日本ではありえないのは、雑貨鞄等を売る店の店頭には、必ずといってよいほど

ブランド品の日本語カタログが置いてある。そこの前を通ると「ヴィトン?シャネル?」

と声がかかる。もちろん、この手のブランド品はよーく出来たにせもの。

当然、税関で見つかれば違法な品々。値段は本物の10分の1ぐらい。

私は、本物を持ってないから偽者と本物のどこが違うかわからないので、この値段なら欲しいなぁ…という気もちょっとはする。

でも、やーめた! だって釧路に来てから着飾ってお出かけする場所も無く、パンプスすら履いてない…。どうせならシャネルのマークの入った「長靴」でもあれば菜園の作業にいいかもしれない…なーんて(^^

 

特に買いたいものもないので、「あわびのお粥」と「フルーツアイス」を食べてホテルに

帰還。この日も14時間ぐらいは出歩いていました。

いつもなら両替したお金を全部使い切ってしまうのに、まだ4000円も残ってた。

え! いくら両替したか知りたい? 2人合わせて2万円でーす!

これだけ2日間、出歩いて食べてこの金額は安い。

でも、ゴールデンウィークのこの時期の旅行代金を考えると1日一人当たり6万円?

ぎゃぁーーーーーー☆

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