5月3日

あちゃ・・・また天気が・・・。風も強い!

「青島」=青い海と青い空のイメージなのに、白い海と灰色の空じゃねぇ・・・。

しかし、そんな事言ってる場合じゃないですね。

丸1日あるのは、今日が最後。何としても「労山観光」に!!

天候なんて気分の持ちようです。なんでも、ポジティブに考える方なので。旅行中、ネガティブな事言ったら気分が暗くなりますよね。だから、私達は、どんな事でも不満は言いませんよ。ベトナムのホテルに泊まった時に、浴室がカビだらけでも、「市街地から離れてるホテルより便利でいいねぇ・・・!」って言ったぐらいですから^^;。

 

朝食の後、バスで駅に。225便に乗ったら桟橋でUターンしちゃうようで、駅に行くなら降りろ・・・との合図。そんなぁ・・・。駅に行かないのぉ・・・。って思ったけど、降りるしかない。

降りたら、なんとすぐ目の前に旅行会社が。しかも「労山1日遊・・・」って言うバスも停まってる。「労山観光に行きたい、いくら?」って聞いてみると「85元」と。

やっぱり、統一値段なのかしら?って思いながら「何時に戻ってくるの?」って聞いたら「4時」。駅付近の旅行会社で尋ねた時は、8時出発で戻りが6時だったのに、ここは9時出発で4時ということは3時間も短いけど、天気もよくないから充分かと。

バスには、1組の家族と、もう一組カップルが。9時に出発して、ガイドさんがずっとしゃべっていたけど、もちろん全くわからないので、うとうとと。

これが英語とかなら勉強になっていいんだけど、中国語じゃオテアゲ!

でも、このガイドさん、片言の英語は出来たので、かなり助かりました。以前、万里の長城ツアーに参加したとき、誰も英語をしゃべれず、バスを降りるたびにノートに何時に戻ればいいのか聞いたりしたので。

最初に到着したのが南の方にある「太清宮」という道教寺院。「この木を2回なでると願い事が叶います」とかそんなことだけわかったけどあっという間に出てきました!

入場料が15元! しかも、この労山地区に入るだけで一人50元かかります。この費用はツアー代に含まれていますが、山に入るだけで50元はすごいですよね。

上高地、尾瀬、富士山、みんな無料なのに。観光客からお金を取ってその費用で、整備するというのはわかるけど、地元の人がちょっと行こうと思っても、行けないですよね。

その中の寺院も別にお金がいるし、トイレだって有料です。

 

さて、ここで問題発生です!

何でしょう? ツアーで一緒のカップルのうちの女性が、ガイドさんにガミガミ大声で怒っています。それも、20分ぐらいずっと!!ガイドさんもかなり言い返しています。

中国語で怒鳴りあってるから全くわかりません。・・・で、その女性のご主人か恋人と思われる北京から来たという英語が話せる男性に「何のことでもめてるの?」って聞いてみたら、「この後の予定のことで」との事。

私たちも、そのことは気になっていたんですよね。10時半にこの「太清宮」に着いて、観光してまだ11時半になっていないのに12時半にこのバスに集合って言うから、もう昼食の時間をとるのかなぁ・・とは思っていたけど、その後どこに行くかは私たちは中国語がわからないからわかってないだけだと思っていたら、バスでも説明がなかったらしく彼女が聞いてみたら、この後、歩いて、滝などを登って3時ごろにバスで市内に向かうとの事だったと。

えっ? これには、私もビックリ! 1日周遊ツアーだと思ってたので。

労山には北ルート、南ルートとかいろいろあり、2箇所からはロープウェイもでてるので、

何箇所か回るんだと思ってました。コースを確かめてないのも悪いんだけど・・・。

ロープウェイは片道20元往復40元と高いけど、もともと登山をする気もない私たち!

ロープウェイに当然乗るつもりだったのに、その搭乗口には行かないことが判明・・。

一番見たかったのは、岩肌に漢字が書かれている東ルート「太平宮景区」だったんですが。

 

ただ、駅方面から出ている1日ツアーには、この南ルートだけを行くものが多いようですね。

8時出発6時戻りの長時間のツアーだったら、もしかしたら北ルートにも行ったのかもしれませんが。でも、登山する為に時間がとってあるだけだったら、もっと時間もてあましますね。

ガミガミ抗議していた女性も諦めて、12時半から徒歩で、海沿いを歩いてから、滝まで登りました。自力で。滝から上にはさすがに行きませんでしたが。夏だったらしんどいですよ!

でも、きれいなところでした。ツアーに参加していなければ、ここにも歩いては登らなかったかもって思えば、良しとしましょう。幸い雨も降っていなかったし。

ロープウェイに乗りたい人やクラウンプラザから直接行きたい人は802や304番のバスに乗れば、片道8元でいけるようです。入山料50元などはやはり必要ですが。

どっちがいいでしょうね? どうせ聞いてもわからない中国語ガイドなので、個人で行くのもいいかもしれないけど、ちょっとでも中国人と交流するには、現地のツアーに参加するのもいいと思います。

旗を持って歩くガイドさんのすぐ後ろについて行くのも楽しいものです。ものすごくこの言葉のわからない日本人の事を気にかけてくれます!もちろん日本人ツアーでは、勘弁ですが!

  

  

労山南ルートなかなか風光明媚なきれいなところです

 

ツアーバスを途中で降ろしてもらい、「八大関景区」に。

その地区には旧ロシア領事館の「花石楼」という建物があり、有名なようなので、見学!

その中の庭園では、結婚式のカップルが記念写真をあちこちで撮っていました。

しかし・・・皆さん、すごいポーズ! まぁ、一生に一度だからどんなポーズとろうと、周りのことなんか気にする必要もないですし、いいんですよ。でも、なんか見ている方が照れちゃいました! カップルの乗る車はお花で飾りつけられてます。旅行中よく見かけました。

  

  

モデルになったつもりで? 見つめ合う2人。人の好みはそれぞれ^^;。

 

さぁ、おなかもすきました〜。・・で、青島最後の晩餐はやはり「海鮮料理」ですよね!

海天大酒店となりの「順峰」へ。6時前だったのに結構混んでいて、雰囲気もなかなか。

レストランの真ん中に大きな生簀があって、そこから注文も出来るし、他の料理のサンプルもズラーッと並でいて頼みやすいレストランです。

まず、最後の晩餐は豪華に・・・と言うことで、生簀から蝦を注文。500グラムで138元だったので「半」と言って、250グラムにしてもらう。

次に目に付いたのが、上に並んでいた、「赤貝」。1個20元するけど、大きくて立派!!

「これは、炒めるの?」って聞いたら、「刺身」と。

あらまぁ・・・日本語が出てきました。その「刺身」という言葉を聞いた瞬間、中国で生ものは・・・と言うことは頭から抜けて・・・「なーんだ、日本人がここで刺身で食べてるのねー」っと勝手に解釈。・・・で、1個を刺身で注文。その横にあった、大きなウニ(9元)も1個注文。

「刺身」この店で通じた唯一の日本語でした・・・。英語も通じません。

あと、水槽から「伊勢エビ」の小さめのを1匹。これは、500グラム170元だったかな?

選んでもらった1匹で137元。

メニューから「北京ダック」一皿(28元)、麺類一皿(18元)。後、何か野菜をと思い、「有没有空心菜(空心菜ありますか)」と聞いたら、あったので「小皿」で注文。

この中国野菜は大好物なんです。にんにくで炒めて出てくるんです、いつも。

さて、まず1個の赤貝のお刺身がガラスの大きなお皿に、申し訳なさそうに乗って出てきました。スプーンで食べる生うにも。ちゃんと刺身醤油とわさびも出てきたので、お刺身で食べる人はかなりいるんでしょうね。

ボイルだけした蝦は最高ですねー。殻をむくのはちょっと面倒だけど、ぷりぷりした食感の蝦で、おしょうゆをつけて食べるとおいしかったです。伊勢えびは、半分になって、にんにくがみじん切りで上に乗って焼き上げたものが出て来て、おいしいけど、あっという間に食べちゃう感じ。安くておいしくて感激したのは、北京ダック! ジューシーで最高でした。

これで、腹八分目。あと、野菜をちょっとと麺を少し食べれば、満腹に・・・。

ってなるはずのところに、大皿で2皿登場!!

「うっそー・・・小って言ったのに・・・」と思って「これ小?」って聞いたらそうだと・・・。

少し食べて、もうおなかいっぱいで、残すことに・・・。

まぁ、いいでしょ。目的は海鮮だったんだから。合計346元。2人で、5000円弱。

伊勢えび食べてこの価格なら安いですよね。

お酒を飲んでも、このレストランなら2人で500元はしないのでは?

   

生簀の中から自分で好きな海鮮をオーダー。夜のネオンが華やかなレストラン「順峰」

  

「赤貝」「うに」「北京ダック」「海老ボイル」「伊勢海老」「空心菜」「ビーフン」「烏龍茶」を注文

 

さぁ、お腹もいっぱいになったところで、マッサージをしてもらいに、シャングリラホテルの近くにある「人名足部保健中心」に。このマッサージ店を選んだ理由は、中国青島オンラインの情報の中で金額も書かれていて、尚且つ、ホテルで入手した日本語情報誌「Qingdaonavi」の中に10%OFFの券もついていたので。

メイン通り「香港中路」からでも、このマッサージ店の看板は見えるのでわかりやすいです。

中に入り、まず通されたところは長いすが3つある個室。

Qingdaonavi」を見せて「全身マッサージ」と言うと、診察室のようなベッドが並んでいる個室へと移動。着替えてと渡されたのは、主人は甚平の上下のような服で、私は、何とパジャマ。

人間ドッグで着るような、パリッとした着替えを想像していたので、いかにも誰かの着古したパジャマ・・・のようなものにちょっとビックリ。

まぁ、いいんですけどね。

マッサージは、最近物価の安い海外に行くと必ずトライしていますが、いつも「足裏マッサージ」のみでした。全身は足裏だけに比べて高いというだけの理由でしたが、ここは、足マッサージが80分78元、全身マッサージが60分88元とあまり変わらない気がしたので。

全身マッサージよかったです!!10%OFFなので80元(1120円)

ただ、全身マッサージが終わった後、「足OK?」と聞かれます。

全身マッサージで唯一マッサージをしていない足裏のマッサージを勧められますが、ここからはまた別料金です。気持いいからついでに・・・となる日本人多いんでしょうね。

私たちはもちろん、断りましたが。

しかし、初めはうつ伏せで、そのあと仰向けのマッサージを1時間1120円でしてもらえるなんて日本ではまず無理ですね。1時間なら5-6000円はしますよね。

でも、中国には、もっとマッサージ天国の都市があります。「大連」です!!

足裏マッサージ店が競合しているのでたしか、40元ぐらいで40分のマッサージが受けられたと思います。時間から換算すると「青島」と同じぐらいなのですが、40元でしてもらえるのでもっと気軽に毎日でも通ってしまいます。

昨夏行ったクアラルンプールも安かったですよ。

この「人名足部保健中心」は、もらってきた案内書を見るとチェーン店になっているようで、北京や上海にもあるのですが、値段が青島よりも高いです。

現地に住んでいる人や何回も通う人向けに最初にお金をある程度払ってVIPカードを作ってもらうと、全身マッサージ88元が65元で青島では受けれるようです。

マッサージ店というと、大連とかでは足裏だったせいかいつも男性や年配のおばさんとかだったのに、ここは若い女性でした。・・・日本人の男性の「じゃぁ・・・ここにしよう!」という声が聞こえてきそうですね(^^ゞ・・・でも、あくまでも私たちがそうだった・・・というだけかも!

さぁて、体も軽くなったところで、夜の街を歩くと大きなこんな看板が。中国にいるんだなぁーって言う実感がしますね、こういうのを見ると。10年前の中国なら、大都市でも歩道があまり整備されていなかったりして、歩きながら日本じゃない実感がいつもしていたのですが、最近の大都市はきれいに整備されてきて、建物も近代的な高層ビル群の中にいるとここが中国ということを忘れそうになったりします。

ただ、車も人も信号を守らないという点ではかなり日本と違うので気をつけないと危ないです。この短い旅行中でも、4件も事故を目撃。いずれも車同士でしたが、フロントガラスが粉々だったり、側面がかなりへこんだり・・・。

青になっても、車が突っ込んでくると考えながら渡らないと大変です。しかも日本とは逆方向からね。右側通行なので。

 

中国ではCDも安いです。日本人歌手のも多少はあるので前回大連でも買ってきたのですが、やはり好きな歌手のCDでないと、安くても結局聴かないですね。

今回は、クラウンプラザ横のジャスコから駅行きのバス停に行く為に渡る地下道の中のお店で「女子十二楽坊」のCDだけ買いました。2枚組みで15元!

もし、興味がある人には、日本に帰ってから録音してあげればいいから・・・と思って1組しか買ってこなかったのですが、考えてみたら、CD-ROMMDなどを買って録音するよりも買ってしまった方がジャケット付きだしずっとお得でした・・・。残念!

 

さて、ちょっと元も残っているから、中国青島オンラインのレストラン情報の中にあった、クラウンプラザホテル近くにあるマンゴープリンとエッグタルトがおいしいという「避風塘」へ行ってみることに。私は、タルトの中にカスタードクリームが入っているエッグタルトが大好きで、ジャスコの中のケーキ屋さんでも1個4元で買って食べていました。

他の都市では1個2元ぐらいでも売っていたけど、青島で見かけたのはジャスコの中ぐらいだったので楽しみにしていたのですが・・・探してもあるはずの場所にない・・・。

人に聞きながらウロウロかなりしてわかったのは・・・点心と中国茶がおいしいという「避風塘」

はなくなって、普通の海鮮などを扱うレストラン「上海人家(family)」というお店に替わってしまっていたということ。確かに写真の建物も同じですが、看板が違いました。

中に入って尋ねてみたら「チェンジ」したと。

残念ながら、最後のデザートは、食べられませんでした。まぁ、カステラのようなお菓子や街角で買ったチェリー、冷蔵庫にはジャスコで買ったフルーツゼリーも入っていたので、充分でしたが。

そんなこんなで、ホテルに戻ったらやはりこの日も10時過ぎ! 遊び過ぎだって?

この夜は、翌日あんな事になるなんて予想だにしていませんでした。てへっ!

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