「なーんにも見えないよ、真っ白だ・・・」ではじまった2日目

  

朝目がさめると窓の外は霧で真っ白だった。

テレビ塔はおろか、労働公園も全くみえない。

 

エグゼクティブ専用フロアで朝食。

 小龍包からスモークサーモン、ケーキまであるので、ついつい一杯食べてしまう。

 でも、ここのフロアより下のカフェの方がもっと種類が多い事がわかりその次の朝からは

下のカフェで。静かなのはエグゼクティブ専用フロアだが。

 

今日は、是非10元CDB級タオル、花市場を探そうとすぐに出発。

大連のホームページとしてはものすごい情報量でとても役立った「看看大連」

の作者から頂いた情報では、「裕景商城」の電脳売り場に10元CDが売っているとの事。

ここが意外とホテルからすぐのところだった。

まず一番手前の売り場がなんと、花市場だった。

「ダーリンと大連」というやはりお世話になったホームページによると花市場は

「人民広場の裏」との事だったが、ここにも花市場があった。

日本で買えば、200円はしそうな、きれいな白のカラーが1本2元。

わぁー――、とうれしくなるが、まだ2日目。

なるべく最後に買った方がいいので、今日は見るだけ。

 

 

大連ではCDが安い。

電脳売り場に到着。

体育館のようなスペースに小さなブースが一杯。

どこもにたようなCD,DVDを売っているようだったが、

その中のひとつの売り場で「日本のCD」コーナーから物色。

日本のCDコーナーはそんなに広いスペースではなかった。

浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、倉木麻衣など今はやりの歌手は結構あったが

ユーミンやサザンなどは見当たらなかった。

はい、そうです。あゆ、ヒカルより、聖子ちゃんの世代です。

どれもケース入りは1枚10元、ケースなしのCDは1枚6元だった。

 

選んでいる時、隣で「ピエンィー」という言葉を耳にした。

この中国語は、私の知っている語句の中にある重要なフレーズ。

そう「まけて!」である。

「え!この1枚10元のCDもまかるのか・・・」っと耳ダンボ!

「スーシークアィ(40元)っと店員が言った。

隣の客の手には5枚のCD。 目を見張る。

隣の客が50元札を1枚渡す。そして・・・店員は10元渡した。

なるほど、5枚で40元か・・・。

そこで、5枚のケース入りCDと4枚のケースなしCDを店員に手渡す。

計算上は、5枚×10元 プラス 4枚×6元 =74元。

先ほどのディスカウントを見ていたので

「ピエンィー」と言えば、60元ぐらいになるかなぁ!って思ったけど、そうは甘くなかった。

「xxxxxxxxxxx」って言っている。

すかさず適当に「ターマイラ ウージョン スーシークアィ」(彼5枚40元で買った)

・ ・・・めちゃくちゃ中国語!で言ってみると

「あれは、中国の歌手のCD。日本のはまけないけど私の気持ちで70元」っと。

私の選んだ中には、イーグルスなど日本の歌手でないのも入っていたが、

まぁ、しょうがないかと妙に納得して4元だけまけてもらった。

帰国してから聞いてみたら、音質には問題ないのだが、音飛びするものが2枚あった。

当たり外れありってとこかなぁ・・。

 

  

タオル屋さがし!

 

この後、お目当ての日本向け高級タオルのB級品を目指して、勝利市場へ。 

お店の名前は「Blue field」

でも、探しても、誰に聞いても「ブーチィータオ(知らない)」ばかり・・・・

根性で捜していると、壁の案内図に中国の漢字で「藍之野―毛巾」

「これだ!!毛巾はタオルだ」

HP「ダーリンと大連」のふぇんふぇんさんからのメールに

地下一階「藍色之野」だったかな?っと書いてなかったら判らなかったと思う。

中杯(杯の左は王へん)08号と言う場所だった。

すごくわかりずらい場所にある小さな店だった。

一番のお目当ては、シルク100%のローラアシュレイのタオルハンカチ。

ありました! 1枚、7元。

帰国してからデパートへ見に行ったら、日本のローラアシュレイでは、1枚500円。

「Blue field planning in Japan、 made in China」という裏に張ってあったシールはなく、

日本語で「シルク100%」というタグがついていた。

made in China がない方がいいということかなぁ・・・

B級品とはいっても、よほどよくみないと判らない。

そのほかにも私好みに柄のフェイスタオルを買占め!・・というか、気に入った柄のが数枚しか

なかったので。1枚7元。ELLEのミニタオルハンカチは1枚4元。

 

昆明市場の入り口にも同じ店があると聞いていたので、最終日に行って見たが、

そこのシルクタオルハンカチには「ローラアシュレイ」の刺繍がしてあるものはなかった。

BlueFiledは、大連に9店舗もあるようだ。

大連に住んでいたら、ちょくちょく行ってしまいそう。

ただ、この店に限らず、デパートの高級タオルも日本で買うよりかなり安いので

中国らしいお土産と言う事に限らなければ、軽くていいお土産になると思う。

最近、100円ショップで、アジア各地のみやげ物を一杯売っているので

かえって、日常生活に使えるもののほうがお土産にもらった時喜ぶ人も多いのでは

ありません?

コアラのぬいぐるみとか、観光地のキーホルダーとか、もらったものだから捨てられないけど・・・

っていうお土産。

まぁ、タオルも余ってはいるだろうけど。

 

 

大連港

 

一度、ホテルに戻って、収穫品を置いた後すぐ、タクシーで大連港へ。

戦後大勢の日本人が必死の思いでここにたどり着き日本行きの船に乗り込んだ事を考えるとなんと 

なく感慨深い場所と思える。

つい最近NHKで、中国満州に渡ったかなりの日本人のうち若い男性はシベリアに強制連行され、

小さい子供連れの母親がこのままでは子供が死んでしまうと泣く泣く中国人に自分の子供を手渡し

その子供たちが中国残留孤児となった過程を振り返る番組をみたばかりだったので余計にそう思

ったのかもしれない。

 

いまは、ここからかなりの中国産海産物や最近輸入規制で問題となった「ねぎ」や「しいたけ」

が荷積みされているのだろう。

この前新聞に「最近中国大連港から輸入品のコンテナに潜んでの密入国が後を断たない」

とも出ていた・・・。

 

ターミナルを行けども行けども、外に出れない・・・。

岸壁も完全立ち入り禁止。

これでは、大連港を一望できないので、地球の歩き方に出ていた

向かいの「大連公務局」に行って見る。

入り口にも中にも何の看板もなし。

「今日は、だめかなぁー」と思いつつ、警備員のような人に

「クーイーシャン?(上行ける?)」って指差してみたら、どこかに電話している。

OK」っと。

でもエレベーターの電気はついてない。そこへカメラを持った人が現れ、エレベーターを動か

し一緒に乗り込んでくる。

 

「も・・もしかして、記念撮影勧められる?」ってちょっと・・・・。

でも、屋上に着いて勝手に写真を撮っていたら、その人は何も言わなかった。

が・・・いつの間にやら、お土産屋に電気がつき、数人の店員が現れている。

「絵葉書どう?」っと日本語。

そうか、普通は日本人の団体ツアーが来る時間だけ開けているのかぁ・・・。

「いらないです」といってエレベーターに乗ろうとすると

「ここ有料 一人6元」

やはりそうか。ガイドブックには一人5元と書いてあったので、どこにも入場料がかかれていない

のは変だと思っていたが、帰るときになって言うなんて!

でも、ちゃんと6元と印刷されたきれいな切符を渡してくれたので間違いはないようだ。

 


星海公園

 

 

大連には海岸線沿いにいくつかの景勝地がある。

パンダは北京動物園で見たし、水族館も日本で結構行ってるしなんと言っても入場料がみんなか

なり高い。30元、40元とか。

いつもあっという間に現地値段になれてしまう方なので、日本円で、500円以上もするところに駆け

足で行って見る気がしない。

でも時間があまりないが、どこか1箇所ぐらい入ってみようということになって

はじめは「虎灘楽園」に行って、虎の銅像?の前で写真でも撮ってこようかと思った。

ちょうど「801循環観光バス」が停まっていたので、

「虎灘楽園?」って運転手さんに聞くとどうやら「大連駅で乗り換え」

っと言っている。

このバスは一人2元の支線の方だった。

でも、星海公園まで行ける様なので目的地を「星海公園」に変更!

だって、「虎灘楽園」まで行っても、入場料40―80元をもしかしたら払わないと

虎さんに会えないのかも・・・って思い始めたので。

 

運転手さんに「星海公園」って言って、2階席へ。

しばらくのんびりと車窓を楽しんでいた。すると・・・なんと運転手さんが2階まで登ってきて

「ここだ、降りろ」って言うような事を言っている。

なんて親切な運転手さん!

わざわざエンジン停めて、2階の私たちの所まで教えに来てくれたのだった。

 

「星海公園」は結構混んでいた。

まぁ連休中ということからすれば当然かもしれない。

大連の街中がそんなに混んでいないので、2年前の上海の「豫園」、去年の北京の「万里の長城」

の山手線のラッシュアワーのような混雑からすれば大連はどこも混んでいなかった。

帰りのバス停を探していると「日本人?」と言う声が。

「そうですが・・・」

若い男性2人。今までの海外旅行の経験から日本語で向こうから話し掛けられた場合は、

99%お土産屋さんか自称ガイド人。

でも、この2人は大連外国語学院で日本語を習っている学生で特に裏もなく、

逆にバス停を探していた私たちの手伝いをしてくれただけだった。

バスの中では雑談。

まだまだという感じの日本語だが、日本の首相の名前を知っていたのには驚いた。

小泉さんに代わったばかりなのに・・・

え!中国の首相は・・・・

彼らたちがどこに行こうとしていたのかは不明だが、なんと私たちのホテルに一番近いバス停

まで一緒に乗って、同じところで降りていった。

なんと親切な学生たちなんだろう・・・。

日本に留学したいといっていた彼の夢が実現するのはいつの事だろう。

 

今日の夕食はふかひれスープがおいしいという「氾源楼(ホエ ユエン ロウ)

この情報は、大連に現在も在住していると思われる著者 江原みちえさんの「秘密の大連」から。

この本は唯一大連関係で購入した本。読みやすい本だ。

ガイド類は、買ってもどんどん情報が古くなるだけなのでいつも図書館頼り!

メニューを見る。店員は英語が全く通じない。

ふかひれ38g入りー38元のスープ2つはすぐ決定。

あと、三鮮水餃。

これが、1斤38元。その後に60个と書いてあるので、500gで60個ということだ。

とんでもない・・・。そこで、3両(150g)注文。

あと何か野菜を食べたかったので、私の好きな中が空洞の中国菜を「有没有空心菜」

ってメモに書いたら「有」っと言ってくれたのだが・・・・

出てきたのはやまほどのレタスのオイスター炒め。

レシートには「虫毛油西生菜」だった・・・・(虫と毛ではなく2つで一緒の字!)

 

おなかがすいている最初に出てきたせいもあるが、これが美味。正解正解。

次に出てきたのが、三鮮水餃。20個近く山盛り・・・・。

どうやら150gはゆでる前の重さらしい。

あんまり食べると、ふかひれスープが・・・って思った頃にやっとお出まし。

結果から言うと、ふかひれというより、くらげがいっぱいという感じ。

あのひげ状の物が殆どない…。本とは随分違う・・・。

スープの味はとてもおいしかったが。

メニューにそれらしきものは、これしかなかったし値段も同じだったのだが

違うものだったのだろうか?

因みにレシートには「菜胆翅」と。

合計、99.4元。でも請求額99元(1,500円)

 

中国値段はアバウト?

 

このレストランのみならず、ここ大連では小数点以下は四捨五入らしい。

元の下にはれっきとした、角と言う単位があり紙幣もコインも有る。

それなのに、いろんなところで省略されているのだ。

スーパーなどは違うようだが。

例えば、タクシー。ガイドブックなどにも、

「8元ちょうど出さずに10元札を出すとお釣りが来ない事も有る」なんて書いてあるので、

いつもちょうど8元を渡していたが、初乗料金を過ぎてメーターが、10.4となっていても10でいい

というし、9.8だったらお釣りはない。

 

日本円で1円でもきっちりと払ったりお釣りが来る事に慣れているので、何か変。

1 10.2元のメーターで、2角を探して渡したら、笑われた!

それにしても、小数点以下はアバウトかもしれないが、会計はとても明瞭。

頼んだ料理代だけ。

レストランのレシートを見ても、税金なし、サービス料なし、チップはいらない。

いい国だぁー。前からそうだった?それともたまたま?

お茶代も、おしぼり代もとられていなかった。

 

2日目の足裏マッサージ

 

タクシーで、中山広場へ。

ライトアップされていてなかなかきれいだ。

今日のマッサージやは、「D.Navi」に広告が出ていた中のやはり38元の

「舒苑健身美容センター(友好広場、進歩映画館隣)」へ。

値段が同じということと、場所がすぐ近くだったので。

ここでも、「全身安いよ」っと言われたが、「足裏38元で」っと。

2階の4つベットがある部屋で1時間たっぷりと。

明るく清潔感のある部屋だったが、寝ている時に体の上に何もかけるものがない・・・

もちろん寒くはないのだが、なんとなくさびしい気分。 

と言うか、真夏でもお腹の上だけでもタオルケットなど何かのっていないと落ち着かないって言

う雰囲気。判ります?

 

でも、スタッフは感じがよくて一生懸命やってくれました。

私たち以外、帰るときも客がいなかったのだけどやはり、日本人の口コミが違う店にいっているから

かなぁ?

場所は便利だと思うし、美容院も併設されているので奥様シャンプー、ブロー(40)

ご主人マッサージって言うのもいいと思うけれどなぁ。

 

友好広場のWillium Caféで、カスタードパイ(13)を購入。

これがまた、美味。でも、次の日にまた行ったら

「今天没有」って言われたので毎日あるわけではなさそう。

 

 

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