ひとり言・・・と言うか、ここは夫抜きでの海外旅行記のコーナーです! |
2014年1月 南イタリア 8日間の旅 |
「アルベロベッロに行ってみたいわ」と数年前に最初に言ったのは義母です。
「それどこですか?」 「南イタリアよ」 それまで聞いた事もなかった、世界遺産の街です。
それから2年ぐらい経ちました。 知らない内に私の母も「アルベロベッロに行きたい」と言い出しました。 きっと、母親同士で話したんでしょう、2人で言えば一緒に行ってもらえると思って(笑! はい、3年前にはエジプト(あのデモに巻き込まれてカイロ空港で夜を明かしたツアー)、去年の1月には、ドバイに4人で行きましたから。
そこで今回は先進諸国には興味がない夫なしで、私と同い年の義妹の4人、つまり2組の母娘で行こうと思って某ツアーに申し込みました。 ところがそのツアー、人数が増えず・・・催行決定にならず、その内に義母が他のツアーパンフの中の「東フランスの可愛い村巡り」と言う3月出発のツアーに興味を持ち申し込み。
中々可愛いツアータイトルですよね? そっちの方が楽しそう〜って思いましたが旅行業界は1月が一番の閑散期で出掛け易いので 「どうする?」「どこに行く?」と母に聞いたら成田から出られるのならどこでも・・・と^^。
そう言いながら、既に興味を持っていたので、アルベロベッロも行ってみたいわ・・・と。 ニュージーランドのツアーなども見ていたのですが^^;。 一度興味を持ち始めると、絶対行きたかったわ・・と後々なると思ったので、 既に催行になっている(お得なツアーで初めに検討はしたのですが乗り継ぎ便ということでやめた)ツアーに申し込み、今回は母と2人で行く事に。
年を越して、1月。 何を心配したかというと、インフルエンザ、ノロウイルスが流行の時期。 どっちかが、罹ったらどうする〜?ですよね。 まぁ、元気なうちに当日になりました。
でも、80歳を超えてひとり暮らしの母。 ちゃんと成田空港に現れるか^^;? 朝電話すればよかった〜なんてちょっと思いましたが、ちゃんと集合場所に私より先に来ていました^^。 まだ大丈夫なようです!
格安ツアーなので、飛行機は乗継便のはずでしたが、ラッキーにもローマ直行便! 午後便に乗ってその日の夜にはホテル入り。 ホテルに着いたら寝られるのは楽ですね〜。
翌日は午前中掛けてお決まりのローマ市内観光。
わかります? もちろん「コロッセオ」ですが、一番右の写真、、まるでピサの斜塔〜! 母が撮ると(必ずと言っていいほど)斜めになります(笑。 だから、嫌がるんですよね〜。 デジカメだから失敗してもいいから、練習〜!!っていつも言うんですけど^^。 まぁ、私の写真はあまり要らないのでこれ以外頼みませんでしたが。
ここでは全員で団体写真も撮りました。 「このツアー中で1回だけの記念写真、1枚18ユーロか、2000円」です、と写真屋さん。 う・・・高い・・・ 国内だと、1000〜1300円ぐらいです。 でも、どこでも買う人(写真屋さんにとっても旅行会社にとっても貴重な人)が数名はいます。
うちの母もその一人(笑。 「要らないんじゃない〜」って言っても「毎回買っているから〜」って。 しかも、日本円は一万円札以外持っていない=ユーロ支払い=2610円 あ〜ぁ、この(馬鹿でかい)(知らない人オンパレードの)団体集合写真、ためてどうするんでしょうね(笑。
ここは「トレビの泉」
この泉にコインを後ろ向きで投げると「もう一度ローマに来られる」と言われています。 私は大学時代に1度来ただけですが、母は初めに父と、2回目は私の義母と(オリエント急行に乗ったんですよ〜)、3回目は姉家族と、そして今回は私とで実に4回目。 流石に石は投げませんでした^^。
映画「ローマの休日」で有名な「スペイン階段」 夏などはこの階段、観光客でびっしりなのに、閑散期はガラガラ! 掃除していたおじさんと記念写真^^。 上の広場では画家が絵を描きながら売っていました。 なんだかパリの感じですね
ローマの観光地はどこもスリがすごく多い場所です。 今回は35名のツアー客。 ごちゃ〜っているわけですが、その中を横切る人たちには要注意!!
添乗員さん「スリに注意して下さい、今来ていますよ!」 ツアー客「あ・・・ぶつかったと思ったら、カバンのファースナーが開けられてる〜!」って。
幸い中の物は盗られていませんでしたが添乗員が声掛けなかったら盗られていたかも。。
添乗員さん「みなさん、後ろ見てください、あの4人組はジプシーのスリですよ、いつもいるので顔知っています。大概抱いている赤ちゃんは人形ですから」と。 ん〜、、、パトカーもいるのに現行犯以外では逮捕できないんでしょうね。
日本大使館に行くと、毎日被害届を出しに観光客が並んでいるそうです。 せっかくの素敵な街なのにロシア、スペインほどではないにしても、物騒ですねぇ。 ただ、しっかり防備している人には近寄らないそうです。
日本のように安全な国は珍しいから海外旅行は気を引き締めて、ですね! 盗られたらその本人だけでなくツアーなので、他のお客様にも迷惑がかかります。 もちろん添乗員も大変〜(笑。
ランチは、ローマ市内で。 前菜がミネストローネスープ、セコンドと呼ばれる2皿目がペンネ、プリモと呼ばれる3皿目が豚肉のサルティンボッカ、それにデザートだったかな? イタリアでは似たような色柄、料理が多いので食事はあまり撮りませんでした^^。
レストランの陽気なスタッフ バスの中から雪山 トイレ休憩を兼ねた土産物屋 (なんだか横にはアメリカン〜って言う感じの店が)
ローマから南イタリア、プーリア州のアルベロベッロまで500キロ弱!! 遠いですよ。 でも、車窓を見ながら(仕事じゃないから何も考えずにバスに乗っているだけなので)ぼ〜っとしていたら結構あっという間^^。
きっと他のお客様は気がつかなかったと思いますが、トイレ休憩では高速上のガソリンスタンド併設の小さなコンビニ+トイレを使用せずにわざわざ一度高速を降りて近くに設けられた提携先のお土産屋さんに行きました。
国内ツアーだとお客様にはすぐバレます 「えっ? わざわざ高速降りるの?」 「お土産屋はもういいのに、サービスエリアのトイレでいいのにねぇ」って^^。
でも、ヨーロッパでのお土産屋さんでのトイレ休憩は大歓迎です! だって、日本と違ってヨーロッパの高速上のトイレは数が2−3個と少なくツアー客で長蛇の列。 お土産屋さんはトイレの数も多いし、見るお土産も新鮮だから、あっという間に20−30分経ちます。
午後からの移動なので、夜の8時にホテル到着。 アルベロベッロでは2泊です。 今回の目的地ですからここの天気が重要!!
ホテルで遅い夕食を食べ、、、普通は寝ますよね? でも、2日目の夜が晴れとは限りません。 ・・と言う事で、ホテルから歩いて街の中心部へ。母も^^。 流石に夜は寒いし、誰も歩いてないし〜、、、写真もブレブレ・・・。
ホテル近くで添乗員さんとドライバーさんに会いました。 「えっ、街まで行ったんですか?」と驚かれました^^。
事前にホテルから街の中心部までGoogleのストリートビューで予習をしていたから迷いませんでしたよ。 今回ほど、このストリートビュー予習が役になった事はなかったです。
スマホは持っていませんよ。 家で必死にあちこち見て頭で覚えましたから〜。 いやぁ〜世の中便利になったものですよね。 地図上じゃわからない事も、街中を自分が歩いているように、画面で見られるのですから。
さて、朝起きると・・・空は、曇り・・・ 白い空〜・・・ 雨こそ降っていないけど、、、アルベロベッロの白い壁のトルゥリに似合うのは「青い空」ですよ・・・ でも、天候はどうしようもないですからねぇ。。
現地ガイドさんの案内で街の散歩スタート! 歩きながら写真撮って、、、
30分ぐらいした時、なんと〜〜なんと〜〜青空が!! 一気にテンションUP!!
いやぁ〜、、、晴れ女の威力がここでも? 最初の30分の写真? もちろん全部消しましたよ(笑。 後は、アルベロベッロ滞在中ず〜っと晴れていました〜^^。
母、モデル座りです^^;。 こう見ると、81歳には見えないかも!
アルベロベッロはかなりの観光地です。 世界遺産になってから注目を浴びたようで。 でも、さすが閑散期。 殆ど観光客は居ません〜!
「陽子の店」と言うお土産屋さんがあります。 ここでは有名なお店! 日本人の陽子さんがイタリア留学中に観光で立ち寄ったお店の息子さんに見初められて結婚。
今回、陽子さん(右の女性)、ご主人、ハーフの息子さんにも会えました。 18歳の息子さんは、イタリア語と日本語のバイリンガル。今度陽子さんの実家(千葉)から日本の大学に通うそうです。 もう20数年、この街で暮らしているんですよね〜、彼女!
実は母の名も「陽子」(笑。 ここの陽子さん、日本からのツアー客をお土産屋さん兼自分の家であるトゥルリの中に案内してくれます。 台所、キッチン、彼女の寝室まで。屋上からの眺めもこの円錐形の屋根が大きく見えてなかなかいいです。 家の中はとてもモダンで結構大きいんです。
周りのお土産屋さんからは羨ましがられているようですが。 そうですよね〜、、、ガイドさんが日本人観光客はみんなここに連れて来てしまいますから。 山程、このお店で皆さんお土産買っていました。 結構リーズナブルでバラマキ用の安いお土産が多かったです。 陽子さん、しっかり(バラマキ用の土産が必要な)日本人観光客の事わかっています^^。
周りのお土産屋さんも日本語で必死に呼びかけていましたよ。 その中の元気なおばちゃんのお店にちょっと入って話をしました。 このアルベロベッロと私が添乗でよく行く岐阜県の合掌造りの家で有名な「白川郷」は姉妹都市なんだそうです!
確かに家の形はある意味では似ているかも^^。 日本の女優さんとかもこの店に結構来ていて日本語でコメントとか書いています。 この陽気なおばちゃん「日本にもう5回行ったよ〜」って!! ただ、この店の刺繍のタオルとかはイタリア製でいいお値段。
おばちゃん「これは偽物の安い中国製、これはイタリアの手作り・・・」って言われてもねぇ。 陽子さんのお店の安い中国製の布巾が売れていました^^。 ダイソーだって中国製とわかっていても安いから買う日本人の事をこのおばちゃんはまだ理解してないようです^^。
でも、とても愛想のいいおばちゃんでした。 本物のイタリア刺繍の布巾とかのお土産買うなら素敵なお店ですよ♪
アルベロベッロの街は小さくて、徒歩で充分回れます。 今回は現地ガイドさんと2時間の散策だったので、教会、市役所、広場、殆どのメインな所は案内してもらいました。
この左の耳たぶのようなパスタはアルベロベッロの名物で「オレキエッテ」と言うものです。 右のは骨付きの豚肉。
ランチの後は、この日は午後からフリー。 希望者は世界遺産の洞窟住居「マテーラ観光」へのオプショナルツアーへ。 トルコの洞窟住居と似たような感じだったし、往復3時間近くかけて1時間半の散策。食事なしで10000円。
参加しませんよ! 貴重なフリー時間!! マテーラに行かない人はアルベロベッロでゆっくりしている人が殆どですが、既に街中は一通り見たので、もちろん違うところを考えました。
ここでのフリー時間プランに渡航前かなり時間裂きましたよ。 まず、第一目的は、アルベロベッロ駅から列車に乗る事。
鉄子じゃないですが公共の乗り物大好きです!! 寝台列車が一番好きですが、それは無理。
半日でどこに行ける? 列車の運行状況は? 切符は当日買える? どこで降りる? 何がある?
疑問が一杯です。 夫との2人旅なら、行き当たりばったりで砕けてもOKですが、高齢の母連れなので。
初めは「地球の歩き方」に出ていた大きな街「バーリ」まで行こうかと思っていました。 でも、片道1時間以上の列車の旅。 それに到着しても港町。
そうしたら、あったんですよ〜、近郊でとっても素敵な街が、続々と。 現地イタリア在住の人たちが作るHPで情報を得て、選んだのがアルベロベッロから2駅(14分)の「マルティーナ フランカ Martina Franca」 ここの掲示板にはとっても助けられました! すぐに誰かが返事をしてくれて、、、しかも後でわかったのですが似たような質問が多い中でも丁寧に答えてもらえて感激しました!
・・・で、まずは、泊まっているホテルからアルベロベッロ駅へ。 事前にストリートビューで予習していたので殆ど迷わずに15分ぐらいで到着!
切符は駅員さんから直ぐに買えました。 駅員さん、英語分かるんですよ〜^^。
片道1ユーロ(約145円)。 往復? って聞かれたので、面倒なので往復買っちゃいました。
でも、乗る時も降りる時も誰も切符見てくれませんでした^^;。 まぁ、もし検札があってその時に時刻の刻印とかがないと罰金だそうですからちゃんと刻印もしましたよ(自分で) 列車はいろいろあるようですが、今回は往復とも赤のきれいな列車でした!
列車に順調に乗った時点で既に私のこの日の目標は80%達成! でも、ちゃんと車窓も楽しみましたよ。
「世界の車窓から」のメロディーを思い出しながら〜! 145円で列車に乗って、う〜ん、、、いい感じ♪
アルベロべッロの次の駅「ロコロトンド」の街もとっても素敵という情報があって、それが、下の左の写真。
駅を過ぎてすぐ左に現れます。 どど〜んって! 白い建物が丸くなっていてとても目立ちます。
ん〜、途中下車して寄っても良かったかな? この列車(SUD-EST線)は6時間以内なら途中下車OKと言う情報もあったし。
まぁ、今回は母連れですしね、無理は禁物。 だって、駅降りてもどこも旧市街地までは徒歩15分ぐらいは歩きますし、しかも駅からは登り道^^;。
マルティーナフランカ駅から旧市街地までのタクシーやバスの情報も教えて頂きましたが歩けると判断! ここでも、予習が物を言いました! 情報を得てストリートビューでしっかり見ていなければきっと駅前からの道で既に迷っていたかも。
第一「地球の歩き方」とか図書館から借りて来たどのガイドブックにも情報が出ていないから地図が全くないわけで〜。 もちろん、ネットでのある程度の情報は印刷していましたけどね。
途中で、イタリア人がよく食べるアンティチョーク等を売っている野菜屋さんをみて、15分ぐらいで旧市街の入口の門へ無事到着!
門の右脇には「インフォメーションセンター」があるという情報でした。 ありましたよ、でも、閉まっていました。。 はい、南イタリアには、まだシェスタと言う昼休憩の制度がしっかり残っていて、店・店・店、殆ど午後1時から夕方5時ぐらいまでシャッターも降ろしています! シェスタ時間は知っていましたが、ここまで閉めるの〜?っていうぐらいみんなしまっていました^^。
インフォメーションセンターまで締めなくてもねぇ〜。 まぁ、囲まれている小さな旧市街なので、適当にブラブラ〜〜〜。普通に皆さん住んでいます。 お店がしまっていても、素敵な旧市街の街の中の散策だから気分はるんるん!
地図もなしに、迷路のような住宅街を適当に歩き回っていたのに、ちゃんと門に出てきました! 迷ったら門の写真を見せて訪ねようと印刷して思っていたのに、、すばらしい〜〜!!
歩き疲れて、ギターを弾いていた若者に 「喫茶店ぐらいどこかにあいてない?」って聞いたら教えてくれましたよ^^。
観光客がいない街で「カプチーノ」と「ホットショコラ」でしばし休憩タイム。
・・という訳で、帰路もちゃんと(1時間に1本)の列車に乗り、アルベロベッロに明るい内に帰還! アルベロベッロも一部のお土産屋さん以外はスーパーも夕方まで締まっていたので、ホテルに戻りちょっと休憩。
2泊した「HISマジェステーホテル」は一応、ランクではスーペリア。 とんがり屋根のトルゥリ街までも徒歩10分かからない便利な場所。 今回の格安ツアーは、スタンダードホテルの予定でしたが、ラッキ〜!
冬なので、朝は7時過ぎにようやく明るくなり、夕方5時半ぐらいには暗くなります。 レストランはどこもだいたい夜の7−8時に漸くオープン。
スーパーには、生ハムのかたまりやら、チーズがいっぱい! ヨーロッパ人の朝食ってパン+カフェだけが普通です。 日本人が泊まるホテルはアメリカンコンチネンタルのブレックファーストとなっていますが、それでも、ハム、チーズ、フルーツ、シリアルぐらいの簡単なものばかりです。 焼きたてのクロワッサンは美味しかったですけど、サラダ系がどこもホテルでもなかったです。 イタリア人ってあまり生野菜食べないのかな?
この日の夕食はついていません。 オプションもなかったので、完全全員フリーなのですが、やはり「どうしたら?」と言うツアー客が出ますよね? だから、添乗員+ドライバーさんで前夜に近くのレストランに行って交渉したようでひとり飲み物付き20ユーロで希望者は一緒に食べに行来ました。
うちは行きません〜。 普通のレストランじゃつまらないですから〜。 地球の歩き方に載っていたトルゥリのレストランへ。
日本語メニューが置いてある観光客相手のレストランです。 だって、メニュー読めないと頼めませんから。。 それでも何にしようか困りました^^;。
一応、シーフードのパスタと牛フィレ肉をメインに頼みました。 、、、が、、、1センチもないパスタ? 噛みごたえのあるフィレステーキが出てきました。 一番美味しかったのは、別に頼んだグリーンサラダ! バケツのような入れ物にレタスだけ入っていまして。 いいんです〜、こう言うレストランで食べたかっただけなので! それに、オリーブオイル+塩でレタスを(馬のように)食べましたが、美味しかったです!!
2泊といっても、夜着いて3日目の朝発なので事実上はまる1日でしたがアルベロベッロを満喫!! もうこれで目的達成〜いつ帰国してもいいやぁ〜っていう気分(笑。
でも、ツアーはまだまだ続きます。
次は半日かけてバス移動して、ナポリへ! 朝食べてバスにずっと乗って、到着したら直ぐにランチですから〜。
でも、ここのランチは美味しかったです。 シーフードマリネのサラダ+ナポリタンスパゲティ+イカと海老のフリッター+デザート
そう、普通のスパゲティが一番! (わけのわからない分厚い耳たぶのようなパスタ、1センチもないパスタ、マカロニ系)より、普通のトマト味でホッ・・・と(笑。
午後からは「ポンペイの遺跡」観光です! 朝は曇で、この日の天気予報は「雨」だったのですが、ナポリに到着した頃からまたいい天気!!
ただ青い空に遺跡が映えていていいんですけど、、、現地ガイドさんの説明を聴きながらゆっくり歩くと、結構寒い!! これが、雨だったら〜風が強かったら〜、逃げ隠れする所がないですねぇ。
ベツビィオ山の大噴火で一夜にして6mもの灰の下に埋もれた都市。 巨大な神殿と浴場、コンサート劇場、、、日本がまだ弥生時代に築かれて繁栄した街だったとはとは、すごいですよね!
「秘儀荘」にも入場。ガイドさんの説明をちゃんと頷きながら新鮮な様子で聞いていた母。 私「前にも来たんでしょ?」 母「だけど、覚えてないし」
そうなんですよね、私もガイドさんの説明ってどこに行っても歴史関係は左から右の耳に抜けます、ハイ、、母の娘です^^;。
2時間の遺跡見物後は、(おきまりの提携店)カメオ工場+ショップへ。 カメオは貝細工ですよ〜。 こんな大きなほら貝から芸術品ですね〜。 買っている人もいましたよ、記念にね。 私? もちろん、トイレ休憩タイムです^^。
値段はピンキリ。 安いのは(新人職人の失敗作)10ユーロ(約1450円)ぐらいのネックレスからあります。
母「昔来た時、パパに買ってもらったのよね〜。10万円以上するカメオ」と。 でも、そのカメオのブローチ、いま行方不明だそうです(笑。 実家のどこかに埋もれているようですが、果たして見つかるのはいつのことやら。
「ナポリ」は大きな、港街。 バスの中から豪華な外国客船が見えました。 本当は市内で45分の散策時間が予定されていたのですが
添乗員さん「ドライバーさんからの提案です。市内はスリも多く危険なので、ちょっと写真タイムと車窓見学だけにして、丘の上からの風景を見に行きませんか」と。
誰も反対しなかったので、、、市内では15分の写真タイムだけ。
建造物よりもお店に興味が^^。 右はヌーヴォー城
素敵な港街なんですが、治安がローマ市内より悪いとの事。 写真タイムにバスを降りるだけなのに、ドライバーより「カメラだけにして貴重品全部バスの中に置いていって、見ておくから」と。
なんだか、それまできっちり抱えていたバック類をバスに置いておくのは大丈夫かいなぁ〜っていう感じでしたが、皆さん言われた通りカメラだけ持っておりました^^。 スペインでもそんな事がありましたけどね。
ひったくりまでする人は昼間は殆どいないようですが、今回のツアー客、海外旅行慣れしている人が殆どとは言えあまり言われると、フリーの日はどうするの?って心配になってきますよね。
今まで、私達はあまり被害に遭っていないとは言え、中国の万里の長城ではGWの満員ラッシュの様なコミコミの城壁で知らない間に肩からかけていたバックの中からセカンドポーチ盗まれていたし、上海でも電車の中でカバン切られましたけどね。 母たちは、シンガポールでカバン切られていてホテルに戻ってから驚いたようです。
鋭利なナイフで、カバンを横に切って中から財布を盗むのはよくある手のようです。 You-tubeで見ましたが、すごく簡単にスっていました。
ドライバーさんが提案してくれたベツビオス山が見えるポイント、夜景が綺麗でした! まぁ、今回のドライバーさんの提案は誰も反対しなかったけど微妙なんですよね〜。
ツアーではパンフレットに記載されている箇所には、余程の事情がない限り行かなければいけません。 「旅程保証」と言うのがあって。
例えばお客様から後で 「ナポリで45分の散策って記載されていたから、どこどこのお店に行って買いたいものがあったのに出来なかった」 とか言われる可能性があります。
添乗員がマイクで「皆さん、いいですか?」って聞いたとしても中々「いや、散策したいです」って言えないですし。 今回は、ナポリはどうでもいいと思っていたので、調べてもなかったから良かったです^^。
これが 「アルベロベッロでは半日フリーの予定ですが、街中は半日で回れますので他の時間に使ってもいいですか?」なんて聞かれたら、猛反対していましたから・・・私は残ります〜って(笑。
この下の3枚の写真は、どこかの食事の前菜と魚の唐揚げとデザートのパンナコッタです。 食事は、昼2回、夜2回以外付いていました。 ただ飲み物は別です。
ワイン、ビール、ジュースは3ユーロぐらい。中には、ジュースが5ユーロしていた時もあります。 ジュース代だけで750円。 日本なら安いランチなら食べられますね^^。 何も頼まないわけにも行かず、みなさん何かしら頼んでいましたけど。
イタリアの水道水は飲めるそうですが、レストランでは水はミネラルウォーターで有料です。 炭酸入りと炭酸なしの水がありますが、イタリア人には炭酸入りの方が人気だそうです。 私は、元々ジュースでも炭酸は嫌いなのですが。
ナポリのホテルは、街中から30分近く離れた不便な場所でした。 これは、安いということもありますが市街地には遠く周りに何もないので出歩けない=安全、、と言うことですね。 まぁ、夜に着いて朝に出掛ける=寝るだけなので、十分です。
ただ、、、、洗面所、お風呂のお湯がぬるくて、、、。。 バスタブがついていてもとても入れない温度。 でも、既にイタリアに来てから「部屋の温度が低い」「お湯が途中で出なくなる」と言う経験を何回かしていると特に話題にのぼりません。 もちろん、高いツアーで良いホテルだったら言うでしょうけどね。
言いましたよ、初日は。 今まで、各国どこに行っても、シャワーのお湯は最初は熱いのが出てだいたい問題なかったのですが朝もぬるいとね。 それに、部屋が寒い経験はあまりなく。 寒いといっても、室内計は20度なんですがホテルのレストランや廊下の温度の方が高いので寒く感じます。 日本人が寒がりのようですが。
部屋のエアコンの調節がわからず〜・・・。 フロントの電話番号がわからず〜。 添乗員に電話・・・・あ〜面倒な客になってしまった・・・(笑。
結局、添乗員さんが毛布を手配してくれました^^。 初日は他の部屋からも「寒い」「お湯がぬるい」と言う声がありましたよ。
これだから、嫌ですね〜、安いツアーの添乗は^^;。 国内でも同じ。 安いツアー=ホテルのランクが低い=お客様からのクレームが多い
まぁ、今回のホテルは、募集時のパンフレットに「バスタブがない部屋」と言う記載もあったスタンダードランクだったのに、バスタブがあってしかもどのホテルも改装後できれいだったので、最初の1−2日以外は(慣れもあって)文句も出ていなかったと思います^^。
特に、うちはどこでも周りより広い部屋で、ラッキーでした! 部屋割りは、ホテル側が名簿に割り振っているだけのようだったので、ラッキーが重なっただけのようですが、私たちが4つベットが置けるような部屋でお向かいは、スーツケースの置き場所もない小さな内側の部屋という事も。
「寒い」と言う申し出には、毛布の追加とかで添乗員も対応していましたが 「部屋パターンの交換は出来ません」とはっきり言っていました。 言い出したら、みんな言いますからね〜。
因みに、国内の場合もそうです。 ホテル側がツアー客用に必要な部屋数を用意するので6畳の小さな部屋で2人の事もあれば、ソファー付きの眺めのいい大きな部屋で2人の時もあります。 短期間だとお客様同士も会話しないですし、滅多に比べないのでわからないですが、わかるとたとえパンフレットに「部屋の広さ設備は異なる場合があります」と記載してあっても「なぜうちはこんなに小さいんですか?」とか言われます。 しょうがないんですよ、お客様運不運が世の中付き物です・・・とは言えませんが(笑。
さて、翌日は南イタリアらしい、アマルフィ海岸のドライブです! 朝ホテルを出る時は雨が降りそうだったのに、どんどん晴れてきました〜!! クネクネ道を中型バスでずっと走りました。
本当は、アマルフィの街中散策1時間も入っていたのですが、出発の1週間前に大雨で通行止めになったので、ポジターノの丘の先で折返す行程に変更になっていました。 出発の2日前に旅行会社の営業担当から 「アマルフィの街までは行けないので代わりにソレントの街散策になりますが、いいでしょうか?」と言う電話が来ていました。
最初は「え〜っ」と思いましたが、ソレントも「帰れソレント」で有名な街だし、いろんな旅行記にソレントの街の事が出ていたので、まぁ、いいかな〜ぐらいでした。
これが「アルベロベッロに行けなくなってしまったのですが・・・」だったら、どうしたでしょうね〜? キャンセルしたかも。 あのとんがり家のトロウリッを見るのが母の希望でしたからね。 パンフレット記載の重要な場所に行けなくなった場合は、大概直前でもキャンセル代無しでツアーキャンセル可能です。
アマルフィの近くに「エメラルドの洞窟」というのがあります。 カプリ島にある「青の洞窟」とはまた違います。 今回、エメラルドの洞窟に入場する予定がありましたが、白波の為こちらは直前連絡で入れなくなりました。 下の左の写真のように、晴天で波は穏やかでも岸壁に白波が立っていると洞窟内に小舟で入る事が出来ないそうです。
入れない場合は5ユーロ返金ってパンフにも書いてあったので、きっと入れない事が多いだろうと予想していましたが、やはり^^;。 まぁ、いいんですけどね。 添乗員は全員に返金&領収書発行の手間が増えて大変です。。
まぁ、わざわざ高速船でカプリ島まで渡って入れないのではなくて良かったです。 冬は、青の洞窟も入れる確率は低いですよ。満潮時やはじめからは入れないと分かっていてもわざわざ島までは行くようですが。
イタリアは狭い道路が多いので活躍しているのが、したの真ん中の様な2人乗りの小さなクルマ! 日本でもたまに見かけますが、イタリアでは結構見掛けました。
ソレントは崖の上にある街です。 上の右の写真のような街ですが、バスは崖の上の街で停車。 2時間のフリータイム。
ん〜。 崖の上だけ? 添乗員は「下の港には坂か階段で下って帰路はまた登るしかいけません」と。
この港からカプリ島行きの高速船が出ていますが、ネットで読んだ旅行記の港から見上げたソレントの風景写真が素晴らしかったんですよね〜。 その旅行記には 「わぁ〜、これがソレントの街! 行きたい〜、、、でもバスに乗るだけだった」と。
これを読んでいなければ街中散策して満足したと思うんですけど、、、、 地球の歩き方には「最近エレベーターが出来て片道1ユーロ、往復1.8ユーロ」という記載が。
添乗員に訪ねたら知らないと・・・。 そこで、フリーになってすぐに近くのインフォメーションセンターに行って尋ねたら 「エレベーターは夏季だけです」と。
がくっ・・・81歳の母には降りても登ってくるのは難しいだろうと・・・。
でもその後 「シャトルバスが出ていますよ、ここから」と地図をくれました!
ふふん〜、るんるん! とシャトルが出るという場所に行ってみたけど、そんなバスどこにもいない。。。
どうしょうか〜下る? でも登って来なければ・・・と思いましたが、いたって元気そうな母、どうにかなるだろう〜と坂をバンバン降りて、階段を下り、港まで行きました!
坂の途中から見た風景が左の写真で、右が港です!! やはりしたから見上げたソレントは素晴らしかったです〜! この崖の上に立つホテルの様子がすごいんですけどね^^。
行きは良い良い、帰りは〜と言う言葉がありますよね。 2時間のフリータイムとは言え、お昼も食べなきゃいけないから早々ゆっくりもしていられません。
港の駐車場のおじさんに 「シャトルバスがあるって聞いたのに、見つからなかったから歩いて降りてきたけど、登るのが大変そう〜」 って話しかけたら 「あるよ、シャトルバス」ってバスを指差してくれました!
しかも、その偶然話しかけたおじさん、シャトルバスの運転手さん。 ただ、カプリ島からのお客さんを乗せるとの事で、出発まで15分ぐらいあるとのこと。
いいですよ〜待ちましょう〜、、、と待ちましたが、カプリ島からの船なんてどこにも見当たらない。。 ちょっと不安になってまた尋ねると 「今日は、船来ないのかな〜、いいよ、バス動かすよ」って。
,、、という訳で、この大なバスに母と2人で上まで乗せてもらいました^^。 シャトルバスは無料ということでしたが、チップに2ユーロ渡しました。 まぁ、シャトルバスじゃなくても15分ぐらいで登れたと思いますけどね。 でも、ラッキー!
南イタリアは、オレンジ、レモンが街中になっています。 レモンの木の写真がブレブレで残念、、。 ローマ市内にもこう言うオレンジの木をよく見かけました。日本でも見かけますが、大概誰かの庭ですよね? 街路樹ですから、可愛いです♪
ソレントのお昼は、切り売りピザ2種類とアップルパイで軽く済ませました。 切り売りピザで正解です! ツアーの方たち、ひとり1枚「マルガリータ」とか注文して多過ぎて持て余していました。
この日からローマに2連泊。 ローマのホテルは、市の中心から外れた住宅街でスタンダードでしたが、地下鉄の駅から徒歩5分ぐらいなので便利でした。 バチカン帝国までも地下鉄ですぐ。
翌日は1日フリーになっていました。 希望者へはオプショナルツアーとして 午前中プラン : ローマ下町散策+スパゲティ食べ放題(16000円) 午後プラン : バチカン美術館+カンツォーネディナー(20000円)
高いですよね〜。 両方参加したら36000円!! 北海道・沖縄2泊3日のツアーよりも高いですよ〜。 しかも、スパゲティ食べ放題って(笑。
それでも、どこに行ったらいいのかわからない、地下鉄の乗り方もわからない、タクシーも怖い・・・人は申し込んでいました。 ただ、今回のオプショナルツアー、10名から催行だったんです。
35名の中のかなりのメンバーがローマは初めてじゃなかったようで9名しか申し込んでなかったようです。 ツアー中に添乗員が「追加申し込みの方いませんか? 今、9名様なんです・・」と何回か聞いていました。
私は最終日は適当に回って夕方からは苦労して手にしたオペラ座のオペラ観劇に備えようと思っていたので、我関せずでしたが。
出発前に添乗員からの電話の際も 「最終日どうされますか?」 「適当に回って、夜はオペラに行きます〜」って。
きっと、希望者を増やして催行させたかったんでしょうが9名もいれば充分採算合うと思うんですけどね?
母も周りの方に「フリーの予定は?」と聞かれると 「オペラ座の中見るのが楽しみなんです〜」とずっと話してましたよ^^;。
結局、9名止まりで催行にならず・・・。 そうなると、、添乗員、ほおって置けないですよね・・・。
まぁ、オプショナルツアーが催行されたとしても添乗員も同行したでしょうが、現地ガイドの案内があるわけだからついて行けばいいだけだけど、、。 かなり考えたと思いますよ。。
添乗員さん「明日のフリー、自分たちだけじゃバチカン美術館に行くにも地下鉄とかの乗り方わからないという方は、遅くてもよければロビーにいる予定です。視察を兼ねてどこかに行こうとは思っていますからね〜。ただ、天気が悪そうだし眠いので9時半ぐらいになるとおもいますが」と。
な〜んと、後で聞いた所、9時半にロビーに12人もツアーの参加者がいて、夕食までずっと添乗員さんが付き合ってくれたそう・・・。 きっと、途中で「じゃぁ、みなさん気をつけて帰って下さいね〜」が出来なかったんでしょうね^^;。 オプショナルツアー代の代わりに夕食ぐらいご馳走してあげたのかな?
私ならどうしたかな?って考えちゃいました!
それより、、、添乗員を待っていたのが12人? オプショナルツアーに参加したかった9名はわかるけど、、、12名が申し込めば成り立ったのに! それって、、、、^^;。
まぁ、普通は現地オプショナルツアーは2名からでも催行になるのに、その設定に出来なかったからしょうがないのでしょうが、フリータイムが多い安いツアーの添乗は大変ですね。 国内だと「やった〜」になりますが(笑。
それとヨーロッパは経験豊かな添乗員でないとフリーがあるツアーは無理ですね。 だから、今回は福岡市店の経験のある添乗員がわざわざ成田前後泊で来ていたのだと思います。 添乗員って薄給の割に大変なので続かないんですよ=ベテランが少ない 人気のあるベテラン添乗員は他の高いアーとかにかなり回っちゃうから、閑散期でもベテラン添乗員が足りないんでしょうね。
今回は、若い添乗員でしたがさすが福岡から来ていただけあってしっかりしていて経験もあってとっても良かったです!
さてさて、ローマ1日フリー当日。 予報通り、雨! 時々傘がいる小雨程度で寒くなかったので良かったですが、やはりテンションは下がりますよね〜。 まぁ、十分に目的達成したあとの(どうでもいい)1日だったので、文句は言えませんが!
地下鉄、バス、トラムどれも1回乗車1.5ユーロ。 地下鉄も2路線だけ。 シンプルです。 わかりやすいです!
ただローマ市内は、主な場所の端から端まで歩いてもさっさと歩けば1時間ぐらいで歩ける距離です。 何でも乗り放題の1日券は6ユーロ。 4回乗らないと元が取れませんが、乗り物好きの私。 歩き疲れたら、バスやトラムに適当に乗るので、迷わず1日券を購入!
まず最初に地下鉄でバチカン市国のサンピエトロ寺院へ。 地下鉄の駅を降りてから10分ぐらいで到着。
夏などは入場までに1−2時間待ちは当たり前という場所もガ〜ラガラ!
ヴァチカン市国からバスに乗る予定が、、、一方通行の道でバス停がわからず〜。 結局、サンタンジェロ城を左手に見ながら、デヴェレ川を渡り、ナヴォーナ広場まで歩いちゃいました。 結構場所がわかりづらくって何人にも写真見せて「これどこ?」って訪ねながら。
まぁ、結局は広場なんですけどね、彫刻がある噴水があって周りにバロック調の建物がある、、、 この日は小雨だったせいもあり、殆ど写真は撮ってません。
その後は歩き疲れたので「路面電車:トラム」にヴェネチア広場近くから乗り、ローマの下町地区、トラステヴェレを車窓し、終点まで行き、反対側のトラムに乗ってまた戻って来ました=1日券万歳(笑。
その後、ヴェネチア広場のエマヌエール2世記念堂に行って、展望台に登ろうと思っていたのにトルキメシュタイン?とかの大統領が来ていて記念式典の最中でなかには入れなかったので、そのまま、コルソ通りをたまにデパート覗きながらひたすら歩きスペイン広場へ。
デパートの洋服は高いし、色も地味系が多くサイズも大きいから興味ないし〜、、、あ〜ユニクロの方が安いね〜、、、西友とかイオンぐらいがあったらなぁ〜なんて^^。 欲しい洋服がない=高くても気に入ったらすぐ買いたくなる母には無駄遣いさせずに済みました^^。
途中のスーパーの魚コーナーで鮭の姿が元気だったので写真撮ったり、行きたかったSHOPの写真は撮りました。 はい、下の写真が「るるぶ」を見て行きたかった「キラウェート」と言う雑貨屋さん。
アクリル樹脂の中に本物の果物やパスタ、稲穂等を挟んでいるんですが、とても素敵です!! スペイン階段を下って左に行って、マクドナルドの隣にあります。
素敵なんですが・・・高いんですよ〜。 一番小さいコースターでも16ユーロ(約2300円)、お皿は大きいものは1枚7000〜10000円しています。 日本人も来ていましたが、値段を見てか買わずに帰る人が殆ど。
ガイドブックの宣伝には、値段が書いてなかったですからねぇ、、、。 円安だと買い物には響きますね。 日本人の店員さんもいますが、1ユーロ100円ぐらいの時とは売れ行きがだいぶ違うと言っていました。
私は事前にネットで調べて高いことは知っていたので記念に小鉢ひとつだけ買いました。 母も、コースターを1個。 アクリル樹脂なんですが、ガラスのような重量感があります。
コースターは、ちょっと似ている品がローマの三越にもあります。 値段も同じぐらいしますが三越のはお花系かな。
ツアーで行くと必ず三越に行きますね^^。 ロンドンでも行きました。 トイレも無料だし、何より日本語で買い物が出来るので便利です! お菓子の品質もいいようです。やはり安くても味の悪いチョコとかじゃねぇ。
さて、行きたかった場所は、だいたい行き後は、夜に備えてオペラ座の下見。 その前に、スペイン広場の近くのお店でランチを!
簡単にピザだけで済ませようと思ったのに通りかかったレストランで美味しそうに「ルーム貝」を食べている人が! フランスではないですが、ローマでもルーム貝が美味しいという情報もあったので、こちらのレストランへ!
ピザ「マルゲリータ(7.5ユーロ)」とルーム貝を(食べている人を指差しながら)16ユーロのシーフードを頼んだはずが、下にいっぱいスパゲティが・・・ ピザは頑張って2人で全部食べましたが、スパゲティは上の貝だけ食べて残しました^^;。 でも、美味しかったです!! やはり、本場だけあって窯焼きピザGOODです!!
地下鉄構内や、あちこちで下の左のポスターを目にしました。 そう、ネットで苦労してチケットを取ったラヴェルの「子供と魔法」「スペインの時計」のオペラのポスターです。
ウィーンでもオペラ座ツアーや楽友協会のコンサートにも行ったので、ローマでもカンツォーネディナーより母はオペラ座に興味があると思ったので調べた所、ラッキーにもこの日にオペラがある事がわかりました。
これは結構ラッキーな事なんですよ! ローマのオペラ座は秋から春にしか殆ど公演していません。 ちょうど帰国前日の夜に公演があり、しかも、飛行機も朝早くなかったのでこれは何としてもチケット事前に買いたくて。
当日のBOX OFFICEで買うと65歳以上は半額、と言う情報もありましたが、チケットがあればの話ですからね。 チケットGETの為に、その1日振り回されるのは勿体ないし、第一、SOLD OUTだったら、母ががっかりする様子が目に浮かびますし^^;。
日本語で代理店に頼む事は出来ますが手数料が1枚3000〜10000円します。 そこで、ローマオペラ座の公式HPから買おうとすると・・・
まず、そのサイトのメンバー登録が必要。 しかもHPを「英語」に切り替えても、エラー表示や説明はイタリア語・・・
イタリア語は、ボンジュール、チャオ、グラチェしかわからないから大変。 PC自動翻訳は、ひどすぎて意味不明(笑。
はじめなんて英語サイトだと思っているから「Japan」を探しても国名に「J」が一つもない・・・ イタリア語で日本は「GIAPPONE」なんて知りませんから〜。 「G」で始まるんですよ、日本は(笑!
ようやく登録できたと思ったら、クレジットカード情報で躓き、その上カード払いなのに請求書の送り先を入力させられたり・・・。 何度も何日もトライしているうちに、どんどん席はなくなっていくし・・・
でも、ウィーンのオペラ座と違ってローマのオペラ座は公演を見ない限り、中には入れないんです。 ウィーンでは中を見せてくれるだけのツアーもあるのですけどね。
席は何でもいいからチケットが無くならないうちにどうにかしたいと思い、毎日トライ! 焦りながらも、暇な時期でよかった〜っと根性入れて頑張り、、、何度も、イタリアに住む日本人サイトの掲示板で助けて頂き、漸くチケットが買えた際には普段つぶやかないのに「mixi」で「チケットGET〜」って叫んでいました(笑。
届いたメールには、こんな写真が(うわぁ、大きい^^;)!! テンション上がるでしょ〜!!
ちゃんと、チケットもプリントアウトし、2枚の座席は離れていましたが確認し、折角だからオペラの内容も日本語で検索し内容もツアー中に読んで勉強! この公演はしかも初演日!
きっとドレスコードがある、一階の席には着飾った紳士淑女がいるだろうし、休憩時間にちょっと歩き回ろうかと。 内容も中々面白そうで期待感はどんどん増して行きました。
オペラ座の場所は、三越のすぐそばなのでわかっていましたが、下見ともし出来れば2枚の席を近くのに交換できないか尋ねに行きました。
BOX OFFICEに到着。 そこで、思いもしなかった言葉が・・・・。
「今日の公演は、ストライキの為に中止になったんですよ」と。。
はぁ〜、、、、ス・ストライキ?? ついでにその受付のスタッフが 「明日の公演もキャンセルです」と。。
明日は、どうせ帰国するんだから、今日の情報だけでいいのですが、あまりにも平然と言い放ちましたよ!! チケットを見せると
「このチケット代は、カードに返金となります」と。。
お金の問題じゃないですよ〜。。。 キャンセルと言う言葉で母が固まっています(笑。
まぁ、私も 「このチケット苦労して取ったんだからね〜」 「折角なら内容も勉強していないと」 「オペラ座のお土産屋さんも楽しそう〜」 「お金持ちさんの服装見るのも楽しみかも〜」 って散々言っていましたからね。
しかも、他のツアー参加者からも添乗員からも 「いいですね〜」とずっと言われていたし(笑。
「オペラ座の中だけでも見せてもらえませんか?」 と尋ねましたが 「I’m sorry」だけ。
まぁ、ネット情報にも公演を見るしか中は見せてもらえない、、とあったので諦めましたが。 でも、今思い返すと、ダメもとで
「日本からわざわざオペラ座を見る為に頑張ってチケット取って来たんですよ!」 「81歳の母、これがラストチャンスですよ!!」 って粘ったらどうだったかな〜って^^;。 きっと、ダメだったでしょうが、ちょっと(ダメ元が好きな私にしては)押しが不足でちょっと後悔^^;。
さて、急に予定が暇になった私が次に出た行動は・・・ しょぼんとしている母の為に、三越の近くにあるはずのJCBプラザを探しに!
こういう時に、調べていると融通が利きます。 ローマには日本の大手旅行会社が使用している現地旅行会社が2つあるようでした。 ひとつは今回私たちが利用した阪○トラピッ○スの現地旅行会社ミキトラベルで扱っている「ミューツアー」とかいう名前。
もう一つはJTB等が利用している「My bus」ツアー。 こっちの方が有名だと思います。 こちらは、日本人スタッフばかりで三越のすぐ近くのJCBプラザでいろんなツアーが申し込めると知っていたので行ってみたら、その日のカンツオーネディナーツアーも催行になっていました。
事前ネット情報では、日本人ばかりで日本人相手のツアーで高い割には評判がイマイチでしたが、このまま何も予定がないままホテルに戻りローマの旅を終わるよりは・・と思い申し込み!
ひとり70ユーロ(1万円します)ですがJCBカードで払うと10%引きです。 母のカードがJCBだったので、成田空港でわざわざ南ウィングにまで行ってJCBプラザで割引クーポン等をGETしていて良かったです^^。
ようやく夜の予定も決まり、一度ホテルに戻り休憩。 1日券買っているので、地下鉄も乗り放題^^。
夜の地下鉄駅前の「共和国広場」はライトアップしていて綺麗でした。 十数名の日本人と大型バスに乗りレストランへ。
はやり、日本人ばかりでしたが、一緒のテーブルに座った新婚さんカップルとの話も和気藹々と楽しく過ごし、まぁこのおじさんのCDも買ってあげてホテルにもバスで送ってもらえたので楽でした。
ディナー内容は、この牛の生ハム&チーズ、選べるスパゲティ、牛肉の煮込み、ティラミス、コーヒー、ワイン&お水は飲み放題、サービス料込みでこの値段だからまぁまぁですね。 母がいなければ100%行きませんでしたが(笑。
何よりご一緒だったツアーの方達に 「オペラはどうでした?」と尋ねられた時 「キャンセルで残念だったんですけどね、替りにカンツオーネ聴きに行ったんです。」 と言う母のうれしそうな顔^^;。
ツアーのカンツオーネディナーのオプショナルは人数が足りずに催行出来なかったから本当は他の方にも教えてあげたかったんですが。。 なかには、博物館は自分で行くけど、カンツオーネディナーには行きたいという人もいたと思いましたし。 でも添乗員は、(知っていたとしても)他社のオプショナルの紹介は(責任取れないから)しないし。
うちのツアーでも申し込み人数が増えたら催行になるかもしれないので早い段階では余計なこと言えないし。 しかもまずホテルから、この他社ツアーの出発場所に自力で行けない人も多いだろうし。
ツアーで行くにしても、フリー時間に行きたい場所がある場合で自力では行けない場合は、日本にいるうちに、手配しておくほうがいいです。 検索すれば日本語でそう言う個人手配もしてもらえます。 今回のツアー客の中にも、手配してホテルに朝迎えに来てもらっている人もいました。
ローマ市内は、30年前と殆ど変わっていない印象です。 それだけ、イタリアは歴史・遺産物を大切にしているのだと思います。 ガイドブックに「神殿跡」と書いてある場所にプレートでもあるのかと思ったら、本当にポンペイにある様な神殿の柱があったり。
古代からの黒い石畳の道もそのまま。 バリアフリーではないので大変だと思いますが、情緒あります。
30年前と変わった印象は、ゴミや落書きが目立ったような。あと、地下鉄の古さと公園の照明の暗さかな。 日本の地下鉄構内等はどんどん新しくなり、ゴミもあまり落ちていない気がします。 公園の明るさとかに関しては、ホテルの部屋の照明同様、日本が明るすぎるのかも知れませんが、防犯にはちょっと怖いかも。
どこでもコンビニ、自動販売機、無料のトイレがある日本は過保護かもしれません。 便利だけど、景観は不揃い、情緒なしの都市が多いですからね。
そして、いよいよ帰国日。 夜中の3時頃に雷と土砂降りの雨の音で起こされました!
ホテル出発は11時半の予定。 朝食食べてまだ8時。
9時でも外は土砂降り〜!! 残っていたユーロがあったし、ホテルの周りのスーパーやお店にはまだ行ってなかったので行く事に。
土砂降りですよ! 濡れますよ〜、やめたらいいのに付いてくるんですよ、うちの母(笑。 、、、で、ホテルを出てすぐの水たまりで 「靴の中びしょびしょ〜」って^^;。
添乗員が8時開店と言っていたスーパーは9時半開店でまだ閉まっていましたが(間違った情報をお客様に伝えるとこう言われるんですよ^^;=聞かれていない事は言わないほうがいい=言うなら、、よく変わるようですが・・・とか、、、以前と変わっていなければですが、、、とか付け加えると安全^^!)何件かのお店はOPENしていたので、(日本に持ち帰りは出来ない・・・けど・・・)みかんと(出来立てが美味しい・・・けど)ピザを山程購入(笑。
あのキラウェートで購入したお皿に入れてみました! 可愛いでしょ!!
円安で高いこのオレンジのアクリル樹脂性の器。 中には本物のオレンジが入っています。 他に、中に赤の唐辛子と月桂樹が入ったものとどっちにしようかすごく迷ったんですよね〜。 でも、出発前私が「高いからどうしようかなぁ〜」って言ったら夫が「買って来たらいいんじゃない?」ってガイドブックのオレンジの皿の写真を見て言ってたので、これにしたのですが〜。。。
帰宅後、開口一番「やっぱり、本物のオレンジでもドライだね」って! ガイドブックの写真より、確かに色が暗いんです・・・^^;。
、、、で、話は戻り、ピザを買ってホテルに戻り、ドライヤーで靴を乾かしていたら添乗員さんから電話が 「道路が大渋滞なのえ早めに出発します」と。
まぁ、どうせチェックアウトが11時だったので、その時間にホテルを出発! やはり大渋滞で、飛行場まで30−40分のはずなのに、1時間半以上掛かりました。
私達はちゃんと搭乗時間に間に合いましたが、他の都市からの乗継便が大雨のためかあちこちで遅れた影響で私達の便も搭乗してから1時間 待たされました。 でも、それでも間に合わなかった人が結構いるようで、満席のはずが私の隣、空席! ここでも、ラッキ〜、、2人で3人席分の座席が利用出来ました。
いやぁ〜、、、、大してエピソードもないのにまた結構長くないですか? 長いですよね(笑。 でも、ほぼ1日でこれ書きましたよ^^。
「旅の印象」は「季節・気候」でかなり変わると思いますが、誰と旅するかでも変わりますよね。 同行者は選べますが、選べないのがツアーの場合添乗員(笑。 添乗員の言動・雰囲気でツアーの場合はかなり変わることは事実だと思います。
だから最近では「人気添乗員○○と言う・・・8日間」とか言うツアー等もあって人気なようです。 今回の30代と思われるMさん、良かったです! こちらが知りたい事をちゃんと前もって言ってくれましたし、何度か来ているようでアドバイスも詳細でした。
父が亡くなってから16年、もう何回母と旅行したんでしょう? 「ママを海外に連れて行ってね」が遺言。 「お金出してあげるから」をその前に付けて欲しかったかなぁ〜(笑。 割り勘だからどんなツアーでも、旅行でも文句は言わせません〜^^。 まぁ、成田を飛び立てるなら、何でもいいようですけどね。
100歳の祖母もいるのだから、母には元気でいてもらわなくっちゃ!
ご愛読、お付き合いありがとうございました!
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