ひとり言・・・と言うか、最近は夫無での海外旅行記です!

 

2012年5月 ハンガリー・スロバキア・チェコ・オーストリア4カ国周遊8日間

7月に80歳になる母。

「めがね橋が見たいのよね」

母のそのひと言で、行き先が決まりました。

 

前回77歳の喜寿誕生日は海外で迎えましたが、7月初旬よりもGW明けが安いので、今回は5月。

母が見てみたいという「めがね橋」は検索したらハンガリーの首都「ブダペスト」に流れる「ドナウ川」に掛かっていました。テレビの旅番組の影響が強いのですがいつも「それ、どこ?」状態です^^;。

 

もちろん、高齢の母を連れて行くにはやはり添乗員付のツアーが一番楽なので、各社のツアーの中から今回選んだのは大手、J○B。新聞に広告が出ていたツアーで、結構他社と比較してもリーズナブルな値段でした。

何より、3箇所で午後からの日程がフリーなのが気に入りました!

 

ハンガリーを含んでいる中欧ツアーは大概「ウィーン:オーストリア」「プラハ:チェコ」が一緒です。

申し込んだ後で知ったのですが、その2カ国、既に母は昔に行っていました。

まぁ、殆ど覚えていないらしいですし、他に「プラチスラバ:スロバキア」「チェスキークロムロフ:チェコ」訪問も入っていますので。このチェスキークロムロフは、母が誰かに良かったと聞いていたらしく喜んでいました。

全て私にお任せの母^^;。

 

最初の訪問国ハンガリーを中心とするとこんな位置関係です。

中欧は初めてかと思っていたら、3年前に、スロベニア、クロアチア、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナに行ったのですが、その4カ国も中欧らしいです^^;。

ドイツも中欧と言う場合があるので、定義ははっきりしていませんが。

因みに今回の4カ国の国旗はこれ! 中にはイタリア?と思うような国旗もありますよね!!

          

         スロバキア        オーストリア            ハンガリー          チェコ

 

・・・・・・と言う訳で、母はどの国に行くのかも良く知らないうちに出発の日が来ました・・・・・・・

 

成田で母と無事合流!

「パスポートを持って成田に来る」

ここまで無事に行けば、旅行の50%は既にOK!

 

前日や当日に「風邪引いて具合が悪い・・・」「パスポート忘れた」何て言う事になれば、大変ですからね。

キャンセル料が高いといったって、私ひとりでツアーに参加してもしょうがないですし。

 

オーストリア航空は、成田からウィーンまで直行便が出ています。

約12時間で到着。

時差7時間。

成田を昼頃に出ると、ウィーンには夕方到着。

バスに3時間乗ってブダペストのホテルに到着したのは8時過ぎ。

近くのスーパーが9時までやっていると言う事で、すぐにフロントで両替して出掛けてみました。

 

長時間のフライトの疲れ? 全然ないようです。

スーパーは、珍しいものは特になかったですが海外でスーパー覗くの好きです!

スーパーの隣のフルーツ屋さん。

並べてある果物のディスプレイ上が鏡! きれいでした。

ホテルもスタイリッシュで部屋からの眺めもGOOD。

翌朝、朝食後散歩。 気持ちの良い朝!!

街中ではお洒落な自転車が〜。 

色がカラフルなカロチャ刺繍のお店に立ち寄った時にパチリ!                    

 

   

 

 

ハンガリーの首都は「ブダペスト」。

ドナウ川を挟んで両方の地区「ブダ」と「ペスト」に分かれています。

ブダ側の「マーシャ教会」「漁夫の砦」

ドナウ川の対岸ペスト側には「聖イシュトバン教会」「国会議事堂」他市街地が広がっています。

   

 

午後のフリータイムは5時間ぐらい。

有名なCafé シェルボーの前で解散。

まず、中央市場に行き、それから世界で2番目に古いブダペストの地下鉄で「英雄広場」「オペラ座」へ。

その後 、トラムに乗ったり「くさり橋」を徒歩で往復したり街角のカフェでお茶したりしました。

   

 

夕食の後、母の大一番のお目当て「くさり橋」の下を通る夜のドナウ川ナイトクルーズ。

午後8時の乗船時はまだ明るかったですが、次第に夕闇から真っ暗な夜になりライトアップされた国会議事堂もきれいでした。

  

 

昔は「チェコソロバキア」と言う国名でよく覚えていましたが1993年から「チェコ共和国」「ソロバキア」と言う2つの国になっています。

 

ハンガリーの首都ブダペストからソロバキアの首都「ブラチスラバ」まで215キロ。バスで3時間。

車窓はずっと、草原。菜の花の一種、黄カラシの花が一面だったり、牧草ロールがあったり、まるで北海道のような景色でした。

 

オーストリアの首都ウィーンと、スロバキアの首都ブラチスラバはたったの60キロしか離れていません。

2つの国の首都がこんなに近いのはここだけでは?

 

この4カ国、道路を通っていても高速道路の料金所のようなゲートはあるのですが、人もいないし何のチェックもなし!

つまり、どこの国も行ったり来たり自由です。

オーストリアとスロバキアは国民の平均給料もかなり違うようです。

帰国便で隣の席だった女子大生はスロバキア人でしたが「大学卒業の公務員の初任給ってどのぐらい?」って尋ねたら「4万円ぐらい」と。観光で立ち寄っただけなので実感しませんでしたが、かなり物価も安いのでは?

 

さて、ブラチスラバの街は、こじんまりとした可愛い街です。

ユニークな銅像?があり、楽しませてくれます。パパラッチも!

    

 

ブラチスラバ城は、一見ホテル?と言う感じ。 こんな格好の建物。中はどういう形?一つ一つの建造物が歴史あるもので威厳があります。

  

 

リストが9歳で初めてコンサートを開いたと言う家や、モーツアルトが6歳で演奏をしたと言う家の壁にはレリーフがありました。日本大使館もおしゃれな建物の中に。観光用に街中を走る赤い汽車も可愛いです!

   

 

今回のツアーは、総勢40名!

海外ツアーは最高35名かと思っていましたが、違うんですね〜。

添乗員はベテランと思われる女性。まぁ、行った事がなければ到底勤まらないと思います^^。

 

フリー行動の時以外は食事付でした。

どこも、レストランの雰囲気は良かったです!

だいたい、サラダ、メインの肉か魚、パン、デザートと言う感じ。お味は、美味しい〜と言う感じのものはなし^^;。

飲み物は、各自払い。ソフトドリンクやミネラルウォーターよりもビールやワインの方が安かったりします。

  

 

チェコの首都はプラハ。

市内観光は、プラハ城(聖ビート教会、聖イジー教会、等)見学をして徒歩で、カレル橋を渡りました。

ミュシャのステンドグラス等教会内はさすがヨーロッパ!と言う感じです。

    

 

カレル橋は、英語ではチャールズブリッジ。さわると願い事が叶うという場所だけピッカピカ。1時間毎の時報と伴に中からお人形さん等が出てくるカラクリ時計は大人気で超混雑。でもたったの20秒で、超ガッカリ〜の名所とか^^;。

横浜SOGOの時計のお人形の方が長く踊っているかも!

プラハ旧市街のお店もお洒落!

   

 

5月から有名な「プラハ春の音楽祭」が始まったばかり。

旧市街を歩いていると、コンサートの当日券を売っているスタッフによく声を掛けられました。

夜は、ミラー教会のコンサートチケットを購入し、バイオリン四重奏をたのしみました。

 

登っても街の景色が途中からしか見えないとガイドさんに言われたケーブルカーにも登って確かめに!

確かに、見えない(笑。 でも、途中からちょっと見えたし乗り物好きだからOK!!

旧市街を市庁舎の時計塔にエレベーターで登って見渡すと素敵!

こんな街並みが続いています。 プラハ城の衛兵さん、ちょっとイケメン^^。 本屋さんの窓のディスプレイはナイス!

   

 

プラハでは、公共交通機関(地下鉄)(トラム)(ケーブルカー)70歳以上無料なんですよ。

「地球の歩き方」に書いてあったのですが添乗員やガイドさんに聞いても「市民だけでは」と言う事でしたが、直接駅で尋ねたら無料でした!

今回3つの国で、地下鉄やトラムなどに乗りましたが、基本的に改札はなし。

刻印だけ切符に押したら後は提示を求められる時だけ見せるという方式。

切符買わないで乗って、もし提示を求められた時に持っていなかったら多額の罰金だそうです。

もちろん私は買いましたよ! でも、無料でずっと乗っていた母も私も一回も提示を求められませんでした。

 

プラハからチェスキークルムロフまでは、185キロ。

またずっと草原のような大地をバスで走り、着いた街は最近観光客に大人気のこんな雰囲気の街!

お店のさりげないリースが又可愛い!!

  

 

オーストリアの首都ウィーンは、世界中からの観光客が一杯。

ホテルでもスペイン語、イタリア語、フランス語、中国語が飛び交っていました。

ウィーンでは夜「レジデンツ・オーケストラ」による、クラシックコンサートを宮殿で。皆さんちょっとお洒落して^^。

フリータイムにはオペラ座見学ツアーに参加。客席だけでなく、舞台裏にも案内されて母は大興奮!!

あの有名なウィーンの舞踏会のホールも見学♪

   

 

そして、母が一度は見てみたいと(ウィーンに来てから突然)言いだした、ウィーンフィル交響楽団の本拠地で、いつもNHKがニューイヤーコンサートの中継をしている楽友協会ホールのコンサートにも。

トラムでホテルに帰らなくちゃいけないのに、夜10時過ぎの終了だったので迷いましたが、ここで行かなかったら、帰国後「行きたかったわ〜」と言われそうだったのでチケット購入を決心(笑。

たまたま当日券を売っているモーツアルトの格好をした人に声を掛けられたのでラッキーでした!

一番安い席でしたが逆に上から全部を見渡せて良かったかも! ライトアップされたホール外観も素敵でした。

  

 

ベルベデーレ宮殿では、有名なグスタフ クリムドの「接吻」やモネ等印象派の絵画が一杯。

シェーンブルン宮殿ではグランドツアーでベルグルの間にも行きました。

撮影禁止が殆どですが、写真が多過ぎると後が大変だからたまには良いかも(笑。

 

通りかかった外国人観光客とお互いにシャッターを押し合いしたら、一緒に〜と言う事になり知らない人たちと肩組あってポーズ(笑。

黄色の薔薇もきれいに咲いていて、20歳で始めてヨーロッパに行った時に訪れたパリのベルサイユ宮殿を思い出しました。

昼食は「市庁舎のレストラン」でしたが、日本の市役所のレストラン等とは全く違う豪華な雰囲気!

  

 

朝食は毎日、ホテルのビュッフェスタイルで普段より一杯食べていたし、昼食にあまり好きなものが出て来なくてもそれなりに食べたのでお腹があまりすかなくって、ウィーンではホテルサッハか、デーメルのザッハトルテをウィンナーコーヒーと一緒に・・・と思っていましたが、断念。お土産には買いましたが、やはり超甘でした!

 

最後の晩餐に選んだのは、夜の11時までOKだった、オペラ座近くの日本食レストラン「優月」で。

日本円で3500円ぐらいだったかな? ちょっと高めだけど、旬のホワイトアスパラの煮物も出て、デザートは可愛くカッティングされたフルーツで、美味しかったです!

プラハで夕食がついていなかった時はホテル隣接のショッピングコートの中で中華料理。

このツアーでは、魚は「鱒」「白身魚のフライ」だけだったので、シーフードが食べたくなりボイルした海老も注文。

  

 

さすがベテラン添乗員同行のツアー。

たいしたハプニングも、トラブルもなく順調に進み天候にも恵まれた旅になりました。

 

この4カ国、EUにみんな加盟していますが、ユーロを使用しているのは、オーストリアとスロバキア。ハンガリーはフォリント、チェコはチェココルナと言う通貨を使用しているのは面倒でしたが! 3種類の通貨。コインはこの撮影時に持っていたのはユーロだけでしたがもちろん、それぞれありましたよ。  帰国後には記念にお土産品写真を!

      

 

77歳の喜寿記念に引き続いて、80歳記念に2人で行きましたが、この秋に又パスポートを更新すると言っていたのでまだまだ母の海外旅行熱は続くでしょう。

母のリクエストが無ければ夫は先進諸国に興味がないので私だけでは行かない国にも、母のお陰で訪問しています。いつまでも海外旅行に行ける訳はないでしょうが、海外旅行に行きたいと思えるうちが元気な証拠ですね!

 私よりもツアー中、元気だったような母ですのできっとまた早々にリクエストがありそうです(笑。

 

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