ひとり言 |
2009年7月 クロアチア・スロベニア・モンテネグロ・ボスニアヘルチェゴビナ4カ国周遊9日間 |
「どこ、クロアチアって?」 そんな会話で始まりました。
何でも、テレビの旅番組で見てから行きたくなったとか・・・。 行きたくなったのは「母」。
昨年、新聞広告を見て一度は申し込んだ地域。 その後燃料サーチャージ代金が高かったりした為、自分でキャンセルしたのに 「あ〜ぁ、今年はどこも海外に行けなかった・・・」と年末^^;。
今年は、かなりサーチャージが安くなったのに今度は 「一人部屋の追加代金が高いのよね〜」と。 確かに「7万円」は高い。 そこで、決意しました!喜寿のお祝いとして一緒に行ってあげよう・・・と。 イギリスのコッツフォルズ地方とかに私は行ってみたいのですけどね、母は3回イギリスは行ってるとかで^^;。 ツアー代は、割り勘。現地滞在費は、母。
申し込んだ後、新型インフルエンザ騒ぎ! 6月30日出発と言う事でかなり落ち着いてきた時期なのに参加者31名→15名に激減。 これは、うれしい! 大型バスに15名。楽チンですよね!!
という訳で成田→フランクフルト(ドイツ)、フランクフルト→グラーツ(オーストリア) 十数時間の飛行機のあと、バスで3時間。 まずは、スロベニアのブレッド湖到着。
前日まで天候がずっと悪かったらしいですが、(日頃の行いがいいのか^^;)晴天! ホテルの前が、ブレッド湖。こんな船に乗って、スロベニア唯一の「島」へ15分の船旅。 (滅多にいない)若い船頭さんでラッキ〜!! どこの国でも、現地の雇用対策の為にガイドが観光には付きます。 でも、日本語は話せません。英語で話し、添乗員が通訳です。
この島には小さな教会があるだけなのですが、いやぁ〜日本人がワンサカ!! 「クロアチア」と一緒にツアーに組まれている「スロベニア」 さすが、最近の旅慣れた人たちに人気と言うのがわかります。 添乗員さんも「まぁ〜、パリかロンドンの様に日本人が増えましたね〜」と驚いていました。
今回のツアーは、全食付き! 「自分の食べたい物を食べられない〜」って普通なら思うのですが、この中欧は物価が結構高く、しかも あまり私が好きそうなものがなさそうだったので、まぁ、良かったです。 だいたい、サラダかスープ、メイン(魚・肉など)、デザートのショートコースです。 飲み物が馬鹿になりませんね〜。 「水」でいいのに出て来ませんから自己負担のオーダー。 「ジュース」「ミネラルウォーター」「ワイン」「コーヒー」等料金が同じ。だいたい300円ぐらいが多いです。
日本はタダで「お茶」「水」「お手拭」が出てきますが、何も出てきませんし、しっかり添乗員さんから 「レストランで持参した飲み物を飲むのはご遠慮下さい」と言う注意書きをもらっていますから 頼まない訳には行きません^^;。 だんだんジュースに飽きてきて、最後の方は「コーヒー」を注文していました。 毎回ビールの人も結構いましたが、昼間から飲んで観光出来るなんてすごいなぁ〜って思いました! 私は飲めませんが、夫も飲むと眠くなるので食事中にお酒を飲む習慣がないので。
午後からは、ポストイナ鍾乳洞へ。 ここの鍾乳洞は、1年を通して摂氏8度ぐらいと言う事で、防寒着を着込みました。 このトロッコに乗って、入っていくのですが、長い! 10分ぐらい乗っていましたよ。 全長22キロもある鍾乳洞だけあります。防寒具が無いとかなり凍えます!
鍾乳洞の内部は生物保護の為「撮影禁止」で、最後のコンサートホールと言う場所だけOKでした。 1時間ぐらい、鍾乳洞の中を歩きましたが、山口県の秋芳洞なども行った事があるので規模が大きいというぐらいでそんなに印象には残りませんでした。 初めて鍾乳洞に行った方は感激されていましたけどね。 周りの花々の方がきれいでした〜^^。
宿泊地「オパティア」は、イストラ半島の都市で、海辺に面したリゾート地でした。 ヨーロッパで感動するのはこの「1本杉」 日本の「杉」とは違い、スラ〜ッと天高く伸びています。 (泊まっていませんが)ピンクのホテルの窓には「ピンクの花」が!! 可愛いですよね、実に!!!
さて、ツアー3日目。 ザダールと言う(聞いた事もない)都市の旧市街散策。 内戦の後が残る塔などはそのまま残されていますが、海に面して作られた波によって音が出る と言う「シーオルガン」やソーラーシステムなどきれいに整備されていました。
ランチは、海に面したレストランのオープンテラス。 海を見ながらのランチは(たとえメニューのクロアチア風ロールキャベツがたいしたことなくても)最高です^^;。 そして、なんとここでサプライズが! この日、誕生日を向かえた「母」。その母に添乗員さん(旅行会社)から キャンドル付きパフェ+プレゼントが!! こういうサービスは、今までも経験した事ある母ですが、この日は「喜寿」ですから、喜んでいました〜!!
この日の夜は、スプリット郊外の海に面したコテージ。 特に、コテージ以外にブラブラする繁華街もないのですが、夜に散歩しました。 この日77歳になった母は、ホテルのビュッフェ形式の夕食を楽しんだ後「シーソー」に乗っていました(笑。
翌日は、スプリットの街を散策! この日は、オプショナルに参加しないと3時間のフリータイムが出来ますので参加しませんでした! 似たような都市を見学するより、カフェでのんびりお茶したり、時間を気にせずブラブラしたいですから〜。 「ホットチョコレート」って書いてあるグラスに入った「アイスチョコレート」 ちょいと魚臭い「魚市場」、黄緑の「ピーマン」等の「野菜市場」 色々覗くのは楽しいですよね!
フリータイムの後のランチ! ツアーパンフレットには「クロアチア風ブイヤベース」! 「ブイヤベース」と言えば、いろんな魚介類が入って美味しそう〜。 でも、レストランに着く直前、添乗員さんが言いました。 「今日のランチは、ブイヤベースという名前ですが、私は『煮魚』だと思うのですが」 出てきました!! どう見ても「煮魚」 これがクロアチアではブイヤベースと言うんですって、みなさん\(~o~)/
さて、いよいよお目当てのクロアチア「ドブロヴニク」観光です! このツアー初日からずっと晴天!! このお目当ての日も快晴〜!! いやぁ・・・快晴過ぎて暑い〜。 しかし、そんな事言ってられません。 歩きましたよ、旧市街城壁1周、登ったり降りたり1時間。 77歳の母、元気です!途中で、可愛い西洋人の子供を捕まえたり女優のようにポーズ取ったり^^;。
お気付きですか? 母と私のTシャツ。 前日のフリータイムの時に購入した「クロアチア国旗柄」です。 サッカー選手のユニフォームのようでしょ? この日に一緒に着る為だけに購入したようなものですけどね!
半島の様に突出ている旧市街の全体は、バスの中からは見ましたが、駐車場がなく素通り・・・。。 まぁ、この目でしっかりと見ましたからいいでしょう。 全体をゆっくり見るには、旧市街の裏にある「スルナジ山」をタクシーで行くか、2時間かけて登るかしか無理なようです。フリータイムがあれば、タクシーででも行ったと思いますが、まぁ、城壁からの景色でもきれいでした。
ランチは、この旧市街の中の素敵なお店でしたが、、、、 「シーフードリゾット」 名前は美味しそうでしたが・・・芯があるお米のリゾット・・・ これもまた「クロアチア風リゾット」なんでしょうか? ちょっとの量なのに、みなさん残していました^^。。
今回のツアー「クロアチア」「スロベニア」「モンテネグロ」「ボスニアヘルチェゴビナ」 4カ国周遊・・・だったのです。 そうです、是非、行きたいという目的地以外に色々(知らない国など)入っていました!
モンテネグロ 知っていますか? どこ?ですよね^^;。 「美しい自然をたたえる歴史深い国」「2006年に独立したばかり」「長野県とほぼ同じ国土」 つまり、小さい国です! 歴史は深いので、旧市街コルトは中々趣のある場所です。 しか〜し、遠い!!! ドブロヴニクから片道バスで2時間以上。 往復だけで4時間半。見学1時間、、、。 帰路は、時間短縮でカーフェリーに乗りましたが、往復の移動時間を考えるとドブロヴニクで 午後フリータイムにした方がゆっくり出来ます。 秋からのツアーでは、この「モンテネグロ観光」はオプショナルツアーになっているので 同様の感想が多いのでしょうね! ただ、渡航国が一つ増えますし、途中窓からの一本杉の景色は中々です。
この9日間ツアー、殆ど毎日宿泊先が移動したのですが、一箇所だけ2泊でした。 「ドブロヴニク2泊」で、やった〜夜歩き回れる・・・と思ったのですが、ホテルが旧市街から離れているリゾート地。 でも、最高にロケーションがいいホテルでした。 夕日が沈むのを見ながらバイキングディナー、朝食も爽やかな風が心地よいテラスで食べました。
さて、旅も後半。 旧ユーゴスラビア地区には、国際空港が殆どありません。 そこで、殆どのツアーは、ブーメランコースとなります。 つまり、旅の前半はひたすら「南下」、後半は「北上」! ただ、同じ場所は殆ど通らず、帰路は内陸部を通りました。 「ボスニアヘルチェゴビナ」の古都「モスタル」 看板には ←ドブロヴニク、スプリット →サラエボ サラエボと言えば、かってオリンピックを開催した場所だったのに、その後、この国は内戦が続きました。
「モスタル」は、イスラム教の影響が多い街。 既に観光地となっているので、お土産屋さんには「ここはトルコ?」と思うような品が売られています。 内戦で破壊され、2004年に修復された「石橋」等を見るとここで戦いが繰り広げられたとは思えませんが、 まだ街のあちこちには、弾痕が残っています。 一般のアパートの弾痕を見るとゾクッとしました。 平和が戻って何よりです!!
モスタル観光後、バスをどんどん北上させました。 到着したのは「クロアチア」の「プリトヴイッチェ湖群国立公園」 翌朝、半日この国立公園を散策しました。 16個の湖が階段状に550mもの高低差で形成されていて、水の色もブルー、エメラルドグリーンと 変化していきます。公園内は、電気バス&電気で動くフェリーのみ。
たまには(美しき)(若く見られて喜んでいる)母娘登場させましょう(笑)。
水が「滑らかに滑る」と言うのはこういう状況でしょう! 北海道、道東の「オンネトー」「神の子池」に何度も行っているので エメラルドグリーンの水には驚きませんが規模が「でかい〜!!」んです。
さてさて、いよいよ最終観光地&滞在地「スロベニア」の首都「リュブリャナ」 着いたのは夕方の5時近く。ホテルははじめて超近代的なホテル! 夕食までの間、2時間市内観光のオプショナルツアーがありましたが、参加しませんでした。
疲れているから? いえいえ! オプショナルで行く観光地を自分達で回って(説明無しで時間短縮し)買い物の時間を作る為です! ゆっくりしている暇はありません^^。
駆け足で、歩けるほど小さい中心地を早足で歩き、ケーブルカーで山頂にも登り、風景を楽しみました。 ケーブルカーで降りてきた時に、オプショナルツアー参加の御一行とすれ違いました^^;。
街中で、目を引いたのが、一軒のSHOP。 お店の中は、石鹸のいい匂い。アロマ石鹸等を扱っているお店に入りました。 どれもこれも欲しくなってしまう、切り売りの石鹸が一杯!! でも、100グラム1000円ぐらいしていました。 中欧は、日本と同じぐらいか、物によっては高く感じました。 時間がなかったので、1種類だけ切ってもらい購入! とってもいい香りでした!!
この時期のヨーロッパは日の出が5時前、日没が8時ぐらいなので観光時間がゆっくり取れます。 最後の晩餐は、ちょっときれいなレストランでディナー。 なかなかGOODでした!!
夕食後は、自由解散となりました。 9日間の中で仲良くなりワインのボトルをあけている女性達以外は、翌朝5時出発ですから早々に ホテルに帰ったようでしたが、私と(元気な)母は、ナイトウォーキング!! 9時過ぎに漸く暗くなってきて、ちょっとムードが出て来ました。 ロマンチック「ヨーロッパ」 ラストナイト WITH 母^^;。
中々充実したツアーでした。 夫との旅は、観光地よりも、そこに行くまでに悪戦苦闘し、それを楽しんでいる所がありますが、 ツアーだと実に楽に観光地に到着し効率がいい旅でした。 15人と言う人数も多過ぎず天候に恵まれいい旅行でした。
「お金は持って来たからどんどん両替しましょう」と言っていた母。 「高いもの買うと空港の免税手続きで時間が掛かるから他の方に迷惑よ〜」 と言う娘に脅され食べ物ぐらいしか買わせてもらえなかったので 一人部屋参加費7万円よりず〜っと少ない滞在費で済みました^^;。
節約家の娘と何か買わないと気がすまない母。 どうせならツアー代出してもらえば良かったかな^^;? まぁ、今は私も収入がありますからいいとしましょう! その内、夫と2人で無職になったらよろしく〜と言う事で(笑。
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