2003年12月26日

今年もあっという間に1年が過ぎました。

釧路で2回目の冬、春、夏、秋を迎えて、2年を過ぎちょっと転勤の心配をしつつ・・・心の中ではまだあと2回ぐらい冬を越すのでは・・・と思っていたのに東京に転勤。

余りにも、北海道の生活が楽しくて充実していたから残念でした。転勤族の運命とはいえ、もうっちょっと・・・せめて年末まで・・と思ったりしたけど、一度出た辞令は会社を辞めない限り決して変わらないことは百も承知だし、仕事あっての今の生活なので。

 

釧路にいた2年2ヶ月2人とも風邪ひとつひかず、病院知らず!行ったのは健康診断と転勤辞令1ヶ月前にはがかけては医者さんに行っただけ。元気でした。

マイナス10度以下の中で「氷上ワカサギ釣り」してものすごく寒くても風邪って引かない時は引かないですね。素敵な人たちと出会うことの出来た釧路は思い出としてだけではなく今も私の心の中にいます!

インターネットのお陰で距離を感じないでいられるのも感謝ですね。

さて、来年はどんな年になるやら。またいろんな事に挑戦したいです。まずは健康第一で!!

2003年12月20日

ボストンに行ってきました。

釧路から引っ越して仕事もやめたので、海外に行くには一番行きやすかったのと、なんといってもこの時期は航空運賃が安いので。インターネットで検索すると一番安いのは飛行機会社未定の39000円。

ボストンは日本から直行便がないので大概ニューヨークでの乗換えとなります。

 

マイレージをノースウエスト(NW)でためているので、NWか提携会社のコンチネンタル(CO)で行きたいので航空会社を指定したから高くはなったもののそれでも往復49000円!

釧路まで東京から往復普通運賃だと66000円するのに15時間も飛行機に乗ってアメリカに行ったほうが安いなんて、信じられないですよね。

 

行き先がボストンになったのは、カナダ人の友人が住んでいるからです。

3年前にも尋ねて行ってるので特に観光したい場所とかはなかったけど、彼女とその家族に会いたかったし、彼女の家からバス停まで30秒!本数こそ少ないものの誰にも頼らずに出かけられると言うのは、気兼ねしないでいいので。アメリカは車社会だから殆どひとり一台と言う感じでどこにでも車なのでバス停が近く自分で動けるのはありがたいです。

あの雅子様も通ったハーバード大学のある、地下鉄ハーバード駅までバスで15分。しかも75セント(80円)。ハーバードの街自体もなかなかしゃれていて好きです。大学のCOOP(生協)がまた素敵で、そこをぶらぶらしているだけで留学しているような気になってきます。

 

大学時代留学どころか、英語にまったく興味がなかったので今頃になって、「留学したい、もっと勉強したい」と思ったりします。まぁ、今の幸せなポジションに感謝すべくその思いは実現しそうにありませんが。

 

友人宅は、部屋がリビング、書斎、なども合わせると10個近くありかなり大きいです。でも特に豪華と言うわけではなく、アメリカではごく一般的な家のようです。信じられませんが!!

 

初日に、コーヒーの作り方など簡単に教えてもらったあとは、自分が食べたいものを好きな時間に起きて食べました。夕食は、友人が作ってくれたり、私がてんぷらなどの日本食を作ったり、外で食べたり。

彼女も私が適当に自分でやってくれると思うからこそ、気楽に遊びにおいで!って言ってくれるんだと思います。子供2人のいろんな行事の送り迎えをしたり、彼女自身仕事をしたり結構忙しいですから。

 

ひとりでダウンタウンをブラブラしようと思った日、快晴なのにものすごく寒くて外を歩けるような状態でなく…デパートをぐるぐる歩き回ってました。

でも、日本のデパートと同じく、何でも高いから余り購買欲も沸かず頼まれていたものを探していたぐらいでした。それでも、アメリカにいるんだ!と言うちょっとした緊張感とウキウキ感はありましたよ。

 

さて、今回は昨年11月のニューヨークに引き続きアメリカとなったのですが、1年前と比べるとちょっとした変化が・・・。

まず、飛行機内のアルコール類が有料になっていました。国際線の特権と言うべきものがなくなり、お酒好きの人はかなりがっかりしていました。缶ビールでも小瓶のワインでもすべて5ドルもしくは600円です。缶ビール250円ぐらいで街でも買えるし、まして空の上、免税なら100円ぐらいですよね。これはすべての飛行機会社でというわけではなく、米系の航空会社の新しい決まりのようです。

 

次にテロ対策からか、国内線のチェックの厳しくなったこと!!

まず、X線検査はコート、靴も脱いで手荷物と一緒に通します。次に機内預けのスーツケースなども開けられます。旅行会社から「アメリカ国内では荷物に鍵をかけないように検査がある場合があります」と言うチラシが入っていたのですが、スーツケースのベルトがなく、鍵をかけないと弾みで開く時があったので、暗証番号はあわせて、両側の鍵だけかけておきました。まぁ、開けるとしたらその鍵はピンかなんかですぐに開きそうだから、鍵をはずして開けるだろう…と思っていたのですが、ボストンに着いてベルとコンベヤーに乗ってでてきたスーツケースを見てビックリ!

INSPECTED INSPECTED INSPECTED INSPECTEDとかかれたテープでぐるぐる巻き…。

フランケンシュタインみたいでした。無理やり開けられたようで、鍵がおかしくなったので無残にも帰りもガムテープでぐるぐる巻きにして帰ってきた次第です・・・。開けてみたら、中に一枚の紙が…「検査しました」と。

 

実は、スーツケースの中には、お土産としてアメリカ国内持ち込み違法な「みかん、りんご」などがかなり入っていたし、日本酒も容量オーバーだったので、抜き取られたかなぁ…と心配したのですが、何も抜き取られてはいませんでした。たぶん、テロ対策の危険物取締りが目的で目をつぶってくれたのかな?日本食や変なものばかり入っていたのであきれてたかも。でも、これがアメリカでなく他の国なら殆ど中のものなくなっていてもおかしくないかも知れませんね。

 

ボストンの12月初旬がこんなに寒いとは思わなかったけど、この時期だからこそ住宅地のクリスマスイルミネーションや窓のリース、郊外のクリスマス用品売り場などを楽しめたので行ってよかったです。

アメリカ東海岸から東京に転勤できた人々が「東京の冬は暖かい」と言うわけがよくわかりました。

ただ、アメリカの住宅は家中暖かいし、外には車で出かけるから実際に住んでいる人はそんなに寒い思いをしなくてもいいわけなので東京の猛暑を考えたらずっと住みやすいと思います。

 

今回はカナダ人の友人宅泊だけの予定だったのが、なんとインターネットを通して知り合ったいわゆる「ネットフレンド」と「オフ会」しかも、はじめて会ってその夜泊めてもらうなんていうこともしてきちゃいました!

そのネットフレンドは、私のホームページの掲示板に2年ぐらい前から時々遊びに来ていてくれたけど、一体アメリカにどうして住んでいるのか?何しているのか?何歳ぐらいか?ぜんぜん知らなかったわけです。

まぁ、他の掲示板を通して、日本人女性ということはわかっていましたが。

会ってみたら、なんと偶然にも同い年! しかも彼女もご主人と2人暮らし。ボストンにもう10年も住み夫婦共働きのバリバリ女性でした。

 

掲示板の書き込み方からして楽しい人だとは思っていたけど、話していてはじめて会ったとは思えないほどなんか話が弾みました。何を話していたかは覚えてないんだけど、とっても楽しい一晩でした。

 

ロブスター、MUSSEL(カラス貝)、スモークサーモンなどを自宅でのんびり豪勢に戴いちゃいました。いやぁ・・・ロブスターがブリブリしていておいしかったです。朝食は、なんと和食。納豆、海苔、お味噌汁が並んで・・・しっかり日本人の主婦もやってる彼女は偉いなぁ・・・って思いました。

アメリカの一般的な朝食は各自がコーンフレークなどのシリアルを勝手に食べるだけと言うのが多いのでこんな奥さんの手作り朝食、アメリカ人が見たら感激するかも!

 

プロのバレエは日本でも殆ど見に行ったことがないけど、友人に誘われて「くるみ割り人形」を見てきました。

この演題と言うのはクリスマス前にやるものなのですね。そんなことも知らずに見ましたが、前から4列目の席でじっくり見てきました。私も小学生の頃4年ぐらいバレエを習って一応トウシューズで舞台に立ったことはあるんですよ! ねずみ役の子供たちがとても可愛かったし、場所も元教会だった建物の中だったので厳か兼華やかな気分になりました。

 

海外にいると、まったく日本のニュースも知らずに別次元の生活をしている気になります。

日本での私の生活があってこそですが、時々いつもの違う自分の生活をすることは楽しいです。

さぁて、今度はいつどこに? その前に稼がなくっちゃ!!

 

  

全部の窓にリースが!!              イルミネーションがきれいですね   クリスマス前の園芸店と友人

  

仲良く夕食を作ってくれているK ご夫妻とその出来上がった豪華な夕食   「ナッツクラッカー」は「くるみ割り人形」

        

アサリがいっぱいのクラムチャウダー                  ひと晩ですっかり雪景色に     街で偶然出会ったサンタさん

  

HARVARD大学の生協(COOP)のエントランスは素敵で中ではクリスマスキャロルを歌ったり、子供向けに絵本の読み聞かせなどのイベントも。子供と一緒に参加(^^ゞ カフェテリアでDAYLY SOUPをオーダーしました。

 

  

ボストン郊外にはこんな素敵な所も       マサチューセッツ州議事堂   吹雪の中でもご主人達は犬の散歩

  

カナダ人友人のガラスアート作品            素敵なカナダ人友人一家                    メキシカン料理もGOOD

 

 2003年11月7日

2年2ヶ月ぶりの埼玉の生活がまた始まりました。

どうも気分が乗らない…と最初の数日はイライラしていました。

以前住んでいた地域なので新鮮さが無い為いろいろ発見しようと言う気が起こらないのと「東京に戻って来れてよかったねぇ」と言う周りからの言葉だったかも。

 

「まだ釧路にいたかったのに…これからクリスマスパーティとか企画しようと思っていたのに・・・」

と言う気持ちがあったんですよね。確かに2年は経っていたけれど、少なくとも来春までは転勤はありっこないと思っていたから・・・。でも辞令が出たらすぐに準備しなくちゃいけなくて荷造りしながらも溜め息ついてばかりいました。

 

地方から東京に転勤になると「ご栄転おめでとうございます」となるのが一般的なようですが、もともと首都圏から地方に転勤になっているわけで、その時は誰も「よかったですね」とは言わないんですよ。私たちとしては、青森の時も釧路の時も「うわぁー、遠くだぁー」ぐらいの驚きと新天地への興味で一杯だったのに。

 

とにかくまた新しい生活が始まりました。仕事も習い事もすべて辞めて来たわけだし、週何度も入っていた友達とのおしゃべりやランチも無く、毎日部屋の片付けとかするだけで・・・。

でも、この地域は以前住んでいた訳なので友達知人もいます。まず、入っていた「英語サークル」にまた入会し、ランチもしました。この英語サークル、10人ちょっとで先生を雇って公民館で行っているのでひと月3000円という安さが魅力的です。ただし、年齢差は20代から80代までと幅広く、実力もさまざま。なかでも会社をとっくにリタイヤメントした男性陣がずっと頑張っているサークルです。

久しぶりのランチも81歳、79歳などのいわゆるおじいちゃん達と。戻って来て歓迎されましたよ! ただ話題が「総入れ歯にしたのに、下の入れ歯を忘れた・・・」などですが(^_^)

 

仕事をすぐに探せば、暇はなくなるんですが、暇つぶしの仕事はしたくなく、何か自分の為になる仕事をしたいと思ったり・・・、仕事をはじめれば当分勝手に休みをとるわけにも行かないから、その前に海外の友達の所へ行こうと計画したり。

要は、贅沢なんです、私。わかっています。回りも含めみんな健康で、夫に仕事があって、親兄弟のいる首都圏に住んでいるんですから。でも、時々「ふぅーーー」と、まだ気持ちがついていかないょーって(--;)

 

今年もあと50日。来年はどんな一年が待っているんでしょう。

でも、与えられた環境で自分の手で充実な生活にしていかなくっちゃね!・・・と、自分に「渇」を入れている日々です!!

 

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