今朝もこの食事・・・

またか・・・このユーラシアホテルの朝食は、3日とも殆ど同じ洋食。外国人(特に日本人)向きにしてはいるのだろうが・・・。まず、サラダ。これは3日とも少しは違っていたが、刻んだトマトときゅうりのマヨネーズ合えとか、トマトだけとかそんなもので…。あと、2個の目玉焼きとパンとコーヒーまたは紅茶。ペルミニ、ブルヌイなどのロシア料理のほうがずっとおいしいのになぁ…と思った。

T社に手配を依頼したとき、フェリー+ホテル+送迎+手配料がセットとなってパンフレットに価格が記載されていたので一応、内訳も聞いていた。…と言うのも、もし削れる物があればと思ったのだが結果的にはそのままお願いした。でも、支払いを済ませた後、「あ!朝食1000円X3は削っても良かったなぁ・・・」って思った。というのは、私たちは1日2食で足りるので、ホテルで朝食を食べてしまうと外でいろいろな物を食べる機会が減ってしまうので。でもサハリンは中国などと違ってそんなにレストランや屋台などもなさそうなので、そのまま朝食つきとしたのだが・・・。

結果的には、ホテルの前で売っていた1個6ルーブル(24円)のアツアツのピロシキの方がずっとおいしかった。朝起きたらすぐにしっかり朝食を食べなくてはダメな人はホテルで食べた方が食べ損なう危険性はないが、数時間してからで十分な人はホテルの洋食の朝食はパスした方が絶対お得!

 

帰りはサハリン少年少女合唱団一団と一緒に!

10時コルサホフ発のフェリーに乗るため、ホテルのチェックアウトは7時半。

毎日目覚まし無しで起きてはいたが、一応6時半にモーニングコールを頼みたいと思って前日の夜にフロントの女性に頼んでみたが、英語が全く通じない・・・。朝食はいつも8時に食べていたが7時頃に食べられるかこれは問題。以前モスクワのホテルでは、朝早く出発する人にはビニール袋入りのパンやバナナ、ジュースが渡されたのでお金を払っている以上何とかしようと頑張ってジェスチャーとメモで奮闘したら、レストランは8時だから朝食を部屋に7時に持って行くという動作。よしよし!

・・・で、翌朝どうなったかと言うと、モーニングコールは理解してもらえなかったはずなのに7時前に蚊の鳴くような小さな音で電話が鳴り「おはようございます。セブン、レストラン、ゴ−」と言う。

確か、「おはようございます」は日本語だったと思う。その後は7時にレストランに行っていいということだろうけど。多分、現地旅行会社のほうでその日の朝に帰国する日本人にはモーニングコールをするように頼んであったのかも。昨夜の奮闘はなんだったのか・・・。

 

7時半前にはPAKUさんと運転手さんもホテルに来ていた。現地ガイドの中にはすっかり忘れてしまったり、遅刻したりする人などもよくいるようだが、彼らは超まじめ人間なのだろう。だから両替も初日出来なかったのだろうけど・・・。

帰りの車の中もPAKUさんにいろいろ質問していたりしたのでコルサホフとユジノサハリンスクの間の景色は全くと言っていいほど覚えていない。8時半前には、フェリー乗り場に到着。ひとり150ルーブル(600円)の港湾使用料を払い問題なく乗船。行きよりも少ない乗客のように思えたのは出発時刻の10時過ぎまで。何と放送で、サハリン少年少女合唱団ご一行の手続きが遅れているので、出航も遅れると。「稚内発羽田行きの飛行機に乗られる方はいますか?」と。遅れて到着したら飛行場までの車の手配でもしてくれるのだろう。まぁ、軽自動車を稚内港にポツンと残してきている私たちにとってはちょっとぐらい遅れてもなんでもなかったけど。

結果的には1時間遅れで出航。行きとは違いにぎやかなフェリーでした実に!稚内で歌うという少女たちは着替えをしたりあちこち歩き回ってとっても楽しそう。

「何日間稚内にいるの?」と英語で聞いてみたら「5days」と。わぁ、英語できる!!と思って「はじめて日本に行くの?」って聞いてみたら「・・・」

どうやら、日本に入国の際に聞かれそうなことだけ英語で勉強していたようだ。

船内にきれいな衣装を持ち込んでいたので是非それを着て歌ってみて欲しかったなぁ・・・。

少女たちはみんなきれい! ロシア人女性は本当に足が細くておしゃれできれい。ただし、20代前半ぐらいまで。その後は恐ろしいほどに太ったおばさんとなっていくようですが(^^

 

そのまま約1時間遅れで稚内に到着。「日本人の方から先に入国審査となります」と。

そうだ、あの団体の後になったら大変だ。帰国したと言う雰囲気もなくあっという間に日本入国。

ちゃんと私たちの軽自動車も待っていてくれました!

また稚内港から上に登って海が一面見渡せる所へ。この日は天気もよく暖かくこんな陽気の中でサハリンを歩いたらまたちょっとイメージが違ったかも。サハリンに行く前は、稚内市内が何の変哲もない街に思えたのに、この日はビルも道路もものすごくきれいに感じた。やはりこの50年間の間に日本がいかにきれいに整備されたかと言うことだろう。

 

       

フェリーの中の少女    おしゃれな若いきれいなお母さん  デパートのお土産売り場の店員

 

あとがき

あっという間の4日間。43qしか離れていない外国。でもやっぱり「百聞は一見にしかず」

定期航路のお陰で昔に比べれば便利に安く行ける様になったとは言え、まだまだビザ+バウチャーが必要な国。このビザ+バウチャーが要らなくなったら、北海道の人がもっとお隣の国の事を見ることが出来るだろう。

帰りに一緒になった老夫婦。「52年ぶりに父の墓参りが出来ました」と。

そう、観光だけではない・・・。このサハリンは樺太庁だったわけで、日本人の故郷でもあるのだからせめて親のお墓参りにもっと気軽に行けるようにはしてあげたい。

北海道以上に自然は残っているだろう。でも、今回北海道在住者としてサハリンに行って気が付いたことは、サハリンの自然(草、花、気、湿原)が北海道と全く同じだと言うこと。

それだけ近いということ。レストランで出てきたえびは紛れもなく道東でよく採れる「しま海老」だった。

夜の9時過ぎまで明るかったサハリン。8月初旬なら11時でも薄明るいようだ。

どうしてこんなに近くなのに・・・と思ったら時差が夏時間で2時間あるから。

北海道の夜7時がサハリンの夜9時。

日本も夏時間を採用した方がいいかも。1日が長く感じられて得した気分になるし。

ん? 夜11時になっても暗くならなかったら仕事を終わりに出来なかったりして(^^

 

またいつものように長い旅行記になりました・・・。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました! See you again!!

 

 

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