ネパールに行ってきました!! 2007年8月10−16日
毎年5月下旬にもなると「夏休みはいつ? 何日間?」 「8月10日から1週間だって」 いつもお盆の頃です。 ちょっとずれれば航空運賃も安くなるのにねぇ・・。 しかも、何で金曜日から? 月―金なら両週末入れて9日間になるのに。 まぁ、そうぼやいても会社の休みが変わるわけでもないですからね。 以前は、3日間だけだったからそれに比べればBETTER!!
さて、どこに行きましょう? GWは、短いから中国1都市と言うのが最近のパターン。 去年は夏も中国の内モンゴル自治区に行きました。 たまには、行った事がない国にしましょうかねぇ・・・。
そこで浮上したのが、ネパール! 実はこの10数年夫が「ネパール行きたいなぁ〜」って言う度に「8月は雨季で山も見えないらしいよ」 と言いながら、実は費用がかかるので乗る気を見せなかった私。 でも、だんだん夫も興味があって手頃に行ける場所が少なくなりました。 そこで、「たまには奮発していいかぁ。山だって見える日もあるんじゃ?」と。
・・・で、決定。 ネパールまでの経路を調べたら成田からだと直行便はなく、ネパール国内の移動も考えるとツアーの方が楽〜というか、春から一応社員となって仕事があると考える余裕がなく〜
某大手の「天空の大自然と文化に出会うネパール周遊ハイライト7日 タイ国際航空利用」と言うのに申し込みました! すごいツアー名ですよね^^。
みなさん、ネパールってどこか知ってましたか? なんとなく〜ですよね?? こんなところです! 北は中国のチベット自治区に接し、南はインドです。 ちっちゃい国ですよ〜。 あ・・・お隣のブータンは夫がもっと行きたい〜って思ってる国です。顔はモンゴル系で日本人と似ていて着物みたいな民族衣装を着てるんです。でも、滅茶高くつくんですよ。 何でも1日に外国人は3万円?使わないといけないとかそんな決まりがあるらしく1週間ぐらいのツアーでも30万円以上しちゃいます。 ネパールも高いですが、そこまでは行きません。
・・・で、成田から出発〜!! 着いたのは、タイの首都バンコクです。 はい、ネパールへは直行便が飛んでないので、ここに1泊しますよ〜。 泊まったのは、昨年11月にも泊まったことのある「インペリアルクインズパーク」 立派なホテルですよ。モノレールの駅からも近くて周りにはマッサージやさんが一杯有ります。
ロビーには、前回よりもゴウジャスなフルーツ&野菜のカービング!! この技術、余りまだ日本で出来る人いないですよね。 習いたいなぁ〜。
・・・で、1泊だけど1万円両替して、さぁ、町に出発。 モノレールに乗って、4駅。 日本で言えば、新宿のようなデパート街「チットロム」で降りました。 ん〜、バンコクはもう東京と変わりません。 車もきれいだし、デパートもブランド品一杯売っています! 高過ぎて興味がわきません・・・。
何故、そんな高級品ばかりのデパート街に行ったかと言うと・・・。 こんな小さな「象」のせいです。
何の変哲もない「象」 ただの瀬戸物で出来たような「象」 なのに、魅了された日本人がひとり。 はい、(いい年した)夫。 どうやら「地球の歩き方」に写真が出ていて 「ひと目見たその日から恋に花咲く事もある〜」 らしく〜。 ご購入相成りました。 4000円もします。 3センチ位しかないのに(笑。
でも、この「王女様ぞう」を選ぶまでの長かった事。 だって、予想を反していろんな「象」が一杯!! もちろん、組み合わさったのなんて、とても買えませんけどね。
でも、こんなピューター製のもあったんですよ。
夫の目が左に行ったり〜右に行ったり〜。 私としては、同じ価格ならピューター製の方がお得な気がしたんですよ。 ・・・で、「これ可愛いじゃない」って言ったら・・・ 「じゃぁ、これとこれにするか」 「はぁ? 2個? 無理無理。」
そうですよ〜。1万円しか両替してないのに、この後、夕飯+マッサージ行くんだから!! ・・・で、漸く↑のに決定した訳ですよ。
あ・・・、買う時迷っていたら、店員さんが「この店では1200バーツですが、向かいのお店では20%引きになります」って言うんですよ。 変ですよね〜。ずっと付き合ってくれたのに、自分の売り上げにならなくていいんでしょうかねぇ〜。でも、安い方がいいに決まってます。 向かいのビルに入ってるお店まで買いに行きました(^o^)丿。 そんな訳で、バンコクの目的を果たした夫は一安心^^;。
その足でもう戻りましたよ、ホテルの隣の巨大デパート「エンポリオ」まで〜。 ・・・で、1個しか買わなかったからお金はあったけど、豪華料理を特に食べたい気にもならず、、、と言うか、メニュー見てもよくわからないからデパートのフードコートへ。 目の前で見て指差して注文出来ますからね。 ん?写真で見ると、すごく貧相な夕食ですね(笑。 でも、おいしかったですよ〜。オレンジ5個ぐらい使ったフレッシュジュースも飲みましたし。
右の怪しげなネオン写真は、ホテルのすぐそばのマッサージやさん! いやぁ〜バンコクは中国よりもマッサージ天国ですよ!! この近辺はマッサージやさんだらけなので、安いんです。 タイ式マッサージ(全身もみもみ)2時間で300バーツ(1050円)。チップを要求されましたが、それでも1時間にすれば700円しないで、クーラーの効いた個室で着替えまでしてですから、旅の疲れも取れますよ。
えっ?まだ、象買っただけで、ネパールも行ってませんねぇ〜!! 早く行きましょう(笑。
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そういう訳で、翌日漸く、ネパールの首都カトマンズに到着。
あんりゃぁ〜、バンコクの近代的な新しい空港から到着したのは、上で扇風機がゴトンゴトンってなってる古い空港。ん〜、久々です。この古さ。最近中国が多かったのでねぇ〜。 カンボジアはこんなもんだったかな? う・・・最近、物忘れが激しい^^。
荷物を取って、両替しました。 ネパールの国際空港利用税メチャ高いんですよ。 帰国時にひとり1695ルピー払わなくっちゃいけないし、国内線も乗るたびに170ルピー。 2万円両替したら9800ルピーしかくれない。 ありゃ、、、レイト悪いですね〜。1ルピー2円以上になっちゃいました。 しかも、両替レシートもくれない。ん?空港の中なんですけど。 ちょいと怪しいなぁ〜・・・。
9800ルピーの中から必要な2人分の空港税計4070ルピーを別にしたので、5730ルピーがこの先私たちの手持ち現地現金。 まぁ、今回は食事も観光代も含まれてるので、お土産ぐらいなのでね。
現地ガイドさんとすぐに会えましたけど、ほんの数メートルでしたが、「タクシー」の客引きはすごいですよ。 タクシーの客引きはどこでも結構強引ですけどね。 公共バスの便が悪いのでツアーでないと、まずこの中から人のよさそうなドライバーを選別して、町までの値段交渉が必要です。 なんか、結構暑くて疲れた身には、迎えが来てるのは楽チンでした〜。 ただ夫が持っていたスポーツバッグを車まで持って行ったのは、私たちのドライバーではなく、ポーターでした。
トランクに荷物を入れて「チップ」って言うんですよ。 こういう勝手に荷物を持ってチップを要求する事はアジアでは多いんです。 個人旅行の時は、決して荷物を他人に渡すなんて事はしないのですが、つい、ツアーで、迎えが来てると気が緩みます。 でも、今両替したルピーはで一番小さいお札が100ルピー。 当然「お金ない、ない」って言っちゃいました! 自称ポーターには申し訳ないけど〜。
ガイドとドライバーと私たち2人。 いやぁ、贅沢です! でも、車は日本の中古車。しかも、窓を開けてます〜。 標高1200メートルでかなり日本よりは涼しいのですが、この日は結構暑くて・・・。 でも、どの車もかなりの歴史がある車ばかりで、窓を閉めてクーラーを入れてる車なんて一台もありません。
それに、、、道路、、、ガタガタですよ! 空港から出てすぐにガタガタ、、、。 思ったより、ずっと近代化されてない首都です。
でも、すぐカトマンズ市内に入らず、古都「バグタプル」へ。 昔のままの建物ばかりの街です。 なんなんでしょう〜。 ネパールに入国してからずっと、違和感がないんです。 人の顔、服装、町並み全部異国なのに、不思議と緊張感がないというか、変です。 どこかで、むかし出会った街? でも、レンガ造りと木造彫刻の街。 日本の昔の町並みとは全く違うのに。 やはり、仏教国だから?
ネパールの国旗を掲げたお土産やさん。 売られてるのは、観光用の紅茶・パシュミナとかのスカーフ・木彫りの製品とか。 ガイドさんが「こういう店の紅茶は新鮮じゃないです」って言うもんだから、余り手が伸びません。 日本円にしたら一袋200円ぐらいで安いんですけどね。 ん、、、後できれいな外国人向けのお土産やさん=高い紅茶の店に連れて行かれるんだろうなぁ〜って。
2人だけだと、あの手のお土産やさんに連行されるのは苦手だけど、まぁ、しょうがないと言えばしょうがないし、確かに日数の経っている紅茶買ってもねぇ〜って。
ガイドさん、「TANKAを描いてる所に行きましょうか?」と。 TANKAは短歌じゃないですよ、仏様の一生を描いてる絵です。 小さな学校の様になっていて中で、描いてる人の横で説明が始まりました。 これを1枚描くのに4−5ヶ月かかる事も有ります。 どうぞ、虫眼鏡で見てください。 フムフム。確かに、細かい! でも、この後には・・・。
どうぞ、隣の部屋へ。 ははは〜、、、。 横には丸めてあるTANKAが一杯。 そりゃそうでしょ〜。 ただ見せるだけの訳はないでしょう。 「小さいものなら20ドルぐらいから有ります」と。 次々、広げてますよ〜。 トルコの絨毯屋さんみたいに〜。 余りお手間をかけても(まったく買う気がないのに)申し訳ないから、早々と「ありがとうございました」と 言っちゃいましたけどね^^。 気が弱い人なら、記念に1枚買ってますね!!
バクタプルの街は、路地も雰囲気があって素敵です。趣のあるゲストハウスも一杯ありますよ。
こんなカフェもあり、西洋人が一杯。 五重の塔です。
朝は、カトマンズや、このバクタプルからもヒマラヤが見えていたそうですよ〜。 さぁ、ヒマラヤの中でもエベレストがよく見えるという標高2000メートルの「ナガルコット」へ移動。 山道を日本製中古車は元気に登っていきます。 この車、走行距離が160000kmです。10万キロを超えてからネパールにやって来たのかな? 前の持ち主は、どんな人だったんだろう〜。 バスも登ってますよ。 バスの上にも人を乗せてね! さぁ、ナガルコットのロッジに到着!! いやぁ〜部屋からの眺めは最高。虹だぁ〜。 ん? ヒマラヤ?? 雲の中ですねん(ーー;)。
まぁまぁ、「天気がよければヒマラヤの夕焼けをお楽しみ頂けます」って書いてありましたからね。 最高の場所ですよ! ここで、ガイドのSさんが面白い事を聞いてきました。 「夕食は何にしますか?」って。
ツアー代に含まれていれば、普通はメニュー決まってますよね。 ところが「メニューの中からお好きなの選んでください」って。
なんと、ここのロッジのオーナーは、日本人。 日本食メニューも結構有ります。 でも、折角海外に来て、日本食じゃねぇ〜。 そこで夫は、「ネパール料理セット」に。 私は、迷った挙句、、、「煮込みうどん」。えっ?矛盾してる? はい〜。でも、既に飛行機の中でカレー味のものを食べていたし、なんか体調もよくなかったんで、うどんを食べてみたくなりました。
・・・で、超失敗(笑。 うどんの「乾麺」は、しょうがないでしょう〜。 でも、お汁が甘い!! だしの味がせず、醤油に砂糖だけを入れたような・・・。
具も、、、(嫌いな)にんじんと、ゆで卵とねぎだけ。 日本人がオーナーでもこんなもんですね。 はい。夫の選んだメニューはまぁまぁでしたよ。
映像が暗い? ムードがあるでしょ? キャンドルで・・・。 いえいえ、停電ですよ〜。
日本で停電と言えば、落雷とかトラブルで電気が止まってしまった〜状態ですよね? でも、ネパールは、毎日のように停電するんですって。 電力不足のために、どこの地区が何時から何時まで停電って曜日毎に決まってるそうです。 ゴミの日のようですね^^。 日本で節電の為にこんなことやったら、大変ですけどね。 「冷蔵庫」「クーラー」「テレビ」「パソコン」全部ダメですから〜。 でも、日本が電気使いすぎなんですよね。 足りなくなったら契約アンペアを増やす〜って言うのやめて、2人家族なら「20アンペアまで」とか決めればいいかも・・・なんて、ネパールに来て節電の話題^^。
たまにはいいですよね。 キャンドルナイト。 標高2000メートルだからもともとクーラーなんてないです。 ロッジも中々の雰囲気ですよ。 火を囲んで語れるスペールとか。この日は、他に日本人とイタリア人カップルと西洋人1組のみ。 従業員は5―6人はいましたけど。
標高2000メートルのロッジでお湯のシャワーが出るし、水洗トイレ。 思わず、「どこに流れてくの〜」って心配しましたが、貯水槽があるようでした^^。
夜もふけ、テレビもない〜パソコンもない〜やる事なし〜、寝ましょ! 起きたらきっと、、、 パンフに「運がよければ朝日に染まるヒマラヤを早朝に見られる」って書いてあったもの〜!!
、、、で、起きました。 雨が、、、降ってる・・・!! ザァザァ、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 いいもん、、、これからヒマラヤがよく見えるリゾート地「ポカラ」に行くもんねぇ、、、〜。
・・・と思いながらも、ロッジの部屋からの雲海を眺めつつ〜、、、 あ〜ぁ、ここからのヒマラヤの風景はすごいだろうなぁ〜って! エベレストを拝みながら、このテラスで夜明けのコーヒーを飲みたかったなぁ〜。 でも、しょーがありません!! さぁ、降りますよ〜。
どんどん下って来たら、素敵な風景が。 そう言えばどこかに書いてありました。 「ヒマラヤが見えるのは乾季ですが、雨季は国じゅうが緑できれいですよ」って!! そう、水田が緑できれいでしたよ〜。 家も点在してるぐらいで、道路もないんですよ。 「どうやって買い物に?」 「徒歩ですよ。でも、自給自足で野菜なども作ってるからそんなに出掛ける必要もないですけどね」と。なるほど。 |
ポカラという地名、聞いた事ある人結構多いんじゃ? ポカラは、カトマンズから陸路で6−7時間。 空路では30分の場所です。 カトマンズ国内線の空港・・・。 古いです〜。 こんな大きな体重計のようなものに荷物を載せますよ。 なんでも、重さ15キロ以上は飛行機に乗せてくれないらしいです。 体重じゃないですよ〜。それじゃ誰も乗れませんって! でも、ウラジオストックでは「はい、靴脱いで乗ってください」って空港で体重量られましたからね〜。 ここの軽量は荷物です〜。 うちは、2人でスポーツバック1個の身軽さだから問題ないですよ。 でも、ツアーで来る日本人で大きなスーツケース持参の人は要注意ですね。 あ・・・。 トイレに行ってびっくり!! 個室が2個。洗面所の前のこれは・・・。
「大は、個室で、小は、ここで」ですって(#^.^#) う〜ん・・・中国では壁がないトイレとかよく有りますが、ネパールでもそんな習慣あるんですかねぇ・・・。
ここの国内線は、トイレ以外もすごいですよ。 なんたって、X線がないんですよ。荷物検査の。 だから、いちいち手荷物あけて検査〜!! 男女別に並んで、触られ検査〜!! ライターは没収ですよ。 珍しいですよね。ライターは、成田からでもOKなのに。 「なんで?」って聞いたら「あんな、火が出るもの危ないでしょ!」って^^。
タバコが吸えなくなった夫は、マッチを持ってる日本人らしき人に「火を貸してください」って言ったら韓国人。 おとなしく黙って、吸ってました(笑。
さてさて、プロペラ機は、こんなんですよ。 カトマンズからポカラに向かう時は、右側GETですよ〜。 ヒマラヤが見える方向ですからね。 街中から見えなくたって、雲の上に出れば見える確率たかいでしょ!!
・・・で、見えませんでした(――;)。 雲が厚いんですかねぇ〜。 そんなに天気悪くないんですけどね。 まぁまぁ、ポカラは2泊しますから、そのうちそのうち〜。
ポカラの空港はなんともまぁ〜、ローカル空港ですよ。 オイオイ・・・大丈夫〜って言う感じ! 有視界飛行だけだそうなので、しょっちゅう離発着が遅れるそうです。
さてと、「お昼は何にしましょうか?」と。 「そうですね、ローカルフードでも〜」という事で、レストランで「餃子」を。 違います〜。 これは「Momo(モモ)」って言うんです。ここでは! 可愛いネーミングでしょ? ネワール族の料理にも同じ料理が有りますが、ここはチベット料理店です。 味? 餃子ですよ^^;。
「中華はおいしいなぁ〜」って焼きそば、チャーハン3人で残さず食べましたよ。 でも、メニュー見てオーダーしてるけど、予算とか言われないんですよ。 謙虚な私達、、、いえいえ、、、少食の私達は、スープも1個でいいです、とか、これで充分ですって言っちゃうんですけどね。 いつも、日本でおそば屋さんとか入るとメニューの中で一番高い「天ざる」頼む夫も、何故か遠慮してる? でも、このガイドさん含め、3人分の食費、全部私たちのツアー代金に含まれてるんだから謎です〜。高のどんどん注文してたら何か言われたでしょうね?
ポカラは、リゾート地ですが、旧市街、新市街とか街も有ります。 旧市街はなかなか雰囲気のある街です。 電気屋さん、バイクの修理やさん、雑貨屋さん、昔のままのようです。
しか〜し。結構暑い!! 「カトマンズが大都市で暑く、ポカラは涼しいリゾート地」と言う印象と現実は逆です。 カトマンズは標高1200m。ポカラは800m。しかも、湖の近くとあって結構蒸し暑いんです〜。 ちょっとの散歩で汗が・・・。 ひ弱な私たちです^^。 バックパッカーで、クーラーのない部屋で長期滞在するのは無理ですね。
ポカラでのお泊りは、あれっ? 予定表と違うロッジです。 まぁ、いいかぁ〜。 ブーゲンビリアが咲き誇り、クーラーに冷蔵庫、TV(NHK衛星まで入ります)まであるここでは立派なロッジですから。お風呂場には蟻が列をなしてましたけど^^;。
ポカラ市内観光も終えて、ブラブラして〜。 暗くなりましたよ。 あ・・・停電。 でも、しばらくしたら予備灯が点灯。 計画停電でも、大きなホテルやお店などは自家発電して、最小限の電気だけは確保してるんです。 でも、クーラー消えたら暑い。 テレビ見れない。 冷蔵庫もストップ。 だから、ネパール国民は、冷蔵庫もテレビも持ってません。
それよりも、水道だっ共同水汲み場から汲んでます。 産業が発展しないから、国の予算も増えず、国民所得も低いまま。 年金や保険制度もありません。 「病気になったら?」 「お金がない人は病院には行けません」と。
でも、「ネパール国民」には「貧困」と言う言葉は似合いません。 どこでも女性はきれいなかっこをしてますし。 家電製品が無い(買えない)、蛇口から水が出ない(上下水道が整備されてない)からと言って それで生活の質が劣る訳でなく、その分違う事に時間を使えたり、自給自足が出来る能力を持ってると言う感じです。
教育制度はかなり整ってるようで、子供たちはみんな学校に行っるそうです。 どこでも、スクールバスや、制服姿の子供たちを多く見かけました。 昼間遊んでるから学校に行ってないのかと思ったら、午前の生徒、午後の生徒と1日2回に分けてるんですって。
インフラを懸念してか、金・ジュエリーショップはにぎわってます。 お店の中は、カラフルなサリーやクルタの女性が一杯。
さぁ、、、明日の朝はトレッキング! パンフには「天気が悪い時は中止となりますが、払い戻しはありません」って書いてあります。 トレッキングと言っても、「サランコットの丘」と言う、ヒマラヤ山脈がよく見えるところまで車で上り、そこから小一時間ちょっと上る程度のお気楽なもんです。
夜明け前にそこに行って、ヒマラヤから登るご来光を〜。朝日に染まるヒマラヤ〜。 明日こそは、見れますよ〜に!! さぁ、4時半起床ですよ!!!
夜中に目が覚めました。 ザザザザーーーーーッツ・・・。 わかりますね、この音の正体。 雨です〜!! ひょぇ〜〜〜!!! でも、4時半頃には止みました。 でもでも、、、ご来光が見えるなんてはずある分けない雰囲気。 でもでもでも、、、行きました。 真っ暗な中、、、。 山を登るに連れて、霧が・・・。 真っ白で何も見えないんじゃない??? 明るくなりました。 真っ白で何も見えない? いえいえ、視界が開けてますよ〜!!
きれいですね〜。 雄大ですね〜。
えっ? アンナプルナ? ヒマラヤ山脈がどこかって? 見えません?? 私には、しっかりとこのように〜文字入りで見えましたよ^^。 雨季はねぇ・・・緑がきれいって言ったでしょ!! お花だってきれいだしぃ〜!!!
ここから見えなければ、上に登ったって見えませんよ。
でも、登りました〜。途中でお土産屋さんがありました。 「見るだけただ〜、うちの子が織ってます」っと日本語上手い! 小さな子と干し大根のある家の風景。中々いい雰囲気。
ふぅ〜。 ヒマラヤをご堪能頂けましたか^^;。ウソウソ!! 上から見えないもの、下の湖から見えるわけはないですね〜。 でも、フェア湖は、優雅にボートを漕いでる観光客で結構にぎわってます。 周りには暇そうなおじさんたちも。 この彼女の貫禄、なんなんでしょう〜。 日本人がこの衣装を着ても、絶対この雰囲気は出せませんね^^。
ポカラの観光メイン通りと言っても、小さなお土産やさんは一杯有りますが、売ってるものは殆ど同じような品。一往復したらわかりますからね〜。時間があって、暇^^;。
そこで、いかだで反対側にあるロッジに渡って散策もしました。 中々の植物園状態ですよ。左のは「エンジェルトランペット」? 右の花は水芭蕉が木の上にあるような変わった植物で聞いたら「チーズプラント」って。 ほんとかな? こってりまったりとした名前ですね〜。
これは定番「ハイビスカス」。ロープを引っ張って移動させるいかだです。無料でした。
人物ウォッチング〜、、、いえいえ、、、お寺に参拝に来てる人々です。 巻きスカートのような衣装が「サリー」で、ズボンと組み合わせてるのが「クルタ」です。 とてもカラフルで、みなさんオシャレです。
このポカラは、外国人観光客が多いですが、中でも韓国人をよく見かけました。 日本人と似てるんですが、やはり、遠めでも違うな・・・って思います。
韓国レストランにいた若者グループは「キリスト教普及活動」の団体でした。 丁度この時、アフガニスタンで同じようなグループが拉致されてたので、思わず「親は心配してるんじゃ・・・」なんて思いました。 敬謙な仏教徒の国にも来てるんですね〜。
このお店は、チベット料理レストラン。 右は韓国の焼肉、いろんなキムチが一杯付いて来て非常においしかったです! 値段は一人当たり500円ぐらいだったかな? 外国人値段ですよ、このあたりはどこも。
湖ばかり眺めていてもねぇ〜。 「ナマステ〜(こんにちは)」の返事が 「こんにちは」 あれっ? このおじさん、日本語片言しゃべってました。 「魚取れますか?」 「ちょっとねー」って。 周りには、牛さんものんびり〜。 時が止まったようなリゾート地です。 右の風景にヒマラヤが〜、、、、見えるんですよ、、、、!!! ふぅ〜。
海外に来たら、マッサージとシャンプーは欠かせないですよね^^;? ポカラにもマッサージやさん結構あるんですよ。 でも、どこも高い!! 1時間1200ルピー(2400円)とかしてるんですもの。 日本に比べて半分以下とはいえ、クーラーが入ってない部屋でのマッサージは考えられなくパス。
美容院も、どう見ても街頭床屋さん・・・的雰囲気が漂い〜、、、あ〜ぁ、、、っと思っていた時、 某ホテル内にある美容院を発見!! ホテル内とは思えない古〜い感じですがクーラーが効いてるんですもの! 早速、「シャンプーいくらですか?」 「200ルピー(400円)」 まぁ、中国に比べると倍ぐらいだけど、しょうがないですよね〜。 夫も「頭マッサージ」を!!
中国では、頭洗ってもらって「きもちいい〜」んですが、、、、 ちょいとおじさん、、、、苦しい〜って言うスタイルなんですよ、、、。 この椅子に腰掛けて、後ろに頭そらして、、、 洗面台が首に、、、硬い、、、、。 はぁ〜。 しかも、「ドライ?」って聞くんですよ。 そりゃそうでしょ〜、びしょびしょですよ〜、、、このままじゃ。 、、、で、会計400ルピー(800えん)。 「えっ? 200ルピーじゃないの?」 「洗うの200、ドライが200」ですって、、、。 夫の頭マッサージの方が気持ちよさそうだったけど、1時間と思ってたら、15分でした^^;。 まぁ、なんでも経験経験!! 道路に牛がウロウロしてる場所ですしぃ〜。
そんなこんなで、ポカラに来て3日目が来ました。 そう、カトマンズに戻る日です。 天候、、、似たような感じ、、、はい、、、見えません!!!
それより、10時の飛行機が飛び立ったのは13時過ぎ。 プロペラ機〜雲ぐらいで降りて来れなくってどうするの〜、、、ですよ。
でも、三時間遅れなんていい方だそうです。 「1日中欠航が決まって、それから車手配してカトマンズに夜に戻った事も有ります」って。
翌日は、バンコクへの帰国便の時間があるので、とにかくカトマンズには戻らないといけない訳ですよ。どんな山道でも〜。
さぁ、カトマンズに戻った私達は、まず南にある古都「パタン」へ。 いやぁ〜、ここ街もいい雰囲気ですよ〜。 ネワール族のネワール文化が学べる街並みです。
邪道とわかっていても、こんなハイカラはレストランも出来てしまっていて、、、 邪道とわかっていても、ついつい、サンドイッチなんか注文しちゃいました〜。 これがまたおいしいんですよ〜。 この風景を眺めながら〜〜^^。 右は、ネパール最古の寺院と言われるストゥーパ。有名な「スワヤンブナート」です。 ブッタの目が四方にあって世界を見渡す、、、って言われてますが、鼻がわらびみたいで キュート?です^^。
カトマンズ市内の王宮の一角には「クマリの館」と言う生神様がいます。 何でも、良家の女の子が選ばれて、この館に初潮を迎えるまで暮らすそうで、、、。 お布施をあげると窓から顔を出してくれます。 写真撮影はダメでしたが、普通の女の子のようでした。 でも、この中でずーっと暮らすなんて選ばれたとは言え軟禁状態ですよね^^。 ネパール最後の夕食は(なんと言うことのない)舞踊付きネパール料理でした! はい。
「明日は11時ごろに迎えに来ます」と。 フムフム、、、ちょっとは時間有りますね〜。 7時には起きて、さぁ出発!! どこへ? もちろん、街中〜!!! まず、近所にあった市場をちょっと覗き〜、ガイドさんが「タクシーはメータないですし、街中は迷いますから、この近くの市場ぐらいなら朝覗くのもいいかも知れませんよ」って言った所です。
新鮮な野菜が一杯並んでましたよ。 羊の「頭」だけとかもね^^;。 まぁ、どこの国の市場もそんなには変わりませんから、さぁ、タクシーに乗りましょう〜。 ホテルでだいたいの値段は聞いていたので交渉も簡単。 ネパールは英語がかなり通じるので楽です〜。 まずは、前日行った「王宮広場」 ここは外国人は入場料200ルピーとかいるんですよ。 特に入口とかないんですけど、フラフラしてるだけで係員が近寄ってきます。 私達は、昨日払って見たから今日は単にタクシーでここに着いただけですよ〜。
でも、目ざとく係員が近寄ってきました。 こういう時は下手に英語で話をしないで 「大丈夫です、大丈夫」って立ち去るジェスチャーをしながら日本語で言ったらOKでした!(^^)! 何が、大丈夫なんだか^^;。
まぁ、いいんですよ。 ダンバール(王宮)広場→インドラ・チョーク→アサン・チョーク→タメル・チョーク と言う、言わば下町からちょっと上って来ました。 ちゃんとポイントを抑えて歩けば迷わないですよ。 チョーク(街角)に来た時に「アサンこっち?」とか聞きながらね。
雑踏を通り抜けたら、あらら、、、ゴミの山。 時間で一斉に掃除するんですかねぇ? タメル地区は、外国人目当ての看板が一杯です〜。
街をブラブラするのはやっぱり楽しいです。
今回のカトマンズのホテル、、、市内で一番高層ビルって言うんだけど、街から3キロ ぐらい離れてました。 豪華なきれいなホテルより、すぐに歩き回れる中級ホテルの方がやっぱり好きです! ホテルの部屋からの眺めものどか過ぎて〜。
タクシーに乗って、またホテルに戻り、迎えに来たガイドさんと一緒に空港に〜。
あれれ、、、道が閉鎖されてます、、、。 さっきタクシーで戻ってきたのに、軍隊の姿も、、、。
ドライバーが困ったような、怒ったような表情になりましたよ。 「よくあるんですよ、ストライキです、学生の」とガイドさん。 街のあちこちの道路で自転車のタイヤを燃やして通行止めにするそうです。 マオシスト(共産党毛沢東思想)と言うグループがネパール各地でストライキを起こしている事は耳にしてましたが、よりにもよって空港に行く途中ですよ〜。
かなり火を上げて燃えてる箇所もあり、引火を考えたら怖くて通れないんですよ。 どかして、漸くとおってもまた他の箇所で燃えていて。
写真は怖くて取れませんでしたが、赤い旗を振りながら、顔半分を隠し、怖い表情のグループに囲まれた時は、これが政情不安な国ならまず「金目のものは全部出せ」だろうなぁ〜って思いましたよ、、、。 ひょぇ〜、、、、でした。
ガイドさん「航空券貸して下さい。英語は話さないで」。 「XXXXXXXXXXXXXXXXXX」と話してます。 (想像して訳すと)「この外国人を空港に送っていくんだから通してよ」でしょうか^^。
いろんな裏道を行っても、あちこちで閉鎖されていて、時間ばかり経って焦りましたよ〜。 これが、自分達でタクシーで空港ま行く予定でタクシーの運転手から「今ストをやってるから空港には行けない」って言われたらどうしただろう〜って思います。
因みに、ネパールにある日本人向けの旅行会社のHPには 「チャカジャム(道路封鎖スト)の時は、徒歩で空港に行く事を覚悟しましょう。タメル地区から2時間ぐらい余裕を見てください。タクシーは投石、放火の危険があるので中々行ってくれません。交渉すれば行ける場合もありますが5000ルピ(1万円)」は要求されるでしょう」って!!
あんりゃ、結構危なかったですね〜。 タメル地区からホテルまで早めにタクシーで戻ってなかったら・・・大変でした。 それより、送迎がなかったら、個人旅行だったら悲惨だったかも〜。
かなり遠回りをしてどうにか空港到着! どこもそうですが、ここで現地ガイドさんはお別れ。 空港内には入れません。 一応、日本の某大手ツアーなので特にチップはドライバーさんにもガイドさんにも渡しませんでしたが、ストの中苦労してくれたドライバーさんに、残っていたルピーをあげたらよかったなぁ〜ってちょっと後悔。 外国人なしで無事市内に戻れたかな・・・。
成田より高い出国税を支払い、チケットを入手。 出国審査の前に面白い看板がありましたよ。 ネパールの日本大使館からの注意書き。 日本語の看板が大きくで〜んと。 そこには「ネパールで空港税以外に税金を支払う必要がありません。通行税という名目で要求された時は、領収書をもらうようにしてください。そして日本大使館にもご連絡下さい」という内容。
出国審査官の目の前。ネパールの人たち意味わかってると思うけど、嫌じゃないのかな? でも、この看板って、入国審査の前において置かないと意味がないんじゃ^^;?
どうやら、各地でいろんな思想のグループなどが、いろんな名目でお金を要求してるようです。 暴力的ではないようですが、やはりそんな事があるから、外務省のHPに渡航注意とか書かれちゃうんでしょう。
そう「渡航注意」なんですって^^;。 カトマンズのホテルで「ポカラに行ったんですか? 危険情報が出ていたんでいかなかったんですが」と言う個人旅行客がいました。 全〜然知りませんでした。 ツアーが催行されるぐらいなので、たいした危険情報ではないでしょうし、いたってガイドさんも「ネパールは安全な国ですよ」としか言わないから、いつもは用心して一晩でもホテルのセーフティボックスにパスポートや航空券などを預けるのに、ずっと持ち歩いてましたからね。
何もなかったからよかったですけどね〜。 何かあったら「ヒマラヤはどこ〜」なんて言ってられないですものね!
あ〜、、、、、、思い出しましたよ、、、、。 とうとう、ヒマラヤは見えませんでした!!
旅行って、遠くに行ったからとか、お金をかけたからとかは満足度と関係ないですね。 いかに、目的を達成出来るか。 「見たいものを見、行きたい所に行き、食べたいものを食べ、買いたいものを買う」
今回、食べたいものも、買いたい物もありませんでした。 だからこそ、第一のお目当てを見ることが出来なかったのはやはり残念!!
でも、自然相手ですからね。 元気に帰ってきましたし。 両替したお金も、紅茶に化けてます〜こんなに。
貧しいんだけど何故か豊かな暮らしをしてるように見える素朴なネパール国民に出逢って来ました。
エネルギーを大切にし、自給自足出来る国。 きっと将来この生活を変わらずに心豊かに過ごせるのは、こういう国なのかもしれません。 国民所得は低くても、きっときっと、心が豊か人々がおおい国だと思います。
次回行く時には、ヒマラヤ・・・また見えないと嫌だから当分行かないでしょ(笑!! |