クアラルンプール

 

市内観光+恐怖の?ショッピングツアー

 

ランカウイ島から飛行機で50分。クアラルンプールもいい天気!

このツアーは殆どフリーですが、唯一クアラルンプール市内観光+ランチ+ショッピングと言うのは、到着後半日付いていました。

空港には、日本語を話すマレーシア人のガイドさんが待っていましたが、なんとツアーとは言え、また私たちだけ!

まぁ、マレーシアは初めてなので、市内観光は行ってもいいし、海鮮料理のランチも楽しみだけど、ショッピングと言うのが恐怖なのですよ・・・。

ショッピングと聞けば大概女性は喜びそうですが、この手の市内観光に付くショッピングはどこの国でも、旅行会社へマージンを払ってお客を連れてきてもらう「日本人観光客対象の御土産や」なのです。

特に2人だけとなるとねぇ・・・。その話は、もうちょっと後で。

 

まず、市内観光としては、「国立イスラム寺院」「独立広場」「国立歴史博物館」「王宮」「国立博物館」「チャイナタウン」を回ります。一番降りてブラブラしたいチャイナタウンは車窓だけ。ぶすっ!

でも、国立博物館や歴史博物館の説明を日本語ガイドからいろいろ聞いて、かなりマレーシアという国について、またイスラム教についても教えてもらえてよかったです。

 

今まで、イスラム教は、神アラーを唯一の神とし、1ヶ月にも渡る昼間は絶食するラマダンと言う期間があり、一夫多妻制で4人まで奥さんを持つ事が出来、1日に5回お祈りをし、豚肉を食べずお酒も飲まない宗教と言う漠然とした知識でしたが、その理由は知りませんでした。

 

「ラマダンと言うのは、富める者も貧しい者も太陽が昇っている時間は断食する事によって、お腹がすくという体験を味わい、世の中には飢餓に苦しむ人々がいる事を思い出し、食べ物のありがたさを実感する為」「一夫多妻制は、戦争で一家の大黒柱だった男性が大勢死に、残された母子を養い守る為にひとりの男性が複数の妻を持っていいことになった」という説明に、なるほど・・・と思った。

ただ、一夫多妻制に付いては、結局富める者だけが出来るという点で、最近ではちょっ意味合いが違ってきているようですが。

 

「マレーシアは多民族国家で、マレー人、インド人、華人などいろんな民族が一緒に生活し、イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教、仏教を信じる人がお互いの宗教、民族を尊重し仲良く共存しています。

1957年イギリスから独立して以来、他の国のように民族間、宗教間の争いがありません」という、日本語ガイドの説明が続いた。

中東にはいつまでたっても平和が訪れないし、アメリカが確実な根拠無しに戦争をはじめるのも、みんな宗教や利権が絡み合っていると思われるけど、ここマレーシアではどうしてこんなに、仲良くやっていけるのか・・・不思議だ。もしかしたら、ある点では日本と同じく宗教を余り気にしない=他の宗教に関して無関心なのかもしれないけど、争い事が無いという点では、他の国も見習うべきかも。

 

今まで、いろいろな国に行ったけど、確かに多民族国家ではなかった。

街を歩いていて、いろいろな肌の色をした人、日本人かと思ってもそばで言葉を聞くと、ア・・・違う・・・

と言うことが多い。それだけ、私たちも周りから観光客とは余り思われてないようだった。

 

昼食は、予定では、「海鮮料理」と書かれていたけど、「飲茶」だった。

変更の説明はなかったけど、飲茶は好きだし、前日ランカウイ島のホテルで「スティームボード」という、日本のしゃぶしゃぶ風の料理で、海鮮をかなり食べていたのでかえって、新鮮でよかった。

ただ、はじめに運ばれてきた3品はおいしく食べたけど、そのあと小鉢のラーメンを食べ、かなりお腹がいっぱいになった所で、3セイロにそれぞれ3個づつの点心が来た時には、とても食べられず残してしまった。

フルーツの盛り合わせは、「スイカ、メロン、パイナップル」がよく出てくるけど、「どーしてこんなに甘くない果物ばかりなの!」と首をひねりたくなるような味・・・。 ふぅーーー。

 

これで、このままホテルにチェックイン出来たらうれしいのだけど、お約束の3箇所ショッピング!

まず、民芸品のお店へ。もちろん店員は日本語を話せる。でも、台湾などと違って、意外とあっさり!

市価よりも高いお土産なんて興味ないから早足で回っていたら付いて来ない!!

拍子抜けだわ!

興味を示せば、一生懸命売込みしてきたけど、私なんて、早々と入り口の椅子に座ってたから、ガイドさんも、「では、行きましょうか」と。やったーーー。

 

お次は、「免税品店」。大勢なら時間を決めて集合するのだろうけど、私たち2人だけなのでどうやら出入り口で待っているらしい。免税品? 興味なし。そこで、2階にあると言う、おトイレだけ拝借して、出口に。あっという間に終了(^^ゞ

 

最後が待ってました!

誰かの旅行記にも「ここから出してくれーーー、わしゃぁ、金なんか興味ないんじゃぁ・・・」と、書かれていて思わず状況を想像して笑ってしまいましたが、その通り!

お次は、私たちも金、ジュエリーショップ!!

「お金、マネー」なら興味あっても、「金、ゴールド」には興味がない。だって、世界中どこに行っても金の価格は決まっているし、あの如何にも、光り輝いている24金とかは好きではない。

日本で主流の控えめな18金で充分。そう、控えめな性格だから・・・反論が飛んできそうですね(^_^メ)

 

まず入ると、「今からご説明いたしますから、ここに座ってください」と女性。

下に金製品がズラーット並んだカウンターの上にもうお茶が出されている。

しょうがないなぁ・・・という表情を読み取ったか、

「私、ここの支配人ね。座るのもただ、説明聞くのもただ、お茶を飲むのもただですよぉ。」

ん!ちょっと変な女性っぽい日本語をしゃべる男性の支配人。まぁ、つかみとしてはOKとしておくか。

 

「マレーシアは、金、有名ね。日本人、いっぱいお金払って観光に来るわけね。だから記念に買って帰るといいと思いますよ。思い出としてね」と。

 

そう、ここに来るのにお金使ってるから、お土産は買わないの。マレーシアって金が有名?そんなの聞いた事もない。・・・・と、心の中でぶつぶつ。

ただ、「あまり24金は興味が無くって・・・」とつぶやいたら、

「これもいいよ、オパールはオーストラリアからのね。そして加工したのはマレーシアよ。水晶もいいわよ」と。

そう言えば、結婚翌年のオーストラリア旅行で記念にオパールを買った。あの頃は、まだ何か記念に名産品を買うと言う気持ちがあったのかも。最近は、記念は思い出で充分となっているけど。

ん! そう言えば、オパールの指輪どこじゃぁ・・・(^^ゞ これだからねぇ。

 

私たちが興味をあまりにも示さないから、今度は泣き落とし。

「SARSのせいでね、お客さんいなくて、私たち本当に困ったのよね。これなんかどう?

お近付きになった印に15000円のを特別に10000円でいいわよ。あ、このペンダントヘッドならね、4500円よ」と勧める勧める。

お近付きになったつもりも無いし、もともと10000円でも利益がたんまり出る商品を買う気もないけど、確かに観光客は殆どいなかっただろうから大変だろうし、ちょっとそのキラキラ光るペンダントヘッドなら、買ってもいいかなぁ・・・なんて気がしたりして。

 

でも「会社の帰りに一杯やったらすぐに5000円、10000円飛んで行くでしょ?それと比べれば、これ、消えてなくならないわよ、ねぇご主人」と、主人を促す。これは逆効果よ、うちの場合。

だって、欲しくなれば、私が欲しいと言えば、そのひと言で決まるわけ。

主人が「やめとけば? 高いよ」とか言うことはない。なのに、主人が関心を示さないから私が買えないと思ったようで。だから、逆に断りやすくなっちゃった。

 

「ですよねーーー、言ってやって下さい」と私が一緒に言っても、主人は特に関心を示さない。だから、私も買えないのよーーーなんて振りして、そそくさと、逃げごしで、ガイドさんの方を見る。

ガイドさんも、初めからそんなに私たちには期待していなかったようで、

「では、行きますか?」と言ってくれた、ムフフ、ガッツポーズ!(^o^)丿

こうして無事開放!!

 

何人かのグループだったりすると、中には買っていく人もいるから、買わなくてもあまり目立たずこっそり退散できるけど、2人だけで、しかも広い店内、お客は私たちだけ、店員は10人以上もいる中では結構大変。意思を強く持っていないと、情に流されて、買ってしまうことになる。

いらない物は、いらないの! 「NO」と言える人間になろう!・・・違うか意味が(^^ゞ

 

こうして、半日市内観光とショッピングツアーも無事終了。

ホテルは、市街地のど真ん中、とっても便利な場所にある「メリアホテル」。

これで、2日後の夜7時まで丸2日は全くのフリー。

やったーーー。はれて自由の身になった私たち。夕方5時近くにチェックイン。

 

部屋は8F。窓からは、ツインタワーとしては、世界一高いペトロナスツインタワーも見えるし、中々よさそう。朝から、移動、観光でくたびれて、ちょっと一休み・・・する間もなく、もちろん荷物を運んだら、すぐに、街へGO――――!!ですよ(^^ゞ 行け行けGO−GO―街じゃぁ!!

 

  

飲茶の中では、トローンとしたこの「クレープ状」のが大好き!    メリアホテルの部屋

 

楽しいチャイナタウン

 

最初にまず行ったのは、昼間通った、ゴチャゴチャしてる「チャイナタウン」。

小さい露店が道路に一杯出ているところって、なんかワクワクしちゃいません?

ホテルから地図を片手に歩いていくと、20分ぐらいでまず、超ローカルなデパートを発見。

私たちの泊まっているホテルのそばの近代的なきれいなデパートと違い、店名も中国語。

何やら楽しそうな気配。この場合、楽しそうな=安い物が売っていそう(^^ゞと言う意味!

やはり、あった、あった、ローカルな食品、調味料、お菓子、雑貨!!

目が輝く輝く!! たっぷり1時間はブラブラしていたかな?

 

この一角が既にチャイナタウンのようで中にはマレーシア土産が一杯売っている「セントラルマーケッ

ト」などもある。日本人目当ての御土産屋や、空港内のショップに比べると同じような物が3分の1ぐらいの価格で買える。

 

暗くなると露店がいぜん活気帯びてきて、人出もすごい。

ここは、そんなに日本人は来ていないのか、北京、上海、台湾、香港などに比べると日本語で話し掛けられることは余りない。

海外に行くと、主人が興味を持つものが3つほどあります!

1.腕時計

2.財布

3.キーホルダーとか手細工のオートバイ、自転車など。

露店と言えば、どこの国でも付き物が、ブランドもどき品。所謂、偽ブランド品。

これは、日本に買って帰ると、見つかれば没収です。

まぁ、個人で自分が使う為に1個や2個買ったからって、何も言われませんが・・・と言うより、まず手荷物検査自体がほとんどないからね!

 

主人は、その手の腕時計が並んでいる前に行くと、足が止まる。

「ローレックス?ブルガリ?シャネル?」すかさず、店員が聞いてくる。

主人が「ハウ マッチ?」とお目当ての物をこのときばかりは自分で聞く。

そうすると電卓をたたいて「RM65」と店員が言う。

日本円で2150円。たいした額ではないが、もちろんそれは言い値。首を振る。そうすると、

電卓をこちらに渡して「ハウ マッチ?」と逆に聞いてくる。

ここは駆け引き。中国では、言い値の3分の1ぐらいの金額では買える。でも、ここはマレーシア。

この旅が始まって以来、まだ値引き交渉をしていない・・・さて、主人はいくらぐらいにするのかなぁ?

私だったらRM40ぐらい? なんて考えていたら、「RM30」と電卓をたたいた。

結構、思いきったじゃん! と思った。・・・で、相手はちょっと考えた挙句「OK」

えーーーー! そんなに簡単にOKなの? 普通は、「ダメダメRM50」とか言ってきて、こっちが歩み寄らないと「じゃぁ、RM40」とか言って、それでも買わずにその場を立ち去ろうとした時に「ウエイト フレンズ RM30」とか言っちゃって、最終的にはその価格で買えるのにねぇ・・・

おかしい!!

 

おかしい訳が・・・わかった! 他の露店で同じ時計を見て思わず主人が「ハウ マッチ?」と聞いたらなんと初めから「RM30」だって・・・それだけでガッビーーーーンなのに、立ち去ると後ろから「RM20」の声が、ドタッ・・・(^_^メ)

つまり、RM20でも利益が出る時計を、値段交渉の結果RM30で売って頂いた訳です。

でも、RM30=990円ですよ! やすいでしょう? 

私なんか、偽ブランドでなくてただの腕時計をRM10=330円で購入。

換え電池よりもずっと安いので海外に来ると必ず1個は買っちゃいますよ。

ただし、クアラルンプールでも腕時計1個をRM10で買えるのは、このチャイナタウンぐらいかな?

中国よりも安かった。ルンルン!!

 

露店では、南国の果物も豊富。レストランで出るメロンやパパイヤの甘さのなさには辟易したし、ホテルのウィルカムフルーツの中のスターフルーツなども甘くなかった。でも、ここで買った、マンゴスチンは甘かったから、やはり自分の食べたい果物は直接選んで買ったほうがいいですね。

 

お腹がすいたから、適当にご飯の上に自分の食べたいおかずやお肉を選んで乗せて食べる形式のお店でちょっとお腹を満たしてみたけど、VERY GOOD!& やすいーーー!

 

夜も更けて来たしクタクタになったので、タクシーで、あのツインとしては世界一高い「ペトロナスツインタワー」の夜景を見に。中々の迫力!

クアラルンプール市内のタクシーは、殆どメーター制だから安心。

バスルートもよくわからないから、タクシー料金が安いのは助かる。かなり乗っても200円ぐらい。

短い距離なら100円でも。駅からとか、観光地からだとチケット制になっていてちょっと割高のようだったけど、それでも一番高かった料金が300円ぐらい。3-4人で乗ったらすごくい安いですよね!

 

ホテルの近くにも食べ物の露店がズラーット並んでいる「アロー通り」と言う通りがあり、今度はそこで、

マレーシア名物「バクテー(肉骨茶)」を味見。これは、文字通り骨付き豚肉を漢方薬がいろいろ入ったお茶で煮ているもので、ご飯に掛けて食べる。うん、結構いける味!!

  

この1皿120円!                 バクテーはこれでRM9=約300円。

    

昼間でも存在感のある「ペトロナスツインタワー」     330円時計&990円時計

 

 

土地のない島―クタム島

 

丸々自由の1日は、どこか郊外に行こう、と考えていた。

郊外の観光地として有名な「マラッカ」と言う所は、他の都市がイギリス領だったのに対してポルトガルやオランダの支配下だった為街全体にその雰囲気が未だに残る歴史的建造物がある街。

でも・・・ここへはバスで片道2時間半。値段的には、片道ひとり250円ぐらいと安いけど、往復5時間で、しかも街を炎天下の中で歩くのもきつい。

しかも、私たちは歴史的建造物よりも庶民の暮らしを垣間見る方が好き。しかも、ローカル列車の乗って行きたい。

いろいろ探していた時、日本のTV番組で、偶然にもクアラルンプールから日帰りでどこかの島に行き、そこで蟹を食べているのを見かけた。ただ、あまりよく見ていなかったので、それがどこの島かは覚えていなかったけど、確か汽車の終点駅からフェリーに乗っていた。

ありました!「地球の歩き方」にちょっとだけ案内が。その名は「クタム島」。「クタム」とはマレー語で「蟹」の意味。華人いわゆる中国系民族が住む島で「吉胆島」と中国語では言うらしい。

 

この島名で、インターネットで検索し情報を集めると、だんだん興味が増してきた。

「土地のない島」・・・ん? どう言う事だ?

なんとこの島は、マングローブの樹の上に板を渡して人が住んでいると言うではないですか。

故に、島の中の交通網は、徒歩、自転車、オートバイのみで車は1台もない。

潮が引いた浅瀬には、「ムツゴロウ」がいるらしい。おもしろそうーーーー。

 

・・・で、決定!!

行き方は結構簡単。セントラルマレーシア駅からKTMコミューターと言う電車で南下。

1時間ちょっと乗っていると終点の「ポートクラン」。そこから高速ボートが島まで出ていてなんと30分で到着。

KTMコミューターは通勤に使われる近郊列車で、ひなびたローカル列車のイメージではなく、近代的且つ乗りごごちのよい座席。終点までは、片道RM4.3だけど、窓口で1日乗り放題パスがRM6で買えるのでそっちの方がお得! 200円しないで電車1日乗り放題(^o^)丿

思わず反対路線も終点まで行って見たくなっちゃいました。

高速ボートは片道RM5.5(約182円)。

 

島への途中は、マングローブの小さな島を一杯通り越して行くので面白いのですが、窓がしぶきと汚れできたなくて、余り外が見えないのが残念。

以前の1時間掛けてゆっくり進むボートの方がいいかもしれないけど、今も運航しているのか不明。

島に到着したらまず、帰りの時刻を確認。

あれ? 中国語とマレー語の案内だけ・・・。まぁ、「星期一」が月曜日とかは知ってるから特に不便じゃなかったけど、ちょっと戸惑っていたら、「英語がないからわからないでしょう?」って、マレーシアの人が話し掛けてきた。いやぁ・・・マレーの人ってみんな親切なんですよ! 

今回ばかりじゃなくて、いろんな所で親切にして頂きました。

 

ムツゴロウと対面して、島の食堂がちょっとあるメインロードを突き進むと、あっという間に民家だけ。

メインの道路というか、道は一応コンクリートで固められていて、その他の道は木の板で作られている感じ。潮が引いているときだったので、かなりゴミが目に付く。ごみ収集に最近着手し始めたと言う情報もあるけど、かなりポイ捨てだなぁ・・・。

適当に歩いて、また引き返し、食堂でお昼を食べる事に。「南興海鮮茶餐室」と言う店のおじさんが行きから「えび、かに」って日本語で言っていたので、本当なら避けたい所だけど、他の店は全く呼び込みもないし、ここの事が他の人の旅行記にもちょっと出ていたので、入ってみた。

 

やはり「蟹島」に来たからには、「蟹」を食べようと言う事になり、「蟹」「海老」「焼きそば」を注文。

すべて「小」でね!、とお願いして。蟹と海老はやはり値が張る。市内の露店よりも半額近いけど、それでもそれぞれRM25(825円)。

え・・・、この大きなお皿で本当に「小?」と言うぐらい、デーーーン!とやって来た。

思わず、心配になって「これ小?」って聞いたぐらい。食べ終わったあとに2人分、25×2だったらショックだものね。「蟹」はブラックペッパー炒め。おいしいけど、それより「海老」!!!!

ものすごく大きい海老も入っていて、バター炒めにしたんだけど、その味の絶妙さ。

ソースがおいしい!! 焼きそばも、中国福建省の麺方式でGOOD。しかもRM6。

全部で明瞭会計RM56(1850円)。 あーーー、おいしかった!!

 

ここの店は、結構ガイドブックにも取り上げられた事があるらしく、その記事を拡大してパウチッコして外国人には見せていました。ちょっと掲載時期は古かったけど、日本語のもありましたよ。

 

帰りは逆コース。クーラーの効いているボート、電車なのでリラックス。

朝、ホテルを出たら夜遅くまで滅多に戻らないから、こういう乗り物で疲れが取れるのはうれしい。

 

セントラルクアラルンプール駅に着いたとき、

「すみません、少しの時間でいいのですが・・・」

え!なになに?このように話し掛けられるときは、大概日本では、「あなたの幸せを祈らせてください」とか「手相を勉強しています」「カンボジアの子供達に募金を」など、宗教、勧誘、募金関係で、余りいいことはない。

 

英語がわからない振りして逃げようかと思ったが、結構食い下がってくる。おまけに集団で。

手には、英文の紙。ちょっと目をやると、どうやらアンケートのようだ。

まぁ、若い女性の一生懸命な問いかけを無視するのもなんなのでちょっと話を聞いたら、彼女たちは大学生で海外からの観光客にマレーシアの印象や来訪目的などを尋ねていると言うことだった。

特に怪しそうでもないので、アンケートに答えて、ついでにちょっと雑談。

 

全員18歳。きゃぁ・・・若い! 私と一回りも違う!!・・・一回り?うそだぁ・・・の声(^_-)

「どうして私たちが外国人ってわかったの?」って聞いたら「服装や雰囲気から」と。確かに、この日は昔で言う、サロンペットのような物を着ていたからマレーシア人じゃないことはわかっただろう。日本でもはいている人は余りいそうにないけど・・・。

そこで「じゃぁ、何人だと思った?」って聞いたら「韓国人か日本人か香港」と。

何故か私たちも写真撮られたから、こっちも記念に一枚!

  

きれいなKTMコミューター     高速ボート                端の方の家は水上生活の様

  

道端にはペットボトル等のゴミ・・・    海老のバター炒めが最高!     マレーシアの大学生

 

市内をブラブラ

 

ホテルのあるブキッ・ビンタン周辺は、ショッピングセンターやデパートがいっぱい。

最先端のファッションを取り扱っているものすごくきれいなデパートと、庶民が手ごろに買える洋服や雑貨が多いデパートなどいろいろ。

賑わっているのは、後者の方。私も、ブラブラして楽しいのは庶民派デパート。

8月はバーゲンセール期間のようで、かなり大々的にセールしていて価格も安いのだけど、その殆どが夏物だけ!!

そりゃそうですよね。常夏の国ですから。一年中最高気温が30度ぐらいで、最低気温も20度を下回らない国で冬物を売ったってねぇ・・・。でも、8月でも半袖を着れる陽気になる事が余りない釧路に住む私にとって、長袖を見つける事が難しい=買いたい物が余りない。

薄手の、ラムのジャケットなどが安く売っていたら、手が口から出るほど欲しいけどマレーシアでは無理。

しかし、1年中同じ気候で着る物も同じでつまらなくないかなぁ? 

経済的かも知れないけど、私は四季があるほうが好き!

 

デパートなどをブラブラするとどうなります?

そうですね。足が疲れます。その疲れを癒すには「足裏マッサージ」は、もってこいです。

中国の大連ではまって毎日通った足裏マッサージにクアラルンプールでも行ってきました。

ガイドブックに出ているようなお店は、エステなども兼ねていてそれなりの値段がしますが、ブキッ・ビンタン通りには、「足裏マッサージ」のお店が連なっているところがあり、値段もリーズナブルです。

大体30分でRM25(825円)ぐらいのところが多く、日本の3分の1以下です。

ホテルの中でも、1200円ぐらいでやってもらえるようでした。

 

さて、夜遅くホテルに戻ってくると面倒な事は?

そうです。頭を洗って乾かす事ですよね? 疲れているのに頭を洗い乾かすまで寝られない・・・

ドライヤーの威力がなかったりしたら最悪ですよね。

その問題を解決するには、昼間に、美容院に行って洗ってもらえばいいんです(^_-)

もちろん、ニューヨークなどに行ってそんなことしたら、お金が持ちませんよ。でも、物価が安い所なら試す価値大です。

 

クアラルンプールにはデパートやショッピングセンターを歩いていると結構美容院にぶつかります。

私が試した所は、シャンプー、ブローでRM20(660円)と書いてあったのですが、

シャンプーをマレーシア製ではなくお勧めと言うドイツ製にしたのでRM25(825円)となりました。

北京では300円ぐらいだったからちょっと高めかな?

クアラルンプール市内でもチャイナタウン横のセントラルマーケット内の美容院はRM15(500円)と書いてあったようですが。

 

マレーシア製のシャンプーで充分なのに、「とってもいい」という言葉に見栄をちょっとはったわけです。

そうしたら、本当に髪の毛サーラサラ!! 「いつも自分で洗うのとどうしてこんなに違うの?」て言う感じ。ただ、シャンプーの方法が自分で洗うのとは違いものすごく時間を掛けて丁寧ですが。

 

マレーシアのシャンプー方式は、中国と同じ座ってそのまま洗ってもらい、あとで流す時に移動するやり方。シャンプー液を頭につけて15分ぐらいは頭皮マッサージをするように洗ってくれます。

シャンプー駅が、垂れて来るような事はありませんからご安心を。

ロシアでは立ったまま前かがみにさせられたり、タイは寝たままぐちゃくちゃと洗ってたし、国によっていろいろですね。最近、この中国方式が一番からだが楽だし気持ちがいいと思うようになりました。

 

今回楽だったのは、美容院のガラスにメニューと価格が英語で書かれているので何も苦労せず、シャンプー、ブローしてもらえました。ロシアの悪戦苦闘が懐かしいぐらい簡単でした。

涼しい美容院で、頭皮マッサージもかねて髪の毛を洗ってもらう事は疲れも吹っ飛びます。

一挙両得、お勧めです!

      

吹き抜けになっている             リラックスできます。           スンガイワンプラザ2Fの

デパートが多いです。      足裏マッサージ!           美容院

 

SUZANNA

 

今回クアラルンプール滞在中に、マレーシア人の知人がホテルに会いに来てくれました。

SUZANNA、スザンナと私が知り合ったのは、今年の3月。

釧路にはラムサール条約で保護されている有名な「釧路湿原」があるので、世界各国からいろいろな人が環境保護などのワークショップ参加の為に来日します。

特に、JICA(日本国際協力機関)や、UNITAR(国連のトレーニング研究機関)からは太平洋諸国や東南アジアからの研修生が毎年来ているようです。

 

今年3月にも、主にアジアから大勢、各国を代表して選ばれた人たちが来ました。

ワークショップは、勉強会ですが折角の来日機会として「日本文化の紹介」というプログラムがあり、私は、通訳ボランティアとしてちょっとお手伝いをしました。

スザンナは、その時マレーシアを代表して来ていた研修生です。

 

私とスザンナが話した時間は、ほんの僅かだったのですが、いつもニコニコしていて向こうから話し掛けてきた事は覚えています。スザンナは、イスラム教なのでスカーフをかぶっていた事もあり、目立っていたことは確かですが、日本人家庭を訪問する「ホームビジット」でも、彼女は我家のゲストではありませんでした。すごいでしょう? ちょっと話しただけのマレーシア人が、会いに来てくれるなんて。

 

実は、スザンナが帰国する前に、ひとつのマレーシア土産を「渡してください」と主催者に残していってくれたのです。そのお礼をメールでしたのが最初でした。

お礼のメールを書いたその翌日直ぐにスザンナから「あなたは、何しているの?」とか質問のメールが来

たのですが、筆まめの私が暫く返事をしていない間に、偶然、マレーシア行きが決まったので、その事をメールしたら、また翌日「いつ? どこに? 会いましょう!」という返事が来ました!

 

超筆まめの私よりもすごい・・・って驚きました。しかも、会いましょう・・・と。

うれしいですよね。ちょっと話しただけなのに、そういってもらえると。

ただ、彼女がマレーシアのどこに住んでいるのかさえわからなければ、電話番号も知らない仲です。

もし今、「日本に行きます。会いましょうね」と逆に言われても、「私は釧路だぞーーーー」ですが、

彼女からの申し出なので、クアラルンプール近くには住んでいると想像していました。

 

私たちも、すごくタイトな日程。彼女は大学の先生。とても会うのは難しいと思ったのですが、マレーシアから電話した翌日、やって来ました、ホテルに!! しかも、ご主人と3人の娘さんと一緒に。

3人もの女の子のお母さんだったのです。長女は高校生、次女は9歳、三女は5歳。

イスラム教では、10歳になってから女性はスカーフをかぶるということでまだ、次女、三女はかぶっていませんでした。

彼女たちは、市中心部から車で45分の所に住んでいるとの事で、仕事、学校が終わってから夜9時にホテルまで来てくれて、夜のドライブの後、一緒に「A&W」と言う、アメリカ系のファーストフード店でいろいろ話しました。

 

釧路はとても楽しかったし、ご主人にも日本に行く機会があれば、まず釧路に・・・と勧めていると言うのです。3月と言えば、釧路はまだマイナス10度以下の日も多く、雪も降ったのでそれが珍しいからかと思えば、スザンナもご主人もイギリスの大学院卒業で、寒いのも雪も体験済みのようでした。

ご主人も大学教授。彼女の大学院進学の為2人の子供をつれて一家でイギリスに行った様で、「主人は子供の面倒をよく見てくれる」と。

日本にスザンナが来ていた時も、ご主人の協力が多大なものだったのでしょうね。

 

子供達に名前を聞いていたら、5歳の三女が「マイ ネーム イズ アクマ」と!

AQHMarでアクマ。マレーシアにはよくある女の子の名前のようです。もちろん日本で「アクマ」と言えば「悪魔」なんて余計な事は言いませんでしたよ(^^ゞ チョッと驚いたけど。

 

「余りにも、今回は短い滞在ね。週末だったら、マラッカとかに連れて行ってあげられるのに・・・、今度はいつ来る?」との質問に、「じゃぁ、日本にはいつ来れそう?」と逆質問したら「私たちは日本人と違って、そんなに余裕がないからとても・・・」と。

確かに、大学卒の初任給が6-7万円、マクドナルドの時給が200円ぐらいとガイドさんに聞いたので、

海外旅行は無理かぁ・・・悪い事を質問しちゃったかなぁ・・・と思ったけど、彼女たちはなんとホテルに7人乗りの三菱パジェロ出来たんですよねぇ・・・海外で購入すると関税がかかるので価格は日本の2倍!

我家は軽自動車・・・向こうは一家でイギリス留学、2人とも大学の先生・・・私の今の年収は海外旅行1回行ったら吹っ飛ぶ程度・・・築20年以上の古い社宅住まい。うーーーん、単に国同士の物価だけでは、比べられなさそう。きっと彼女たちの家、一軒家でベットルームが4つぐらいありそう。

 

夜遅く一家で駆けつけてくれたスザンナに感謝!

メールのお陰で国境を越えた友人がまたひとり増えました。マレーシア人友人第1号!!

   

左の写真はライトアップされた独立広場で。

8月30日から31日に掛けては、独立記念日で街全体がライトアップされるようです。

 

中央はファーストフード店。

スザンナ一家と夜のドライブの後寄りました。イスラム教は禁酒なので夜遅くでもファーストフード店が混み合っています。お酒無しで、屋台でも盛り上がっているのは、日本人でお酒の好きな人にはわからないかも。お酒を飲まない私には、いごごちのいい国です! 

でも、ランカウイ島は、島全体が免税なのでなんと、缶ビールが1本、40円ぐらい!! イスラム教徒以外の酒好きには天国ですよ。

 

右端の写真は、国立イスラム寺院前。

モスクに入るときは、女性はスカーフやマントのような物を借りて入ります。礼拝の時間だったので、モスクの中には入れませんでしたが、チョッと借りて記念撮影!

このスカーフ姿は、見慣れないと一種独特の雰囲気がありますが、マレーシアでは店員やホテルのフロントの人などもかぶっている事が多いので、直ぐになれます。

ただ、中東から新婚旅行などで来ているアラブ人の目だけ出して全身黒尽くめ姿は、やはり奇妙です。

目を見るとものすごく美人なんですけどね。思わず「暑くありませんかぁ?」って聞いてみたくなりました! ただ、スザンナによると、小さい時からの習慣なのでかえって被らないと暑いようです。

 

あらもう帰国・・・

 

市内観光して、クタム島なんて言う現地の人も余り行かない島に行って、市内をウロウロしていたらあっという間に帰国の時間です!

 

人生「最後の晩餐」には何を食べたいですか?

和風だしのきいたおいしいお味噌汁かな?

さて、マレーシアでの最後の食事は、ガイドブックに載っていた現地に住む日本人が勧めるお店と言うのに行ってみました。「Purple cane tea Restaurant」と言う、お茶が有名なレストラン。

中華料理風ですが、料理もお茶で煮ているものも多いらしい。

 

中華街をブラブラした後、歩くのは疲れたのでタクシーで。でも、タクシーの運転手はこのレストラン名を知らない・・・しかも、「メーターが壊れているからRM5」とか言う・・・。うっそーーー。

地図からすればRM3ぐらいの距離なのに・・・まぁ、探し回ってかえって高くなるよりはいいので了承。

タクシーに乗ってメーターで行ってくれなかったのは、この時だけです。

 

「ミラマーホテルの隣の様な・・・」地図を見ながら言ってみても、それらしきレストランは見当たらない。

しょうがないから、ミラマーホテル前で降りて、ホテルに聞いてみることに。

「そのレストランね、もうクローズされてないですよ」といとも簡単にフロントの人!

えーーー! 折角タクシー出来たのに・・・ブツブツ・・・言っても始まらない。

別のレストラン探し? まさかぁ・・・そんなに簡単に納得しませんよぉ。

他でも確かめなくっちゃ! 結構あるんですよ、海外で場所を尋ねたら適当に教えられたり、ひどい時なんか、「そこのレストランはよくないからここのホテルのレストランはいかが」とか。

 

地図で隣のように書いてあってもかなり離れている事もあるから少し歩いて、また尋ねると

「あ、そのレストランね、ここをまっすぐ行ってチョッと中に入ったところよ」と。

でしょーーーーー。ありましたよ、ありました!!

昼前なのに、地元の人で賑わっていました。もうちょっとで席がなかったところ。セーーーフ!

ガイドブックに載っていたメニューをそのままオーダー。

他のもおいしそうだったけど、ガイドブックにとてもお勧めの言葉が書いてあったから。

結果・・・まぁまぁでんなぁ・・・と関西人なら言う所。

最後の晩餐としてはチョッと物足りない気もしたけど、お目当てのレストランを見つけて食べれた事に満足したって言う所です。

 

あれ? 飛行機は、夜出発なのに夕飯は?

それがぁ・・・行きの飛行機の中でメニューを見たら帰国便では「就寝前にクロワッサン+ローストビーフ+サラダ+コーヒー」などと書かれていたので・・・

「飛行機に乗る前に、夕食食べたら折角の機内食が食べられないよね」と、お腹をすかせて機内に・・・

 

ガッビーーーン。配られた食事を見て・・・ローストビーフとレタスが一枚はさまった小さなクロワッサン

が1個のみ・・・。本当に夜食・・・という感じ。いつもは、機内食って多いねぇ・・・と感じるのに、お腹がすいてしょうがない主人はなんと、もう1個クロワッサンをもらいに行きました(^^ゞ

余分って結構あるようですよね。だって、いつも不思議だもの。「お肉にしますか、お魚にしますか」って聞かれるけど、まず品切れだったことがないから。

お腹がすいたら我慢せずに「何か食べるものありませんかぁ・・・」って尋ねてみるべきですね。

ふぅーーー。夜食食べて、チョッと寝たら朝食がもう配られて・・・。眠―――いけど、しっかり食べました。JALのこの朝食は、おかゆなどもあっておいしかったです。

 

でも、JALの国際線ってこんなに前との座席幅が狭いの?って言うぐらい狭かったです・・・。

釧路から羽田のJASの方がずっとゆったりしていたのですよ。

行きは、昼間の便だからまだよかったけど、帰りは夜中のフライトだったから「どうにかしてくれーーー」と言いたいぐらいきつかったです。

私でさえそう思ったのだから、大柄の西洋人なんか縛り付けられた電気椅子地獄のようなんじゃないかな? エコノミー症候群作成座席ですよ、あれじゃ。

個人席にテレビ画面がついていて、映画、ゲームなどいろいろ楽しめるのはいいけれど、もうちょっと座席間隔を広くして欲しいですよ、JALさん!

 

成田に朝の7時着。乗り継ぎの羽田発は昼。暑いーーー。この日は東京の方がやはりマレーシアよりも暑く、ちょっとのJR乗換えにも汗が・・・。

でも、釧路に着いたら急いで長袖を取り出しましたよ。はい(^o^)丿! おかえりなさい!!

  

最後の晩餐は合計1250円  KTタワー展望台はRM15(約500円)するけど、テープで聞く

於:パープルケイン ティーレストラン    日本語ガイドもあり、展望も最高です。

 

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