い ざ 出 発

  

お盆のまっただなか、関西国際空港に向けて、まず羽田から国内線に。

羽田空港も、新しくなってから初めてだったが、KANKU−もさすが最新の設備を備えた空港という感じ。

 ベトナム航空のスチュワーデスの制服はアオザイ。上衣がピンク、下のズボンが白。

よくガイドブックにそのセクシーさのことが書かれているが、う〜ん なるほど。

 

ベトナム〜ホーチミン路線には、常時2名の日本人スチュワーデスが搭乗している。日本語でアナウンスがあると言うのは、やはり楽だ。

特に聞こうとしなくても、何か特別なことを言っていれば、耳が自然に反応するからだ。5時間ぐらいで到着してくれるというのも有り難い。

 機内で、ベトナムの出入国カード、税関申告書が配られたが、貰っている人は殆どいない。

私たちもそうだったが、旅行会社が事前に配っているのだろう。

このような書類の用意を旅行会社に頼むと、普通書類作成料などという名目で4,000円ぐらい取られるので、今まで頼んだことはなく、

飛行機内でガイドブックの記入例などを見ながらシコシコ書いてたので、ピース・イン・ツアーから宅急便で、

航空券などとともに、ワープロで既に作成された出入国関係の書類を見たときは、感激した。

ベトナムの出入国関係の書類は記入するところが多く、めんどくさそうだったので、なおさら有り難い。

 

 

 

 

タンソンニャット国際空港 到 着

    

 予定より30分も早く、タンソンニャット国際空港に到着。

この空港名はいまだに覚えられない。なんかタイソンがネコをふんずけた様な名前。

ホーチミンとかサイゴンとかにかえたら!とアドバイスしてあげたい。多分それなりに、いわれのある名前なんだろうが。

 飛行場自体は、いたってシンプル。ボーディングブリッジなるものは一本もなく、タラップを降りてバスに乗ってイミグレーションのある建物へ。

イミグレーションのブースは8カ所ぐらいあり、そのうち5カ所がOPENしていた。

私たちは、結構並ぶのが早かったのだが、いっこうに前に進まないもんだから、あっというまに長蛇の列。

“遅いなぁ〜”と言いながらも、“ベトナムだぁ”なんてブツブツ言いながら皆じっと並んでいると、突然溜め息と、笑い声を一斉に発したような声が横のほうからした。

横を見ると、その訳がわかった。

ひとつのブースの審査官が、一声も発することなく、ずらーと並んだ日本人の前に“CLOSED”の看板を出したのだ。

日本の空港だったら、混んでいるときにブースを増やすことはあっても、いきなり減らすことはめったに無いと思うのだが。

 でも、到着が30分も早かったし、(私たちが並んでいたわけでもなかったので)

“いゃぁ〜ベトナムらしい”“実にのんびりしている”などとベトナム人が単にのんびり屋の性格だと思っていたのだが、

そう、帰国時に、イミグレーションで

 

    “ あ ん な 事 が な け れ ば・・・ ”

 

 預けた荷物のない私たちは、荷物のターンテーブルを素通りして、税関の検査台に向かった。ここで、私は少しドキドキしていた。

“えっ、麻薬でも持っていたかですって?”“そう、マリファナとコカインを少しずつ”てなわけがあるはず無い。

タバコだって吸ったこと無いもん。

 実は、税関申告書に、物品/荷物の申請を書くところがあり、“地球の歩き方”によるとカメラも申告することになっている。

普通税関の申告と言うものは無いほうが簡潔なわけで、どこの国でもたいがいは、“Nothing to declare”で済んでしまう。

税関申告書の裏にも英語で、ビデオカメラ・パソコンなどとは書いてあるが、カメラについては書かれていない。

 

しかし、スチューワデスに聞いてみても、必要だと言う。そこで私は、物品/荷物の申請欄に“バカチョンカメラいや,

FUJI ZOOM CARDIA 900 38mm−85mmと記入した。

だが、暫く考えてみると、この申告と言うのは、帰国時にちゃんと同じものを持っているか、

つまり誰かに売ったりするために持ち込んだものではなかったかを証明するためのものだから、もし盗難にでもあえば、

警察の盗難証明書が必要になるし、いろいろと厄介だ。

まして、カメラを持ってない旅行者のほうが希だろうから、やっぱしNothing to declareにしよう、もし帰国時に何か言われたら

税関申告書の裏にカメラについては書かれていなかったことを主張すれば言いと思った訳。ただ、一度書いたものは複写式だから消えない。

このバッテンをしたカメラの事について何か言われるのではないかとチョットどきどきしていたが、何も尋ねられること無くパス。

複写式の用紙の一枚にスタンプが押されて戻ってきた。

 このときはなんとも思わなかった  こ の ス タ ン プ が また帰国時に重大な意味を持っていることをこの時は当然知らなかった。

 

 

 

 

現地旅行会社の お 出 迎 え

 

 空港には、現地旅行会社OSCトラベルのガイドが予定通り迎えにきていた。

大きなスーツケースを持った20代半ばぐらいの日本人青年とどうやら一緒らしい。

バン型の車に乗る時その彼のツアータグを見て“ハッとした。

“DIPツアー”だった。なぜはっとしたかと言うと、違う旅行会社の人と同じ車だったからではない。

かってピース・イン・ツアーに申し込んだ後に見付けた安いツアーの会社がそのDIPツアーだったのだ。

 

 その時、DIPツアーの価格表を見ながら、ピース・イン・ツアーの島村さんは、

「安いなぁ−」「うちは、日系現地旅行会社を使っているので、ベトナム国営の旅行会社よりも現地手配料が高くつくんですよ。

うちのお客さんは、いろいろな自由旅行をする人が多いので、そのリクエストに応えるためには、日本人駐在員がいて、

いろいろきちんと手配してくれないと困るので」と言ったことを思い出したのだ。決して、DIPツアーの安い料金は

、ベトナム国営の旅行会社を使っているにちがい無いと言った訳ではない。そうではないかと、推測していただけだ。

(同じ事か?)それが、偶然にも同じ現地旅行会社だった訳だ。でも、そんなことはどうでも言いので、先を急ごう。

−えっ、なら書くなって?。思ったことを隠しておけない性格なんで。

 

 現地旅行会社OSCトラベルのガイドは“ハイさん”。とっても覚えやすい名前だ。

しかし、そのハイさん、車に乗ったきり一言も喋らない。普通「ベトナムは、はじめてですか?」なんて話しかけてくるものだ。

それをきっかけに、こちらも日本語を話せる現地の人と話せる機会はそうないのだから、現地のことをいろいろとホテルにつくまで尋ねる。

お金をかけても送迎を頼む理由の一つはこれだ。

だから、空港からホテルまで遠くてもいっこうに退屈しない。しかし、無口な人だ。とってもニコニコして愛想はよさそうなのに。

暫く、沈黙があった後、その無口な訳がわかった。

「ハイさん。最近の気温はいつもこのぐらいなのですか?」「そうです。今は、夏です」との答え。

日本語をネイティブとする人ならこの受け答えが、間違いではないが、しっくりこない事は、小学生でもわかるはず。

次に「タクシーの初乗りはいくらですか?」「800ドンです。」1ドル=11,000ドンなので

「それって、8,000ドンでは」と私がフォロー。(約70円)

 

 これは何を聞いてもダメかなぁと思いながら、大事なことだけは、早く聞いておこうと、

「ハイさん。リコンフォームはやっていただけるのですか?

(リコンフォームとは帰国便に“必ず乗ります”と言う確認を飛行機会社に現地に着いてからすることでこれをしないと、

最悪の場合予約を取り消されてしまうこともある)」「はい。大丈夫です」なんだかとっても大丈夫ではない気がした

。リコンフォームには、予約番号が必要な場合があるので、「チケットを見せましょうか」と尋ねたところ

「いいです。大丈夫です。」と言われたのだが、ホテルに到着すると、

「チケットをください、リコンフォームしますので。」「???」

 結局のところ、必要最低限しか日本語ができないのだった。

必要最低限できるかどうかも怪しいところだが、愛想のよさに免じて許してあげよう。

 

 

ホ テ ルに チ ェ ッ ク イ ン

 

 ホテルはホーチミン市の繁華街と言われるところの一角にあるサイゴンホテル。

ガイドのハイさんにチェックインしてもらい、そこで最終日の時間の打ち合わせをして別れた。

あのDIPツアーの青年は、海外旅行には慣れていないらしく、

「最終日無事またここでお会いしましょうね」と言うと「ドキドキしますよ。空港にちゃんと、迎えがきているかどうかも心配だったんです」と。

大丈夫かなぁーという感じ。でも、海外旅行には慣れていなくてもベトナムを選ぶぐらいだから、まぁ元気に過ごすことだろうと思った。

この青年から、なかなかの経験談を聞けたのは、最終日、タンソンニャット空港でだった。

 

 ボーイさんに部屋を案内されて、「えっ、ダブルベット!」私たちは、いつも蒲団派。

もちろん、ベットでよいわけだが、ダブルベットは狭くてダメ。毛布を独り占めできないなんて、そんな窮屈なことはない。

外国では、カップルや夫婦だとダブルベットが普通らしいが。

ハイさんも、何にも聞いてくれなかったし、私たちも、当然ツインルームだと思っていた。

 

 そこでボーイさんに変更を頼んだ。

4Fに移った途端、3Fはとても廊下も各部屋のドアも綺麗で、クーラーもきいていたのに、空気が“モワッ”とし、何か古びた雰囲気がした。

3階は改装済みだのだ。 部屋に案内されると、先程のダブルベットの部屋とはだいぶ違い、古いが、部屋の大きさは広くなり、一応ほっとした。

 

ただ、バスルームの壁がかびていたり、バスタブの栓がない、シャワーヘッドが壊れているなど

「ふ〜ん」「まあしょうがないか、部屋を変えてもらったわけだし」と思っていたが、冷蔵庫に、得体の知れない、ぬかみそのような物が入っているのには、驚いた。

一番奥の部屋で、 メイドさんの詰め所の隣だったので、メイドが、使用していたのだ。

その後も、ヤキソバが入っていたり、私たちが部屋を出ている間に出し入れしている様だった。よほどフロントにひとこと言い付けようかとも思ったが、どうせメイドさんは、自由に出入りできる訳だし、逆に恨まれて、何か盗まれたりしたら怖い気もして、ずっと使わせてあげた。

そのかわり、枕銭(チップ)を置かなかったのは言うまでもない。

 

 

 

早 速 街 へ

 

 チェックインして、早速私たちは、街へ繰り出した。まだこのときは夕方の4時。JALではなくベトナム便にした甲斐があるというもんだ。

初日、到着した時に明るく、動き回れると言うのは、重要なことだ。町の様子がよくわかるし、翌日の行動の手配とかもしやすい。

 

 

 

 

 

両  替

 

サイゴンホテルのフロントで両替しょうとしたら、

「今、現金がないので出来ないから、向かいのホテルでしろ」というので歩いてすぐのボンセンホテルで100ドルを両替。

高額紙幣不足のため、何と全部5,000ドン札。つまり、220枚もの札束を貰ってしまった。

 

ガイドブックにドルで十分間に合うと書かれたりもしているが、両替率は1ドル=11,000ドンなのに町では1ドル=10,000ドンとして計算されることが多いので、両替した方が得である。

最近は、国の政策として、ドルではなくドン払いにさせるようにしている(タクシーなどもドン払い)

 もちろん、再両替はできないので、両替し過ぎると大変だが。

 両替率はどこでも殆ど同じだし、ドル紙幣の種類には関係ない。

私は、日本の三菱銀行で、1ドル札を100枚も入れてもらっていたが、ドンに両替するのであれば、小額紙幣が、とても役立つということはない。

強いて言えば、最終日などにドンが無くなったで場合、ドル支払いをするときにドルの小額紙幣がないと、お釣をドンでドーンと貰ってしまうことになるというぐらい。 ベトナムで1,000ドンは約9円ぐらいだが、まぁベトナムのドン価格からゼロを2つとった価格が、日本円の価格と思って、損はしないので簡単。

 

 ホーチミン市の繁華街、ドンコイ通りからレロイ通を歩くと、小さいお土産物屋とか、文房具店などが並んでいる。

初日の内に私たちは行かなくてはいけない場所があった。 

 

 

欧米人バックパッカーの溜まり場 “ シ ン ・ カ フ ェ ”

 そこは、ベンタイン市場も通り過ぎて、安宿が沢山あるファングーラオ通りにある、“シンカフェ”。

そこではとっても安いツアーを催行している。もともとは、欧米人が、好んで溜まり場としていたカフェの伝言板に、

“一緒にOOOにOO月OO日行きませんか”と言う旅人同志の誘いだったらしいが、

今では、大型バス、ガイドを抱えたトラベルエージェンシーとなっている。 

とは言っても、カフェ自体、海の家に椅子を持ち込んだぐらいの規模だし、ツアーの前日にしかツアーチケットを買えない仕組みになっている。

口コミで欧米人達に広がり、日本人にも、ベトナム唯一のガイドブックと言っていい“地球の歩き方 ベトナム”に載っているので、

かなり知れ渡っているのだと思う。ただ、利用するかしないかは、個人次第だ。

“そりゃあ、危ないよ”と思う人も多いと思う。

何故なら、普通のベトナムの旅行会社が行っているツアーの10分の1以下の価格なのだから。

つまり80ドルぐらいするツアーが同じ行程なのに、8ドルで行ける。

 中国に行った時、北京からの“万里の長城ツアー”で日本語ガイドの付く旅行会社のオプショナルツアーが、8,000円ぐらいしていたのに対し、私たちの参加した、現地ツアーは何と300円ぐらいだったが、それは中国人向けのツアーであって、すべて中国語。

今回は、外国人向けのツアーなのだから訳が違う。

 

 当然、エアコンなしのオンボロバスで、ガイドはなく運転手がいるだけだと思っていたのだが、もちろん英語ではあるが、ガイドもいて、エアコンバスなのだから、驚いた。

 

 

 

 

夕 食は ク ル ー ジ ン グをしながら

 

 初日の夕食は、サイゴン川に浮かぶレストランボートでクルージングをしながら。

フローティングホテルの横に4艘のレストランボートがあり、どこも似たような感じだったので、一番ホテルに近い船に乗ることにした。

船によっては、バイキング方式の所もあるようだが、私たちの船は、メニューを見て頼むアラカルト方式だった。どちらがよいかは、人それぞれだが、小人数の場合は、バイキング方式や一定のコースメニューの方が、いろいろなものを食べてみることができるので良いかもしれない。

ただし、私たちのように小食?であったり、特定の食べたいものがある場合には、アラカルト方式も便利だ。

 

 まずメイン料理として、“クアランムォイ”というカニを丸あげにして、さらにこってりと炒めたもの。

次に、チャーゾー”という揚げ春巻き。あとチャーハンのような炒め御飯。この3品をオーダー。

 

 飲み物が問題。主人は、ビールで直ぐ決定。

私は、アルコールは全く駄目で、その上炭酸飲料も駄目ときている。缶ジュースにはなぜか炭酸がはいっている。

じゃぁ、ミネラルウォーターでも頼べばよいわけだが、普段からただの水を飲む習慣がないものにとっては、“なんでビールと同じお金出して、お水を飲まなければいけないんだ。”となる。

 

 そこで、「冷たいジュース在りますか?」と聞く。

海外でジュースというのは、日本でいう果物を絞ったフレッシュジュースのことだ。

「はい」とメニューを指差す。そこには“オレンジジュース”“グレープフルーツジュース”などが書かれている。

普通の水で作った氷は危ないので、「氷なしで、冷たい?」「は、はい…」 

怪しい。生ぬるいジュースが目に浮かびながらもオレンジジュースをオーダー。

 

 

 やって来た代物は、グラスの上にとけかかった氷が少し浮いているフレッシュオレンジジュース。

敵もさるものだ。“氷は嫌がっている。しかしぬるいのも嫌そうだ。では、氷がとけてからならわからないだろう。”となったのか。

しかし、少し氷が浮いているものの、生ぬるい。

“これは、遠慮したな。”初日からお腹をこわしたらまずいなぁと思いつつも、“せっかく作って下さった好意を無にしては?”と思い、全部飲んだ。

その結果は、現在にいたってもすこぶる元気なところを見ると、問題なかったようだ。

 

 8時に船は出港。1時間半クルーズする。なかなか涼しい。生バンドつき。

日本人の団体客かと思っていた一団が、実は韓国人だと分かったのは、彼らが“釜山港へ帰れ”を韓国語で歌い始めた時。

その他は、西洋人ばかりで、日本人は、私たちだけのようだった。

 

 料理はというと、“クアランムォイ”というカニの丸あげは、なかなかおいしかった。ただし手は汚れる。

ウェイターが親切で、しょっちゅう来ては、食べ方などを教えてくれる。

“チャーゾー”という揚げ春巻きは、パリパのライスペーパーがおつなのだが、一緒に食べると最高らしい、ミントの葉や他の香草類は一緒に食べる気がしなくて、そのまま残ってしまった。 チャーハンは、山のように出てきて、これもかなり残してしまった。

でも、希望だったカニの丸あげが美味しかったので満足。

 

 船のクルーズもそろそろ終りに近付いた頃、お勘定をお願いした。

だいたい海外では、日本と違い、請求書をテーブルに持ってきてもらい、そこで支払いを済ませるのだが、ベトナムもそうだ。 

日本人は、じっくり請求書を見たりすることが慣れていない。なんとなく、料金を確認したり、店員の前で、ゆっくりお釣を確認することが、恥ずかしいという、変な風習がある。

請求書をテーブルに持ってきて貰うと、ウェイターが立って待っていることもあって、合計金額をそのまま払ってしまった。

料理3品と、飲み物代は覚えていたので、後は、乗船代かなぁと思っていた。

 

 とてもウェイターが親切だったし、ガイドブックには、“テーブルクロスのある綺麗なレストランでは、チップを払うのが、

欧米人観光客が多いせいか慣わしとなっている。”

と書かれていたこともあり合計金額の10%を机に置いておいた。

 

 暫くして、ひとりのウェイターが、「これっ、私にですか」と聞いてきたので、普通は、客が帰ってから黙ってもらっとくものなのに

へんだなぁ−と思いながらも「どうぞ」と言うと、嬉しそうに受け取ったのだが、近くにいた、先輩らしきウェイターが、さっとそのお金を取った。

多分皆で後で分けるのであろう。

 

 乗船代がいくらか正確に知りたくなった私は、その先輩らしきウェイターに尋ねると、何とひとり6,000ドンと言う。

つまり、クルーズ代が60円しないのだ。

では、合計金額から、料理3品、飲み物代、乗船代をひいた30,000ドンは一体なんだろうと思い、

ベトナムでは有料といわれる“おしぼり”の値段を聞くと、1本2,000ドン。

これは高い。どおりで、2回も、親切に持ってきたわけだ。

“おしぼり”だけで8,000ドン。

 後はどう考えても分からない。明細をもっと見ておけば良かったが、後の祭り。多分サービ料とかが加算されていたに違いない。

チップもその上置いて、気前がいいと思われたかもしれない。

 

 この時以来、しっかり請求書は確認して、分からない金額は、一つ一つ尋ねるようにした。

結構、机の上に置いてある、ナッツとか、食べてもないのに請求書には、しっかり入っていたり、頼んでないものが余分にきたりする。

まぁ、日本の居酒屋でも、いわゆる、“お通し”という訳の分からないものもあるので、一概に批判できないが。

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