桂林に行ってきました!

2007.5.3〜5.6

 

 

山水画・墨絵の様な・悠久の・・・と言う形容詞が似合う、桂林「灕江(りこう)下り」

有名すぎて、誰でも映像では見た事のある風景だけどこの目で「見てみたい」から行って来ました!

 

 な〜んと、今年のGWは4連休しかない。

 でも、ここからなら車でも3時間ぐらいで成田まで渋滞なしで行けるから都心からよりもずっと楽。

 たった中2日。高いなぁ〜って思いながらも、行ける時に行かなくっちゃ!!

 夫との旅行は、一昨年のお盆からアモイ・西安・内モンゴル、そして桂林。

 なんと4回連続の中国

 まぁ、休みが短いって言うだけですけどね^^;

         

       桂林って自治区なんですよ(広西チワン族自治区)、こんな位置関係です。

             「桂林」「モクセイ」と言う意味。

秋には「キンモクセイ」の花が街中に咲いていい匂いがする所が地名の由来だそうです。

         

 

 今回は、飛行機+ホテルのフリーツアー。

 繁忙期は格安航空券自体が高いので、大手のツアーの方が安いんですよ。

 でも、パンフレット集めたら「桂林」は殆ど観光・食事付きのコースばかり。

 漸く見つけたフリーツアーは、パックツアーと殆ど値段が変らない。

 

 普通なら、滞在時間も短いし手配するのも面倒だからパックツアーだろうけど、食事まで

付いてるので全く自由時間がなくて、興味のない場所の観光とかお土産屋さんに連行されると

「放してくれ〜出してくれ〜」になちゃうので、フリ〜が一番。

 日本からのパックツアーに参加して一部だけ抜け出すのは殆ど不可能ですからね。

 

 ただ、川下とかは、やはりツアーに入らないと殆ど手配不可能なんですよ。

 でもインターネットで、現地ツアーの情報とか見てビックリ。

 高いんですもの。川下り・・・。

 日本語だと日帰りツアーが1万円近く

 まぁ、日本語じゃなくていいんだけど英語ツアーでも7千円

 時間がかかって食事が今一っぽい中国人向けのでさえ、4千円

 完全に有名観光地代金ですねぇ。

 日本でも、日帰りバスツアー3千円位からあるのに(ーー;)

 

 でも、1人で手漕ぎボートで下る訳にも行かないから英語ガイドのバス混載をネットで予約。

 現地払いで1人450元。

ふぅ〜。高いなぁ〜。

 

ネットで旅行記とか読んでいると、陽朔という終着点から桂林までの半分ぐらいまで逆に

「川上り」が食事なし90〜100元(1700円)ぐらいであるようですけどね。

 余裕がある人なら、現地に行ってからの申し込みでもいいけど中国もGWだから絶対逃せない

 事は、予約して置かなくっちゃね! 

 

 まぁ、何が待ってるか! 無事に帰国しなくちゃ!!

 さぁ、いよいよ出発ですよ〜。

 

 

 成田から広州まで4時間。

 ここで、国内線に乗り換えて50分で桂林到着です〜。

 

 乗換えとかあるからホテルに入ったのは家を出てから14時間後。

 疲れましたね〜。

 お腹すきましたよ、だって、機内食が出たのは午後2時・・・早過ぎっ(――;)

 パンフには、夕食(機内食)って書いてあるから11時頃にハンバーガー食べちゃってお腹

 すいてないところに、機内食。・・・で、あとは、国内線はミネラルウォーターとピーナッツだけ。

 私たち、水もピーナッツも好きじゃないんですけど〜。

 

 普通、夜10時半にホテルにチェックインしたらもうホテルから出ないですよね。

 我が家は普段は早寝ですが、海外に行くと寝不足承知で動きますよ〜。

 まず、貴重品をセーフティボックスに入れて、ロビーに行ってパンフレット収集。

 なんと、ホテル内のツアーなども扱ってるビジネスセンターが午後11時までオープン!

 

 えらいですねぇ〜。

 日本だったら8時には閉店ですよね。

 

 早速、カタログを見せてもらいましたよ。

 日本から「川下りツアー」は申し込んでましたが、「龍勝棚田ツアー」は街頭で申し込もうと

思ってたのに取り扱ってました。

 ガイドブックには「中国人向けツアー150〜185元に参加するのもいい」って書いてあった

んだけど、このホテルのは200元

 でも、英語を話せるガイドが付くらしいからお得感も感じて即申し込み!

 街頭で申し込むツアーよりも、ホテルに迎えに来てくれるツアーの方が安心ですしね!!

 「川下りツアー」は460元。10元高い!ちょっとだけどね。

 ネットで申し込んでおいてよかったですよ、たぶんもう満員だったような〜。

 

 ・・・で、眠らない街、桂林中心通りへ夜のお散歩!

 こういう時、中心部にあるホテルは便利ですよね。

 見つけましたよ。ガイドブックに書いてあった12時まで営業してるレストラン。

 お腹も一杯になって、ちょっとブラブラしながら戻ったら1時近く〜!

 

 中山路では屋台が深夜までにぎわってますよ!  妙な色具合の照明ですが〜あちこち。

  

 

 早く寝なきゃ〜、朝の8時にはお迎えが来るしね。

 

 ・・・で、あっという間に朝になり、バイキング方式の朝食を食べちゃんとお迎えが来ましたよ。

 ネットで申し込んでましたが、当日現金払いでよかったからそんなに心配はしてませんでしたけど

 やはり、ハードな日程だから、メインの目的である川下りには予定通り行ってくれなくっちゃね!

 

 英語ツアーは、混載バスで各ホテルをピックアップしていきます。

 ちょっと停まってる間に、街角で肉まんを買ってくる人も〜。

 2個で1元(17円)は安いですよね!

 街中に、こんなちっちゃなマックスタンドが〜。ハンバーガー1個いくらだったのかな?

  

 

 そうそう、新聞とかでは1元=15円台でしょ?

 でも、違うんですよ。成田空港では17.6円と円安。

 広州の空港で両替したんですけど、ちょっと失敗。

だって両替1回に付き40元も手数料取られました・・・。

・・・で、1元=16.7円ぐらいになっちゃいました。

 

普通、ホテルの両替の方が率悪いのに、桂林のホテルでレート見てガッカリ。

 ホテルでは、手数料無しで10000円=626元、1元=16円でした。

 だから、旅行中、「元×20円ちょっとマイナス」の頭にしました〜。

 

  混載バスのガイドさんが話しかけてきましたよ。

 「陽朔に1時頃着いた後、2時間ぐらいオプショナルツアーでいい所を案内しますが」

 「そうすると、何時に桂林に戻りますか?」

 「6時頃です」

 「じゃぁ、陽朔を散策したあと、自分たちでバスで戻ります」

 

 こういう事は、充分想定済み。

 陽朔→桂林へは、バスターミナルから直行バスで1時間20分15元で戻れる事も確認

してるから驚きませんよ。

 

 がっかりしたガイドさん。

 「でも、いい所一杯ありますし、早く戻ってもしょうがないでしょ?」

 「いえいえ、桂林市内でも色々行きたいし、マッサージとかも〜」と。

 「そうですか、ではよいマッサージを紹介しましょう」

 「いえいえ、安い所でいいので〜」

 

  間髪いれず、断るっ!

  キッパリ〜!!

  事前準備がものいいますよっ!!!

 

、、、で、ガイドさん諦めましたよ。

 ・・・と言うか、もう私達は陽朔ではぐれてもいいと思ったのか、船に乗る前に自然解散

になっちゃいました〜。

 

どうやら、船の座席もオーバーブッキングらしく、私達はやはり早く帰るカナダ人家族と一緒に

違う船に。なんだか、ツアーじゃなくて乗船券だけ売ってくれれば〜って思いますよね!!

 高過ぎっ!!

 

 川下りの出発地点は外国人用と中国人用と違うようです。

 出発地点はすごく混んでいたのですが、川下りが始まれば悠久〜ですよ。

 さぁ、スタート!!

 

乗る前は、1時間もすれば同じような風景で飽きるのかなぁ〜って思ってたのに、

 岩山の形もいろいろあるし、どんどん景色も変わってきて飽きませんよ。

 

それに、お昼食べたりいろんな国の人とおしゃべりしてたらあっという間。

カナダ人家族は5週間の中国旅行。アメリカ人ご一行は3週間の旅。

3泊4日、中2日の私達とは大違い〜!

 

外国人用の船と言ってもお金のある中国人も一杯乗ってますよ。

北京あたりからの旅行客が多いようです。

広州に家族で駐在中の日本人家族は中国人用の船に乗ろうとしたら一杯だったとか言ってました。

まぁ、景色だけを楽しむなら安い船でも充分ですね。イカダでも〜!!

 

,2階が4人がけの座席になっていて、3階が全部デッキ。

船尾では、昼食の用意をしてます。

外国人用の船は早いので中国人用の船をどんどん抜かして行きます。

外国人用の船は3時間半ぐらい、中国人用の船は5時間半ぐらいの行程です。

 

途中、かなりの西洋人バックパッカーが大きな荷物を背負って川沿いを歩いてました。

テントを張ってる場所もかなりありました。

このGW期間は普段100元のゲストハウスが300元にもなるそうだから、

テント持参は賢いかも。

 

 桂林、陽朔の街中はどんどん変って行ってても、この風景だけはずっと同じなんでしょう。

いろんな旅行記には、この船の中でも物売りがすごいと書いてあったのですが、殆どなし!

どうしたんでしょう〜って言うぐらい。

 

 さぁ、西洋人バックパッカーに大人気の街、陽朔に到着です。

西洋人が多く滞在してるから英語表記があちこち。メニューも中国語と英語。

間近に山々が迫ってる感じのなかに、ちょいとお洒落な街の出現って言う感じです。

 

 

 一緒に桂林に着いた日本人の若いカップルは、ここに泊まってサイクリングで回ると

言ってました。

 時間があれば、ここにも1泊したかったですけどね。

 回りには、真中に穴の開いた岩山とかガジュマルの木とかあります。

 

 でも、ちょっとここらへん混み過ぎ!

 のんびり、オープンカフェでお茶しても〜なんて思ってたけど、やめ〜

 あちこちで、Tシャツに似顔絵を描いてもらったり、自分のミニュチュア人形を作ってもらう

お店がありましたよ。

 すごく上手なんだけど、自分の似顔絵Tシャツいつ着るの〜? ですよね!

 

 

川下りで、悠久の流れ、水墨画の世界を堪能して満足〜!!

 

さぁ、桂林へバスで戻りましょう!

バスターミナルは街の中心部。いろんなバスがありますよ〜。

はじめて見ました。わかるかな? 寝台バス。

バスの中に簡易ベッドみたいなのがずら〜って。深せん行きだったかな。長距離バスです。

切符売り場はそんなに混んでなかったのでよかったです。

「リャンレン、グィリン」って叫んだらちゃんと2枚桂林行き切符くれました。

 

そうなんです、桂林って「けいりん」じゃないんですよ「GUILIN」

グィリンって言う感じなんです。

数字は、「イー・アール・サン」が「1・2・3」なんですが、日本語でも「2」を

「に」と言う場合と「2人、2つ」のような場合は「ふたり、ふたつ」ですよね。

中国語でも「2人」は「リャンレン」とか「2個」は「リャンガー」とかなんですよね。

 

この桂林直行バスは時間指定の指定席制。

表示時間よりも20分遅れてたので、時間どうりに行ったら「乗っちゃダメ〜」って。

焦りますよね・・・。何故・・・って。

まぁ、ちょっとの遅れなので許せるけど買えた切符見て指定時間が夜のだったら

ギャァ〜もんです^^;。

 

そう「時は金なり」。。。

桂林滞在時間44時間。

高い旅費から換算したら1時間3400円ぐらいかかってるんだから(笑。

   

 

  陽朔→桂林へのバスからの景色もなかなかいいんですよ。

 川下りや、街からだとニョキットした山々がすごい近いんですが、バスの車窓は、遠くに凸凹

 山々が連なっていて、その風景は日本じゃありない光景なので。

  みなさん、結構グ〜グ〜寝てましたが、もったいないからず〜っと眺めてました。

 

  そのありえない光景は桂林の街中でも見られます。

 桂林バスターミナルに着いてからすぐに路線バスに乗り換えて「伏波山」へ。

 そこには2番か58番バスで行けますよ。

 

 街並みを見渡せる山としては「独秀峰」が有名ですが、入山料50元

 それなら、ちょっと東にある入山料15元の「伏波山」から「独秀峰」を見た方がお得!

 

  登りましたよ〜。

 石段何段ぐらい? でも、そんなに大変じゃなかったです。

 まぁ、この日は薄曇だったので気温が25度ぐらいだったからよかったけど、前日の夜桂林に

  到着した時は蒸し暑かったですから、夏だったらバテバテでしょうね。

  半袖はこの1枚だけ。

  だって、水戸はまだ涼しくて衣替えしてなかったんですもの〜。

  松坂くん、桂林でも大活躍^^;。

  

いやぁ〜、いい風景でしょ!!

  遠くにニュキニョキ山が〜。

  遠くの山が薄い色なのがいいんですよ!

  見えますか? パソコンの下のほうから見ると重なってる山々が濃淡によく見えますよ。

  

 路線バスは1.2元(20円)。お釣りは出ないですよ〜。

 ごく普通のきれいなバスです。

 こんな飾りは中国らしいですよね。

 日本人感覚では有り得ない〜って^^;。

  

 

 ふぅ〜。

 早朝から動いて疲れました。

 疲れたときは「喫茶店」? いえいえ、疲れた時はここでしょ!!

 洗ってもらいましたよ〜髪の毛!!

旅行中にホテルで夜遅く髪の毛を洗って乾かすの面倒ですもの。

 それに、中国シャンプー&ドライにマッサージまで加わって超安いんですよ。

 この美容院は、髪の長さに関係なくひとり8元

 いえ、シャンプーの種類によって8元〜15元。

 

 「これ?」って15元のシャンプーを指差されたのに、夫が「これ」って一番安い

 8元のシャンプー指差しました^^;。

 

 でも1時間かけて丁寧にブローまでしてくれて、一人150円。

 一番安いシャンプーでも、髪の毛サ〜ラサラ!!

 申し訳ないぐらいのリフレッシュタイムです。しかも洗ってくれたのはこんな若い男性(^o^)

 

 あ〜、150円。毎日でも髪の毛洗って欲しいですよ。安いっ!!

 あ〜、その前に1時間3400円の旅費が要りますね、繁忙期は(笑。

  

 

1時間休んで、元気になりました!

さぁ、デパートも覗いてみなくっちゃね!!

最近は、日本の100円ショップのせいで、何を見ても安く感じなくなっちゃいましたが、

それでもいつも地下のスーパーには足を運びます。

 

このデパートはその名も「桂林微笑堂」。

わかりました? 熊本のスーパー「ニコニコ堂」が姉妹都市桂林に出店したのです。

「微笑」=ニコニコなんですかね^^;。

街の中心街にあります。

2階建てバスや車も一昔前とは違ってきれいです。

 

 

お腹がすきました〜。

レストランは2人だけだと品数が頼めないし、メニュー見てもよくわからないので最近は都市では

デパートのフードコートが便利でお気に入りです。

 

この微笑堂のは非常にいいシステムですよ。

まず、座席を案内され、テーブル番号が書いた紙を渡されます。

その紙を持って、あちこちで食べたいものを指差して記入してもらえば、あとは席に戻って運ばれてくるのを待つだけです〜。

よく、その場で作ってもらって自分で運ぶシステムが多いけど、このシステムだと、あちこちで頼んでるうちに最初の料理が冷めてしまうという事もなくおいしく食べられます。

 

小籠湯包8個=10元、ペキンダッグ=20元、刀削面=5元、青菜炒め=4元、

カスタードタルト2個=6元、フレッシュマンゴジュース=8元 とかだったかな。

あと、飲茶のようなものも食べました・・・けど、揃う前にお腹に〜。

もちろん、大都市値段です。

でも、2人で1000円以下で食べられば観光地値段としてもまぁまぁでしょう。

裏通りの食堂では、麺類なら3元ぐらいで食べられますけど、やはり数少ない食事の機会はね!

 

どれもおいしくって満足〜!!

 

桂林市内は、観光に力を入れていて、観光客目当てに毎夜雑技などを取り入れたショーもやってます。

雑技大好きな夫は見たかったようですが、時間もなかったし、1時間10分のショーで3000円の

チケットと言うのもねぇ〜。

 

お腹が一杯になったら、夜の街を散歩。

街の中には4つの湖が繋がっていて、夜のクルーズ船も人気です。

これも2500円ぐらいするので、外国人観光客目当てですね。

5年前から街中ライトアップに力を入れていてこんな「金・銀」の塔もあります。

実際見ると、もっともっと輝いてますよ〜。

ギンギンギラギラ〜って言う感じ。

 

街中の川とかではこんなのに乗って移動する観光客も見かけましたよ。

でも、落ちたら〜、、、ですよね。

  

 

 さぁ、長い1日が終わりました。

 あ・・・終わりじゃない。

 疲れた体には、マッサージですよね!

 桂林でも行きましたよ。泊まった「桂林賓館」の周りには結構マッサージ屋さんがあります。

 全身マッサージも、足裏マッサージも1時間40元(700円ぐらい)でしたよ。

 まぁ、安い方かな、中国の中でも。

 カンボジアで1時間350円ぐらいの時がありましたが。

 日本だったら1時間5000円はしますよね。

 

 日本語で「足マッサージ」って書いてありますね!

 技術者募集のお知らせも。月給1000元。

17000円で毎日マッサージばかりやるのはしんどい仕事ですね・・・・。

  

 でも〜1時間のモミモミ〜気持ちよかった!!

 右の紙幣は20元ですよ。

 ウーロン茶のCMでも有名な川下りのシーンですが、お札にも使われてます。

 

 明日は、どんな景色が待ってるかなぁ〜、何が起きるのかなぁ〜^^;。

 おやすみなさい!

 

                                         

 

 おはようございます!

 朝の挨拶は元気よく〜ですよね!!

 

 天気もいいですよ。

 さぁ、今日は「龍勝」「棚田」を見に行きますよ。

 

 でも、実は桂林の近くにそんな風景があるなんて全然知りませんでした。

 ガイドブックなどに載っていて桂林から90キロ。

 行きたい〜!!になりました。

 

 見所である「龍背梯田」には、龍勝からまたバスに乗り換えなくちゃ行けないので

時間がない人は、1日ツアーに参加した方が便利です。

 ホテルで予約したツアーは200元。

 まぁ、川下りに比べればリーズナブルです。

 これには、入場料+交通費含となってました。

 

 因みに、日本の大手旅行会社のオプショナルだと日帰りで1万とか900元とか

になってますよ!!

 日本の旅行会社のオプショナルツアーは「儲けなくっちゃツアー」ですからね。

 

 バスには、殆ど中国人。

 フランス人2人と私たち以外はみなさん中国語がわかるようで、ガイドは延々と

 中国語で話しておりました〜。

みなさん、時々笑っておりましたが、こちらには何の事だか・・・。

 このガイド英語しゃべれるの?って思った頃に、英語でベラベラしゃべりだし〜。

 

「えっ? 50元+10元?」

「髪長族の村への入場料とその上の棚田へのシャトルバス代だって!」

 

 みなさん、支払ってますよ〜。

「村へ入らないとすることないです。」だって。

 でも、なんかこう言う追加って嫌いですよ。

 だって、目的地は「棚田」!!

 まぁ、髪長族の事もガイドブックにも載っているけど、じゃぁ、なんでツアーの

カタログに載せておかないのよ〜・・・って言う感じ。

 

 でも、みんなで行かないと困るの?って思って

「全員行くんですか?」って聞いたら

 「はい、フランス人たち以外」と。

 

 あ〜、あの人たちがパスしたんなら〜、パス!!

 「では10元は払ってください」と。

 「交通費含む」って書いてあったのに、何で棚田に行くシャトルバス代は別に取られるのか不満だったけど、入場料2人で100元払わずに済んだので、まぁ20元なら〜、

と言う事で払いました(――;)

 

 シャトルバスに乗り換えて、かなり山を登ります。

 ガードレールもないから、ここでバスごと落ちたら・・・。

 現地のツアーじゃ日本でニュースになっても「あ〜安いツアーで」って言われちゃうから必死に落ちないで〜って願いました^^。

 

 さぁ、登りますよ。今度は足で!!

 途中に宿屋やレストランがあり、そこで名物「竹筒ご飯」を食べました。

 お店の外で、作ってましたよ。

 もち米にいろんなものが入っていてチマキのような感じ。

 スープを頼んだら最後の方にドンブリに一杯入ってきて飲みきれませんでした。

 

 

宿やレストランはこんな風に建ってますよ。

いやぁ〜見てください! この見事な「棚田」!!

等高線模型のようですね。

 

行ってみたくなったでしょ?

えっ? 体力に自信がない?

大丈夫ですよ、お金さえ出せばこんな風に運んでくれますよ^^。

 

途中で、ヤオ族のお姉さん(おばさん)達が、写真家相手に商売を始めましたよ。

このヤオ族の女性は一生に一度18歳の時にしか髪を切らず、その時切った髪は

束ねて地毛と一緒に結い上げてるんです。

なんか、暑苦しそうですよね〜。

いや、髪の毛を洗うのが面倒ですよね〜。

でも、その髪を降ろした写真を撮らせる商売をしてるんですけど、私は遠くから

こっそり撮っちゃいましたよ(^o^)

 

 

草履を編んでいるおばあさんももしかしたら長髪だったのかな?

麓には、結構新しい家が建ってました。

  

 

下山したらあのオプショナルツアー「ヤオ族のショー」に皆さん行きましたよ。

看板にあるように川の側でこんな風景が見られるのかと思ったら建物の中で

ショーを見るだけ。

外にも、ガンガン音が響いてました。

 

そんなショーを見るより、きれいな川の側でブラブラしてる方が余程楽しいですよ。

こんな可愛い子供もいたし〜。

 

犬もじゃれてるし〜。

でも「狗肉」って知ってます?

中国ではこの看板見かけるんですよ、、、特にこの地区、、、。

いやだ、、、絶対食べないからね、君たちは!!

 

 

あれっ? 20分ぐらいしたらもう皆さん出てきましたよ。 

ガイドさん〜この村に入場しないとする事ないとか言ってませんでした?

50元(850円)も払わせて、20分だけ?

よく中国人、文句言いませんねぇ〜。

もっとのんびりしてようかと思ったのにねぇ。

オプショナル参加しなくて大正解!!

 

さぁ、あとは、桂林に戻りますよ〜。

ここからは2時間ぐらいかな。

この分だと、予定よりも1時間ぐらい早く着きそうじゃない!

だったら、飛行場に行く前に「1時間マッサージ」また行けるんじゃ〜、、、

なんて思ってましたよ。

 

違いました。。。

ガイドさんが、急いでいた訳がわかったのは、市内に入って

「これからお茶屋さんに行きます。いろんな味のお茶を試飲できます」

 

あらあら、、、やっぱり、、、来ましたね〜。

台湾・北京でもツアーだと必ず入る定番のお土産屋ですよ。

試飲した後に、目の前にお茶缶がででで〜んって置かれて

買わなくっちゃいけない雰囲気にさせるんですよ〜。

大概の日本人は、買っちゃいますよ〜。

いえいえ、お茶好きの人なら試飲して納得の上買えるからいいのですが。

でも、2倍の価格はしてるでしょうね、市内のデパートとかと比べたら。

 

普段から私達はお茶飲まないから興味なし〜。

でも〜、ここどこ?って言う所に入ったから一応着いて行きましたよ。

 

あ、右の写真は関係ないけど桂林中心部の湖と言うか池の上にせり出てるとこです。

 

お茶屋さんに入って20分ぐらいした所で、抜け出しました〜。

そしたら、外でフランス人達も待ってたんですよ。

どうやら、これから陽朔にバスで行くから早くホテルに戻りたい様なんです。

そこで、ガイドさんが提案しました。

「2組でタクシー相乗りしてホテルに戻ったらいかがですか?」と。

「15元ぐらいですから」と。

 

ん〜、別に時間が迫ってるわけじゃなかったけど、確かにここで待っててまたあちこちのホテルを回って降ろしてもらうよりも早いしなぁ〜。

割り勘で乗れば、150円しないし。

と言う事で、流しのタクシーで2箇所を回ってもらうことに。

 

まずは、フランス人達のホテルへ。

その後、私達はホテルから近いデパートの前で降ろして貰うことに。

地図を見せて、運転手さんは「OK」と言う表情。

 

ものの5分ぐらいでデパートの前に到着。

現地貨幣で元の下の角が3角あったんですが、タクシーのメータを見たら14.3!

「やった〜、このちっちゃいの使ってピッタリ払えるね〜」

と喜んだその時でした。

 

タクシーが停車。

2人乗りのオートバイがタクシーの左前を通り過ぎる。

何も音しなかったですよ。

運転手が飛び出て、なにかそのオートバイの2人に文句を言ってる。

 

あらら、、、お金払って降り様と思ってるのにねぇ。

「XXXXXXXXX」

「XXXX」「XXX」

「XXXXXXXXXXXX」

って怒鳴り合ってる訳ですよ。

 

その迫力と言ったらすごいんですけどね、大して驚かないですよ。

よくあるんですよ、中国人って喧嘩しだすと大声で回り気にせずのようで、

今までも、目にしたことあるんでね。

 

一体何があったんでしょう?

タクシーにオートバイがぶつかった音もしなかったけどたぶん接触でも

したんでしょうね。

 

でも、それなら普通は「すみません・・・」って言いますよね。

違うんですよ、オートバイの方の男性もものすごい剣幕で文句言ってるし。

 

、、、なんか収まりそうにないんですよ。

まぁ、お金運転席に置いて出ちゃおうか・・・って思ってたら、戻ってきたんです。

ところがです、、、、

ひょぇ〜ってなものを、運転席側のドアポケットから取り出したんですよ!

 

刃渡り30センチ以上はあるナイフ〜!いや包丁?

我が家の台所にある包丁より長かったですよ。 

キョェ〜・・・こっちをチラッと見またしたよ。

地図を見せた時の穏やかそうな顔とは大違い〜〜〜。

完全にキレてます!

 

それを持ってまた飛び出しましたよ。

こりゃ〜、大変〜逃げよう〜〜〜!!

って事で、お金を運転席に置いてタクシーを降りました。

 

すぐに回りには大勢の人が。

でも、大きなナイフを持ってるから誰も近寄りませんし、シーンと。

 

タクシーの運転手が刃物をうばわれ、オートバイの男性が逆に襲い掛かってるん

ですよ・・・。

その刃物をもった男性の手を必死に奥さんと思われるオートバイに一緒に乗って

いた女性が抑えてもみ合ってるんですよ・・・。

 

大きな刃物を奪い合うシーンを目の前にすると怖いですよ〜。

 

係わりたくないですよね。

人が刺される所なんてドラマでしか見た事ないし、見たくないから

「逃げよう〜、目撃者になったら大変」って言ってるのに

日本人野次馬ひとり〜。

動きません。

もうっ!!

 

「ここなら大丈夫」ですって!

まぁ、周りにも野次馬が一杯いましたが、私達はそのタクシーに乗っていたんですからね。

 誰かが刺されでもして「あの人達がタクシーに乗っていた」なんて指差されたら

 どうするのよ〜ですよ!

 

 想像出来ますよ。

 公安に連れて行かれて、通訳を通して色々質問されて、はいさようなら。

 飛行機の時間が〜なんて言うこっちの事情なんて考慮されるはずもないですからね。

 

  でも、動かないから一緒に恐々として見てました。

 どうか刺されませんように〜って祈りながら、片一方で、刃物を振りかざして

 もみ合ってる姿をデジカメで撮る?なんて思ったり〜^^。

 でも、怖くてデジカメは出せませんでしたよ。

 「何撮ってるんだ〜」なんてこっちに刃物持って向かって来られたら怖いですよね。

 

 、、、で、この時私は実感しました。

 私は、報道カメラマンにはなれないと^^;

 

 、、、で、いきなり、オートバイの2人組みが刃物を奪ったままオートバイで

逃げて行きました。

 

 えっ? 逃げるの?

 じゃぁ、タクシーの運転手刺されたんじゃ??

 って思った所に、パトカーが来ました。

 かなり早く来てくれました。

 誰かが、携帯で呼んでいたんでしょうね!

 

 「運転手は?刺されたの?」

 「いや、白いシャツが赤くなってないから刺されてないよ」と。

 

 オートバイは逃走したし、パトカーも来た事で一件落着。

 はぁ〜。

 係わりたくないから、今度は日本人の野次馬一人引っ張って、デパ地下へ。

 心臓はドキドキ・・・・。

 ドキドキしてるのに、「肉まん」「ケーキ」とか買いましたよ^^;。

 

 ん〜、スリルありすぎのシーンでした。

 中国はこれで9回目。

 結構なんかありましたよ。

 毎回数日しか滞在してないのにねぇ。

 

 GWの混みこみ万里の長城でスリ〜・・・1万円入ってたのに〜。

 上海のバスの中でかばんをナイフで切られたり〜・・・鞄だけ被害〜。

 犯罪じゃないけど、北京で寝台車に乗り損なったり〜。

 アモイで台風の中で、車の前後に大木が倒れて来てしばらく閉じ込められたり。

 

 まぁ、、、気を取り直しましょう。

 もう、ホテルに戻らなくっちゃ!

 あらぁ、、、お陰で夕日がいいタイミングですよ。

 あらら、、、どんどん沈んで行きますよ。

 歩きながらさっきは出なかったデジカメがさっと出ました(^o^)

 やはり、撮るものは平和な風景ですね〜。

  

 

 今夜は、広州の飛行場隣接のホテル泊。

 フリーツアーなので、桂林の飛行場までホテルから送ってくれますよ。

 

 車の中であまり日本語出来ないガイドさんに

 「中国では護身用にピストルとかナイフ持ってる人いるんですか?」

 「はい、いますよ」

 「ピストルも?」

 「あ、、、ピストルダメになったね」

 「さっき、タクシーに乗ったらXXXXでね、運転手がナイフ出したんですよ」

 「そうですか」

 

  そうですか、、、のトーンがあまりにもへいたん・・・。

あのぅ〜、驚いてよ、ちょっとは!!

  日本語があまり出来ないから余計ピンと来ないんでしょうかねぇ。

  よくある話ですよ。

  英語でもネィティブ同士でビャ〜〜と早く話されて「・・・だったのよ〜」

  なんて言われると、よくわかってなくても

「そうだったの」なんて抑揚無く言っちゃったりして^^;

 

  もうちょっと、やさしい日本語でゆっくりと話しましょうねぇ。

 「運転手ってみんなナイフ持ってるんですか?」 

 「ん〜、60%ぐらいかな。例えばですね、空港に行く時にお客さんと150元で

 話して載せたら、メーターが100元だったりすると、お客さん文句

 言います。だから持ってますよ。」

 

  ん? 日本語はわかりましたよ。

値段交渉の結果150元で乗せたから150元払ってもらわないと

 と思うのはわかるけど、払ってくれなかったらナイフ出すの???

  それって、恐喝?脅し?じゃないの?

  メーターを稼動させなければいい訳じゃない?

  あ、、、それじゃ、メーターがあわなくて会社にばれるからかな。

 

  私達は、個人旅行の場合でも、空港まではまずタクシーは使わずにリムジンバス

 とか、公共バスにするけど、確かにあやしいタクシーもいたしなぁ〜。

  

  今回は、こちらが捕まえた流しのタクシーだったし、やさしそうな運転手だった

のにこんな事が起きるんじゃ、やはり向こうから近寄ってくるタクシー等には

 気を付けないとダメですね!

 

 ふぅ〜。

 広いきれいな広州の飛行場に到着。

 もう夜の11時ですよ。

 明日は、6時50分にロビー集合。

 

ぎゃぁ〜、、、って驚くほどでもないけど、寝るだけのホテルなのになんと5つ星。

 新しく、きれいなホテル。

 寝るだけなのに・・・もったいない・・・。

 普段、4つ星までしか泊まってないからと〜っても高級に見えましたよ。

 部屋に入って又ビックリ!!

 

 なんと、ベットルームからお風呂やトイレがガラス張りで見えますよ〜!!

 誰の趣味なんじゃろ?

 誰かが、お風呂やトイレに入ってる所見て楽しい人いるの?ですよね?

 

 もちろん、すぐにスクリーンで見えないようにしましたよ(――;)

 超一流だけど、

ドアノブに掛けるカードは、「起ニさないで」

 ルームサービスメニューには、「何分ぐらいを煮る」

 街中の日本語の看板とか見てもよく思うんですけど、

印刷前にチェックする日本人いないんですかねぇ、、、。

まぁ、日本にも変な英語があふれているそうですけど。

  

 

 5月3日は午後便のせいか「何故こんなにガラガラなの〜」と言う成田→広州

でしたが、6日は早朝便にも拘らずGW最終日で皆さんあちこちから広州乗換えで

帰国なので広州→成田は一杯でした。

 

 そんなこんなで、あちこちでいろんな光景見て来ました(笑。

 まぁ、買い物は、たいしたもの買ってませんよ。

 母の日用に派手とは思いながら買った赤い花柄のシルクパジャぐらいですね。

 母親2人ペアルック〜^^。

 

 あ、、、夫はまたまた買いましたよ。

 毛沢東グッズ!!

 なんで、マオさん好きなんでしょうねぇ〜。

 聞いたら「シンボルだから」ですって?

 

 今回買ったのは、真中のブルー背景の腕時計。

 夜店で初め160元って言われたのを「去年50元ぐらいで買ったよ〜」

 って言って値切らせたんですよ。

 、、、、で、、40元で買えたので喜んでたんですけどね、あとで記録見たら

1年前に西安で買ったのは、赤い背景の腕時計と赤い目覚まし時計2点合計で

55元でした^^;。

 

、、、、で、、我が家では、数人のマオさんが手をチクタク、チクタク

って振ってます(笑。

 

 

百聞は一見に如かず〜

中国は、各都市で様相が違い、ちょっと郊外に行けば目にした事のないような

まだまだ観光地化されてない光景があちこちにあります。

 

今回も、もうちょっと時間があれば、うわぁ〜って言う屋根を持つ家々のある

「三江」や岩だけの面白い形の山のある「八角塞」にも行きたかったです。

 

まぁ、ぼちぼち、ちょっとづつしか行けませんが何度行っても、食事はおいしいし

滞在費は安く済むし、期待を裏切る事のない国です〜。

 

はいはい、、、、大事件だけ気になって読んだ方。

初めからず〜っと、読んで下さった方。

こんな旅行記ですみませんが、ちょっと行った気分になって頂けたら幸いです。

 

再見

 

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