充実の美しき2カ国巡り 輝く芸術の都サンクトペテルブルクとフィンランド天空の奇跡オーロラ8日間

・・・と言う長い題名のツアーに参加して来ました!               2012.11.9〜16

 

 何故、この時期にオーロラ? どうしてロシアにも??

 

 今から25年前の秋、台風が去った翌朝結婚式をあげました。

 はい、今年が結婚25周年の銀婚式です。まぁ、旅行好きの私達。お金を掛けるのは旅行ぐらいなので夫婦でこの25年間に行った海外旅行は30回を超え記念の旅といっても「どこに?」状態でした。

 

 いつも旅行計画は私です。

夫が興味あるのはアジアで特に行く直前に釧路に転勤になってキャンセルした北朝鮮や近いのにツアー代が高いブータンなのですけど、銀婚式の記念にアジアじゃぁ〜・・・と思い、候補に挙げたのは、カリブ海諸国とオーロラ。

添乗員になってから、添乗員付きのツアーの気軽さと添乗員観察(笑)に興味を持っているので、適当に調べていたら、なんと私の会社でちょっと魅力的なツアーが見つかりました。

 

それが今回参加したこの長いタイトルのツアー。

つまり、盛り沢山なんですよ。オーロラの様な自然現象は見られない確率も高いです。いくら旅行会社が90%去年は見られましたと言っていても、10%の人は全く見られず、残りの90%の中の人でも綺麗なオーロラがいっぱい見られた人ってそんなにいないと踏んで・・・オーロラだけでなく、寝台列車に乗ったり、サンタクロース村に行ったり、ロシアのサンクトペテルブルクにも行くというツアーにひかれました。

特に、寝台列車の旅って大好きなんです。今まで、海外の寝台列車に乗ったのは新婚旅行でのカナダ、シベリア鉄道、中国、トルコ、エジプト。今回は初めての北欧のフィンランド!

 

オーロラは、秋から冬までの間に見られるということで、それなら厳冬期の1−2月よりも秋の北欧と言う事で11月に。

 

さて、前置きが長くなりました!

いよいよ、ツアーの出発です〜!!

 

成田空港からフィンランド航空でフィンランドの首都ヘルシンキまで約10時間。そこから国内線に乗り換えてキッテラと言うラップランド地方の小さな空港まで1時間30分。

何となくこじんまりした可愛い空港でした。11月初旬ですがクリスマスバージョン!

 

 

 スキー場で有名なレビィのホテルまではバスで20分ぐらい。

 「フルッポロ」と言う名前の可愛いホテルでした。ここで3泊!

既に雪がだいぶ降ったようで、あたりは真っ白。ロビーには、薪ストーブの暖炉。

 

 偶然にも同じ時期に、スキーのワールドカップ2012の初戦がここレビィで開かれていて、しかも私たちの

滞在時期と全く一緒! しかも、報道メディアセンターがこのホテルに設置され、各国の選手も宿泊中!

 公式スポンサー提供の車が玄関に停っていました。

    

 到着早々でしたが、オーロラ観測に早速出掛けました。

 このツアーでは、1日目はホテルの近くの場所から。2日目は、バスに乗ってオーロラハンティング!

 3日目は、営業の終わった暗いスキー場からの観察となっていました。

 

 実は家でネット天気予報を見たら到着日は晴れ・・・でも、あとの2日間は曇りや雪か雨の予報でした。

 つまり、オーロラが見られる確率があるのは初日ぐらいです!

 部屋で早速お湯を沸かし、持参したカップラーメンを食べて出来る限りの防寒具を身に付け出陣!

 

添乗員を先頭に今回のツアー参加者26人で、徒歩で湖畔の暗闇まで出かけましたが・・・

いやぁ〜・・・寒いのなんのって! マイナス14度ですから〜。

釧路の時にそのぐらいの気温は体験していますが、そんなに歩かないし、まして夜空を見ながらじっとしてなんかいませんから。。

1時間もしないうちに、かなりのツアー客はホテルに戻りました。

みなさん、あまり着込んで来なかったようだし、まだ明日やあさってがあるから〜と言う感じでしょう。

「甘い!!」 ここで頑張らずにいつ頑張るの〜と言う思いで頑張っていたら、添乗員のGさんが「あれオーロラですよ!」と。 確かに暗い空に、グリーンの光が2箇所。

私のコンパクトデジカメでは、とても無理。しかも、寒さでいきなりバッテリーの赤マークが付いてるし。。

 

添乗員Gさんも「私も一度ホテルに戻ります〜」と。ホテルまで徒歩20分はありますよ。

これは絶対もう戻っては来ないと思いました^^。

だんだん減り、残るは、私達と新婚カップルの4人だけ!

この新婚カップルNさん夫妻は一眼レフのデジカメ持って来ていて写るんですよ〜光が!

こんなふうに。虹の縦版みたいな光景も。写真を帰国後に頂きました!

 

 午前0時まで4人で頑張りました。この旅行記の背景に使用している様なオーロラはこの日は見られませんでしたが帰路の雪道も寒かったですが、頑張ったという満足感が(笑。

 

この時期は日の出が朝の10時近くなので朝食と言うムードではないですが。朝食会場にはワールドカップのイタリア選手も^^。 日本にいる時よりずっと豪華な朝食ビュッフェ!

  

 

 この日は、午前中は添乗員と一緒にレビィ散策と言う事で、明るくなってから添乗員を先頭に歩き出しました。

 みなさん、何の疑いもなく添乗員に付いて行きましたよ。地図は持っていますが、そんなもの見ないし、ひたすら歩く事15分ぐらい。添乗員が通りかかった人に「教会はどこですか?」と。

 街の中心部にある教会を地図で指さしたら英語は通じなかったようですが、来た方向を指差して・・・こっち、こっちと。その地元の婦人に付いて歩く事15分。なんと〜ホテルが見えてきました!!

 

 つまり・・・私達の添乗員Gさん、ホテルを出てすぐから間違っていたわけです、、、道を・・・。

 往復30分、雪道を(無駄な)散策。。

 目的の教会はホテルから徒歩5分ぐらいのところにありました^^;。

 とてもわかりやすい場所に。

 

 ツアー参加者全員がこの時わかったでしょう。「添乗員さん、レビィ初めてだ」と。

 ベテランの添乗員さんですよ。オーロラツアー同行は今回が9回目だと言っていましたから。

 でも、オーロラを見る場所なんてあちこちにありますからね。過去日報を頼りにいろいろな情報を案内していてもメインの道を間違えちゃ、あちゃ〜でしょうが、謝らずに「皆さんを遭難させる所でした」って^^;。

 

スキー場の周辺が街の中心となってお土産屋さんやレストラン等がかたまっています。

なかなかなこじんまりとした雰囲気の良い街です。ホテルも素敵でした。

 

   スーパーも周りにいっぱいあるのでお菓子を買ったり、お土産になりそうな物を買うのも便利です。

   パプリカ3色パックも色鮮やかでレタスも新鮮そうでした!値段は日本と同じかちょっと高めです。

   

 

 午前中に結構歩いたのに、午後には「黄葉美しい秋のラップランドハイキングにご案内」と旅のしおりに書いてありました。秋・・・黄葉の美しい・・・訳はないですよ、この雪景色ですから〜。

 

添乗員より「午後は、ストックを手に歩きます」と。

 でもこの時、添乗員すら午後の行程がどんなものか知らなかったようです。

 現地旅行会社企画、現地ガイド案内ですね〜。若い女性の現地ガイドさんに連れられてインフォメーションセンターまで行くと、なんとそこには、スノーシューが!

日本語で言うなら「鉄製のワカン」でしょうか。全員、スノーシューを履いて両手にストック持って・・・。

ツアー客の中には、都会の街中で着るようなオーバーにブーツ姿の人もいたのに^^;。

 

いきなり、雪中行軍が始まりました!!

  

歩き出して数分後に一人転倒!! どうやら手首を捻挫したようで、ご夫婦で離脱・・・。

他のツアー客も、午前中も散々歩いていたので疲れ気味・・・。

きっと、添乗員は慌てていたでしょう・・・。元気いっぱいのガイドさんに「ショートコース、プリーズ」って何度も言っていましたから^^;。

まぁ、雪の中をスノーシューを履いて歩くなんていう体験はそう滅多に出来ない訳ですし無料ですし、良しとしましょう!

 

天気は雪がちょっと降っているような天候だから、夜にオーロラが見られるはずもなかったので、結構こう言うアクティビティは変化があって良かったですよ。ただ、夜中ずっとオーロラを待って起きていたらきっとこのツアーメンバーから病人が出たと思います。

 

夕食はなかなか素敵な山の上のレストランで!

前菜の盛りつけ、GOOD!                   トナカイの肉〜!!

 

 

 翌日も曇り空。晴れていれば10時―15時ぐらいは明るいんでしょうが、雪空だとずっと夕暮れ時のような感じです。殆どのツアー客は、街の中でブラブラしたりホテルのジャグジーに入ったり部屋で過ごしていたと思います。

私達も、午前中はお土産品屋さんを覗いたりホテルのジャグジーにも入りました。

 ホテルの売店のお土産もとっても北欧らしくセンスが良かったです!

 ジャグジーは、水着を着て入りましたが、温めのお風呂・・という感じです。

  

 

 でも、ホテルにずっといるのも勿体無い〜。

そこで、スキーワールドカップ会場へ!!

 街の中心にあるレビィホテル前から無料のシャトルバスが出ている事をフロントで聞いたので行ってみたらちょうどバスも来て、5分ぐらいで会場へ到着。

 

 ポスターなどで1日入場券が15ユーロ(約1600円)と書いてありました。

 何やら入場ゲートのような場所の横に、チケット売り場らしき小屋が。

 でも、皆さんどんどんゲートを入っていきます。きっと3日間通しの入場チケットとかパスを既に持っていたのでしょうね。

 ゲートの人に一応聞いてみました。

 「ちょっとブラブラして来ていいですか?」と。そうしたら「どうぞ〜」って。

 

 あれっ? チケット買えって言われると思ったのに。

 きっと、その先が、レストランやイベント会場になっていて、そこまでは誰でも入れるということでしょう。

 ワールドカップの会場の前には、いろいろなラップランドからの観光地出前みたいなイベントが!

 狼とジャパニーズスピッツ。映画に出ているそうです。子供達も着ている服もおしゃれで可愛いですよねぇ〜。

  

 

 「このトナカイ5回も映画に出ているスターなのよ」と綺麗な英語を話すフィンランドの女性スタッフ。

  

 

 さて、明かりが綺麗なスロープを上がっていくと、ワールドカップの会場ゲートらしき場所が。

 スタッフがいましたが、その時ふと、添乗員さんの声を思い出しました。

 「ここから先は入っちゃダメですよ!って声を掛けられるまでは、どんどん進みましょう。日本人って謙虚だから自分で勝手にダメだと思い込んで、見に行かなかったりするんですよね〜」と言う言葉が!

 

 スタスタと歩いてスタッフの横を通り過ぎても何も言われない・・・。

 な〜んと、そのまま会場に! チケットは要らないんでしょうか^^;? 

 まぁ、ちょっと見るだけだし、メインのレースの終盤だったからかも?

 

 今回の添乗員Gさん。いろんな言葉を発していました。

 「添乗員じゃ、食っちゃいけないから他の仕事も探してるんですよ〜」とか^^;。。

 たまにちょっとタメぐち的な言葉使いの時もあって、同じ職業人としては「いいの??」と言う感想もあったのですが、ベテランの経験と余裕+キャラクターで殆どのツアー客はOKという感じだったと思います。

 

でも、このダメ元アドバイスは良かったです!!。

きっと、彼女の言葉がなければ「ここから先は、チケット要るんですか?」って確認してましたから^^。

ダメ元・・・素敵な言葉です♪

 

華やかです!!

小さなアリン子の様なスキーヤーが滑り降りてきます。

右には大きな画面がありよくテレビで見る映像がみられます。

 

両方を見るとこんな感じ。いやぁ〜、ちょっとの観戦でしたがワールドカップ観戦なんて滅多にないですから、

何だかルンルンになって帰路のシャトルバスに!

 

まだまだ、体力も気力も充実。しかも夜はオーロラ観測はまた無理そうな天候!

それならばと、レビィのスキー場のゼロポイントからゴンドラにも乗って見ました。

 

 スキー場の中腹にあるホテルでちょっと休憩後、またゴンドラで下界に。

 自分達のホテルの部屋にいるよりもずっと有意義な1日でした!

 

 3連泊もあっという間に過ぎて、4日目は、バス移動。

 車窓が実に良かったです!

北欧の家ってスタイリッシュだったり、こう言うロッジ風が素敵です。

 このカフェがトイレ休憩した場所。日本のようにドライブインや、高速道路のサービスエリアとかないですから。

 道中には野生のトナカイも何度か見られました。

  

 秋のはずが、雪景色でしたがやはりこの風景を見ると雪でよかった〜って思います。

 

いよいよ、ロバニエミの郊外のサンタクロース村へ!

 人気なんですよ〜。特に日本人観光客はたいてい立ち寄るのでは?

 何と言っても、本場のサンタクロースに会えます!

 ただし、一緒に写真を撮るんですけどね。買わなくてもいいようですが、きっと90%以上の人は買ったはず。

 

その写真を撮るまでがビックリ。テーマパークの様な部屋を進み、なんとひと組ずつ、サンタさんの部屋に呼ばれておしゃべりを数分するんです。驚きなのは、サンタさん、6−7ヶ国語を自由に話せるんですよ〜!!

・・で、日本語で私達もちょっと喋ってから「はい、ポーズ!」

A4版1枚+可愛い入れ物に入って、お値段25ユーロ(約2600円)

サンタクロース村には可愛い物がいっぱい売っていて、皆さん買い物に夢中でした。

 

 ここでのランチのレストランも、可愛い内装。お料理もアツアツの揚げチキン。

  

 北極圏到達証明書もここでは発行してくれます。買いませんでしたけどね。

 サンタクロース村の中の郵便局の店員さんは真っ赤なとんがりボウシ姿!

 ここから、サンタさんからのクリスマスカード郵便を出すのも人気です。

       

 

順調だったので、ロバニエミの街中で1時間のフリータイム。

スーパーを見るのも、だんだん飽きてきたのでマックへ! 世界中で一番北にあるマクドナルド店です!

頼んだのはソフトクリーム。でも、反応がイマイチ・・・。英語通じない?

超かっこいい店員さん「I’m learning」って。

 なるほど、実習生でした。すぐに他の店員さんが現れてソフトクリームGET

 何がすごいのって、実習生と横から出てきた店員、2人とも超かっこいい〜!!

 思わず写真撮ったりして・・・あ〜折角のハンサムがちっちゃい(笑。

  

 

 上の右の写真は、ヘルシンキまでの夜行寝台列車が入ってくるホーム。

・・で、この列車が乗る寝台車!

 

   2人用2段ベッドがあるコンパートメント。狭いながらも洗面所もあり、雰囲気もスタイリッシュ!

   一応、食堂車はありますが、軽食サービスという感じ。

       

  まだ、暗い中、ヘルシンキに到着。

  ここから、空路、ロシアのサンクトペテルブルクへ!いやぁ〜、太陽が眩しい!

  フィンランド航空のCA・・・ありえないポーズで接客中(笑。知り合いでもいたのかも。陽気に笑っていました。

  

 

 なんと40分で、ロシアに入国! 

今はまだロシアはビザが必要なので観光もちょと面倒ですが、今回これで4回目の入国。初回はトルコに行く途中、モスクワで1泊しただけですが。しかも、夜にホテル着いて翌朝トルコに行ったので、モスクワ観光はしていません。

  2回目は、ハバロフスクからウラジオストックまでシベリア鉄道に乗ったりした個人旅行。3回目は北海道の稚内からフェリーに乗って、サハリンに行った個人旅行。ロシアの地方都市にしか行ってなかったようなものなので、それに比べるとサンクトペテルブルクは大都会です。

 街中でいきなり、こんな建物見たら驚きますよね! ロシアらしい〜!!

 

 「血の教会」

     

  お土産屋さん、一箇所に立ち寄り。

 でも、このお土産屋さん「るるぶ」にも出ているような、メジャーなお店で、現地旅行会社のマージンが入るとしてもなかなか便利なところにあり、トイレも借りられるのでGOODでした。

 

  中国・東南アジアとかのツアーだと、いつも現地旅行会社の提携店に毎日1回とか連行されますが、それに比べると、欧州には、その手のお土産屋さんが殆どなく、ツアーでも無駄な時間は取られません。

  逆に、中国。東南アジアのツアーが安いのは、そう言うお店に立ち寄るからなんですけどね。

 

  サンクトペテルブルクでは結構観光しました。

       「聖イサク寺院」と「青銅の騎士像」            ボルシチとピロシキ・・・美味しかったです!

 

 

泊まったのは、ちょっと中心地から離れた「ホリデーイン」

中心地から離れていても、地下鉄の駅がすぐそばで、しかもホテルの隣はスーパー。ホテルのすぐ側には凱旋門のような門が。アメリカのホテルだから朝食もリッチ〜! 何だかロシアに来た感じがしません。

 

 

翌朝は、郊外の「エカテリーナ宮殿へ」

煌びやか〜・・・豪華〜・・・の一言! 壁も天井も!!

  

この日はあちこちで小学生の見学集団に出逢いました。日本なら神社仏閣見学でしょうか^^;?

学生の見学には、その時代の衣装を来てのガイドサービスがあるそうです。

 

豪華な宮殿ですが、庭も幾何学模様できれいでした。

  

 

午後からはいよいよ「エルミタージュ美術館」見学へ。たっぷりの4時間!

ルーブル美術館の10倍の貯蔵というからすごいです!

「モネ」「マチス」「ピカソ」「セザンヌ」「ゴーギャン」「レンブラント」・・・その他にも超有名な画家たちの作品が

 一体どこまで、部屋が続くの〜状態。超巨大な美術館です!

 写真はカメラ持ち込み200ルーブル(650円)とかガイドブックに書いてありましたが、今は無料。

  

歩き回るのも疲れます〜。途中に椅子がある部屋ではガイドさんの説明をイヤホンガイドで聴きながらしばし座ったりしました。 ミケランジェロも疲れてしゃがみこんでいたりして(笑。

  

  

  

  

 

ランチは「エルミタージュ美術館のカフェで自由に」と言う事だったので、おしゃれなカフェでもあるのかと思ったら単なるファーストフードの様なお店だけでした。それに結構高いんですよ〜。

 

 朝から歩き回って結構くたびれました。

 早めの夕食の後、ホテルへ戻りました。でも、まだ7時ぐらいじゃ、勿体無いですよね、部屋にいるのは!

 もちろん、出掛けました!

 

 添乗員は勧めませんよ、地下鉄なんて絶対に^^;。地下鉄といえばスリの温床!

 殆どのツアー客は、自分が泊まるホテルの場所なんて事前に調べてないから、どうやって昼間行った場所に地下鉄で行けるかも知らなかったと思います。

 時間があれば自分たちで歩き回るのが好きな私たちは、もちろんガイドブックも持っていたし、前もって最寄りの地下鉄駅の情報も、地下鉄の乗り方も調べていました。

 とても、シンプルで簡単ですよ、地下鉄の乗り方は。東京のような複雑さはなく、切符もジェトンと言うコインを窓口で買えばいいだけです。どこまでも同じ料金だから簡単!

 

 サンクトペテルブルクの地下鉄のエレベーターは世界一長いとか?

 以前、地下鉄構内とかは写真を撮ってはいけないと言われていたと思うのですが、今は大丈夫なようです。

 ならこの底に行くのでは〜と思われるぐらい長いです!

            

 

ホテルから歩いて2分ぐらいの最寄駅から3つ目が一番の繁華街中心地、ネフスキー通りです。

地下から出るとそこは「ゴスチーヌィ・ドヴォール」と言うショッピングセンター。

約220年の歴史があるそうです。ロの字型になっているので1周出来るのですが、広くてさっさと歩いても20分ぐらいはかかったような。 柱のブルーのイルミネーションが綺麗でした。

        

  

下右写真のアーケードは、「パッサージュ」と言う上流階級のために出来た創業1848年の高級アーケード街です。でも、ロシア・・・物価は安いはずなのに、このネフスキー通りのお店に売られているものは、日本と変わらずという感じなので、全然購買意欲なし!

100円ショップや、リサイクルショップで目の肥えている私達には最近どこに行ってもお得感が感じられなくて本当にウィンドウショッピングという感じです^^;。

 

 まぁ、夜にあまり出歩いても・・・という訳で、早々にまた地下鉄に乗って戻る事に。

 

 添乗員さんが何回も言っていましたよ、「ロシアではカバンを持ち歩かないで下さい」。コートの内側に貴重品を入れるか、小銭とかだけにしないとスリがウヨウヨいるという訳です。

 私は、ベンチコートの下にバックを斜めがけにしていました。

 夫は、言う事を聞かずに、ズボンの両脇にあるポケットに財布とタバコを入れて歩いていました!

 

 地下鉄のホームでちょっと座り、電車が来たので「あ〜、座れるかも〜」なんて言いながら中に入ろうとした時

「触られた!」と夫が大きな声で。ズボンのポケットを抑えています。

 

 どうやら、ポケットのフタを引っ張られたような感じがしたようで、フタも空いていたんですよね。

「あ〜降りていった」って! そうです、夫と一緒にスリが車内に乗り込んで夫のズボンのポケットから中に入っていた物を取ろうとしたようです。思わず「財布は?」って聞いたら反対側のポケットを見て「だいじょうぶ」って!

 

 ほ〜っ!!

 いやぁ〜、危機一髪ですよ〜!! たまたまスリが探ったポケットはタバコ側!!

 スリもがっかりしたでしょね〜、触感が箱じゃ^^;。

 結構乗り込んで来たのに、数人降りていったので、私たち以外みんなスリ集団だったかも。。

 きっと、ホームで座っていた時から目を付けられていたんだと思います。

 何も盗られなかったから良かったものの、財布の中には現金はたいしたことなくてもホテルのキーも入れていたというから、盗られていたら添乗員さんに「だから言ったでしょ〜!!」って怒られていましたよ^^;。

 

 でも、懲りない私たちは、翌朝も朝食後午後の集合時間までまた地下鉄に乗ってブラブラしました。

 薄暗いなかでしたが、教会や「カザン聖堂」を見学。

       

 

 今回の添乗員さん、最後に思い切ったサービスをしたんですよ。

 このサンクトペテルブルクでは、フリーの時間に特にオプションでの地下鉄車体験等の設定はなかったのに、殆どのツアー客が自分達だけでは地下鉄に乗って見るという事はしない(出来ない)とわかって、なんと「地下鉄に乗ってみたい人、連れて行ってあげます。ただし、荷物は一切持っていかずに自己責任で行動できる人だけです」と。

 普通、出来ないんですよ。旅程表に記載されていない事をする事って。

 もちろん、無料で連れて行ってもです。

 

 添乗員がツアー客の為に良かれと思ってフリータイムに連れて行ってあげて、その時に事故や犯罪に巻き込まれて裁判沙汰になる事があるので、旅行会社からは、指示書にある事以外はしてはいけない事になっています。

 それに、フリータイム=添乗員が唯一休める時間です。

 

 私たちは、自分たちで地下鉄に乗れるから一緒には行きませんでしたが、この聖堂の前で偶然出逢いました。

 なんと、添乗員と一緒に十数名はいました。殆どのツアー客が添乗員の呼びかけで地下鉄乗車体験をしたようです。皆さん、無事で何よりです!

 

 最後に余ったルーブルでホテルのレストランでランチを〜!

 パン生地の器に入ったこれぞ紫キャベツいっぱいのロシアの「ボルシチ」と水餃子のような「ペルミエ」

   

 ボルシチの味は、ん〜、イマイチかな^^;。

 それより、写真付きのメニューでこれなら手持ちのルーブルで十分! 余ったルーブルは隣のスーパーで最後に何かを買おうと思っていたのに、お勘定をしたら・・・足りない〜!!

 なんと、写真付きのメニューは古い金額だとか・・・そんな馬鹿な・・・・。

 おまけに理由が「だから最初に写真なしのメニューを持って行ったのに、写真付きで選ぶから」「写真付きのメニューは簡単に新しく出来ないから」だって。。。

 

 抗議しようかと思ったらそこに添乗員が。ちょっと言ってみたら「ロシアですからね〜」っと。。。

 ありゃりゃ・・・、抗議してくれるのかと思ったのに^^;。

 

ルーブルが足りない分は、クレジットカードで支払えると・・・。

 なんと、最後の最後に、あまり海外の買い物では使用したくないのにクレジットカードで60ルーブルだけ支払う事になってしまいました。。 たった200円分足りないだけだったのに・・・。しかもレシートにチップが60ルーブルと。ん〜。

 注文を取る時には古いメニューの金額の事は触れず・・・なんか納得がいかない最後ですねぇ。

 まぁ、財布を盗まれもせず無事に旅を終えられるのなら「ロシア」を最後に感じる事が出来て何よりかも(笑。

 

 空港では、スーツケースをビニールでグルグル巻く機械が人気でした。

 今でも、抜き取られる心配があるようだから、やはりここは北欧ではなくロシアです!

                  

 

 さて、サンクトペテルブルクからヘルシンキに戻り、そこから日本へ一直線。

 いろんな旅行記に書いてありました。

 「帰国便は、最後のオーロラ観測チャンスです。左側の座席を予約しましょう」って。

でも、ツアーチケットでは先に座席リクエストがされていて既に席が決まっている状態だったので半ば諦めていたのですがラッキーな事に私達の席は左側!!

 

 飛行機に乗ったらやはりアナウンスがありました。

 「左側にオーロラが出ています!」って。

 みなさん、大はしゃぎ!!

 既に顔なじみになっているから同じツアー客同士で席を交換し合ったりして機内からオーロラを見ました。

 でも、人間の目に見えるオーロラって写真のような「緑」や「青」では無く、雲のような「白」が殆どなんですよ。

 不思議な事に、レンズを通すとちゃんと緑に見えるんですけどね。

 てっきり、肉眼でもこんな色に見えるのかと思っていました^^。

       

    私のデジカメじゃ、真っ暗でしたが、新婚カップルのN夫妻の御蔭でこの写真も頂きました!

  神秘的ですね、宇宙空間に広がる緑の帯!

  星も綺麗でした!

   

  オーロラが最初の目的でしたが、今回の旅はいろいろな場所に行き、移動もしたので充実していました。

  何と言っても、(な〜んにも考えなくていい)添乗員付きのツアーの気楽さ、あちこち楽に行くには結構病み付きになりそうです(笑。

 

  今回のツアーは、私が添乗している会社のツアーだったので、私は15%引きでした^^。同行者割引もあればいいのにな〜って思います。

  28名限定ツアーだったので参加者は26名でした。夫婦数組、母娘数組、友人同士数組等でしたが、祖父と大学4年生の孫息子と言う組み合わせもありました。就職祝いを兼ねてのようですが、祖父とは言っても世界あちこちを趣味の写真を撮りながら旅行していると言うお元気さでした。孫との海外旅行はとってもいい記念になったと思います。

 

  いつもあまりお土産を買わないんですが、今回サンタクロース村で結構買いました。

                    

 

  結婚25周年記念のサンタクロースとの3ショット付き写真が一番高価なお土産ですけど(笑。

  次回はどこに?

 

それが、あと数週間後に〜^^;。

  添乗する度に言っています。「今の時代、何がいつ起こるかわからないですので、行きたい所にはどんどん行く、そして割れて壊れるものにお金を費やすより、想い出作りにお金を使うのが良いかと^^;」って!

今度は、私の母のリクエスト先に。両方の母親との4人旅! 昨年の1月のエジプト以来です。

 

添乗収入より旅行支出が多く、日本の経済に貢献しています!!                  2012.12.

 

 

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