美しき世界遺産 麗江とダイナミックな石林・大理・昆明・雲南省をめぐる7日間

・・・と言う長い題名のツアーに参加して来ました!               2011.11.2〜8

 

 何故、雲南省に?

 

何年前の事だったでしょう?

 一面瓦屋根のグレーの世界の街の写真を見たのは?

 中国は今まで北京・上海・大連・青島・フフホト・モンゴル自治区・西安・アモイ・桂林・龍勝・広州等に行った事はありますが、まだまだ未知の土地が一杯!

 雲南省の麗江に行って見たい、でも、内陸部だからGWやお盆休みの5日間では難しく、夫が退職したら・・・と思っていた場所です。

 

昨年夫が早期退職をしたので時間だけは十分ありましたが、どういう経路で?などと調べていると、結構個人では面倒+高くつく事がわかり、どうしようかと思っていたところに、なんと「雲南省を巡るツアーが!」

 しかも、私が専属添乗している会社^^;。

 添乗員になってから、他の添乗員の仕事ぶりを見るのも興味深くなり、以前ならツアーは自由行動が出来ないからパス〜と思っていたのに、エジプトに続きツアーで行く事に決定!!

            (中国雲南省の位置)南は、ミャンマー、ラオス、ベトナムとの国境に接しています

                  

 

 国際線と言っても、今回は、羽田発ですよ、羽田〜!!

 京急でここ横須賀からも行けちゃう便利さ。

 11時半集合なのに、9時半に到着。

 マンションから朝の最終シャトルバスに乗って駅まで行って、国際線ターミナルをブラブラしようと言ってはいたものの(よく以前に、親たちの行動を見て年を取ると何でも早めだと思っていましたが)早過ぎっ(笑。

 

 それでも、参加者と思われる(年寄り・・・いえ、年齢を重ねた)方々が、10時過ぎには続々と。

 空港の係りの人が「添乗員さんが11時頃には来ると思いますのでお待ち下さい」と何度も説明していて。

 

 添乗員さんと見られる(ちょっと小太り・・・いえ、ふくよかな体格)方がカウンターに到着。

 集合時刻1時間以上前からツアー客に待たれていると(準備を焦らされるようで)嫌ですよね(笑。

 

 今回のツアー客は30名!

 なんと、お一人参加がその内16名、夫婦4組、友人3組。男女半々。

 一人参加がこんなに多いのはめずらしいですが、それだけマイナーな箇所なのでしょう。

 若い人は「0」

 どう見ても、高齢者軍団ツアー!!

 私達がとっても若く見える??ツアーメンバー^^;。

 

まぁ、無事全員揃ってまずは上海に向けて出発!

はい、雲南省までは関東からの直行便はありません。

まずは3時間のフライトの後、上海市内で食事を取って、また国内線で3時間半の昆明へ。

       市内のレストランは、何だかきらびやか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             

中国は広いです。

国内で時差を設けていない為に、3時間半も内陸部に飛んでも時間は北京と同じです。

 

  深夜12時過ぎに昆明市内のホテルに到着。

  結構立派なホテルでしたよ。

  場所も、市内中心部に徒歩で行けるので朝から散歩で「夜の行動の下見」

  はい、昼間は市内観光とかビッチリですから、自由に動けるのは夕食後なのでね〜。

  シースルーのエレベーターから歩道橋を見たらちょっとユニークな形でした。

    

 

 翌朝は、遅めのホテル出発で、市内観光。

 湖のある市内中心部の公園へ。これと言って特徴もないのですが、遅めの時間でも太極拳やいろんなダンスをしている人がいるのでそれを見に・・・でしょうか?

 このツアーに参加している人は、既にあちこちでこういう中国の風景は見ているからたいして皆さん興味なさそうなのに、親切に公園をぐ〜るぐる^^。

   

  サンザシの飴かけや、(異様にだいだい色の)焼き芋の方に目が行きました^^。

     

 

 お昼は、ちょっと変わった料理!

 昆明名物「過橋米線」・・・いわゆるビーフンなんですけど、中の具がこんな風にお皿に乗っていて、それをアツアツの汁が入った丼に自分で入れて、その中にアツアツのビーフンを入れて出来上がり!

 入れてしまえば、ただのヌードルなんですけど、この具材が可愛くて味もGOOD! 気に入りました。

  

 昆明では「雲南民族村」と言うテーマパークのような場所にも行きましたが、所詮、テーマパークです!

 写真はパス!!

 

 世界遺産「石林」観光

 やはり、郊外の世界遺産「石林」がメインです!!

   

  岩がゴロゴロ・・・と言うより、ニョキニョキと言う感じの場所です。

  ただ不思議なのは、雲南省の今の時期は東京よりも気温が低いのに、あちこちでブーゲンビリアやハイビスカス等が咲き誇っています。

 現地ガイドによると、雲南省は夏は避暑地に、冬は東北部の人が温暖な気候を求めて来る土地だそうです。

 この岩がニョキニョキしている外石林はカートを利用して回りました。

 お年寄り向きですね〜^^;。

 民族衣装を着た女性が運転手さんです。待っている間の暇つぶしに手芸をしていましたよ。

  

 

昆明には2泊したので、2泊目の夜は、歩いて市内のスーパーとかに行きました。

 エジプト郊外にもあった外資系スーパー「カルフール」がここにも。

 中国では「家来福」ですよ^^。

 何となく、暖か味のある店名ですよね。JUSCOとかもあると思いましたが日系は見当たりませんでした。

 カルフールで、「干松茸」「プーアール茶」は買いましたが、後は特に興味のあるものは無し。

 昔は、中国に行くと物価が安く感じ色々買いましたが、今やMADE IN CHINAと記載されているダイソーDAISO100円ショップを超える商品は本場でも滅多にお目にかかれません。 

 

 昆明市内では結婚式の車を何度か見かけました。

 華やかに生花で装飾しています。

  

 

期待してなかったのに結構良かった「大理」へ

 

 昆明から大理までは、バスで4時間半の移動です!

 バスは・・・結構オンボロ。

 外見はきれいなのですが、中はシートが外れたり、シートベルトはさび付いていて出てこなかったり。。

 ツアー客の一人が

 「こんなボロいバスは初めてだよ、お金をケチったんじゃないの?」と。

 ひぇ〜そんな声、ドキッとします。

 車内のムードが悪くなりますからね。

 

 でも、添乗員Mさん。

 「中国の内陸部の中では最高級のバスですよ〜。僕なんて動いているだけでホッとしています!」と。

 車内に笑いが!かわし方がうまいです。さすが!

 

 田舎に行けば行くほど、いろいろ出て来ます。

 「ボロイ」「汚い」と捉えるだけだとマイナス思考ですからね。

 「素朴」「観光化されていない」と捉えられれば(たとえ扉が無いトイレでも)田舎も楽しめます!

 

 「大理古城」は中々情緒がある観光地でした。

 日本で言うなら、浅草の雰囲気かも。小さな店が並んでいます。

 ちょっと楼閣に登ればここでも、瓦屋根の風景が見られます。

      

      

 

 大理のホテルは住所に「暇日(リゾート)」が入っていたので、郊外に連れて行かれると思ったら、この大理古城の端から徒歩10分ぐらいの結構いい場所でした!

 そうなると、夜遊びが出来ますよね^^。

 

大理はぺー族が多い地区。

まぁ、ペー、ハーだか、何だか色々ですが、みんな中国人です(笑。

夕食はペー族鍋料理(砂鍋魚)等の大理名物料理。

鍋に魚が入っていたけど、日本人はチキンスープの方が好きですね。大皿の魚(たぶん鯉)もあまり人気なし。他の場所での鍋料理も野菜がおお過ぎる場合もあまり人気なし。でも、野菜以外はたいらげていますけどね。

 

 

品行方正な夜遊び?

夕食が済んだらサッサと、街中へ。

 

 ありました〜。

 美容院!!

 はい、中国ではいつも旅行中は頭を洗ってもらいます!

 だって、安いんですもの。疲れている時に、ホテルの部屋で自分で洗うより断然GOOD!

 言葉は通じませんよ。

 紙に「洗髪、吹」と書けば通じます。ついでに「トウタオシェン(いくら?)」と言えば

 「15元(約200円)」

 よし!!

 夫も待つより洗ってもらった方が良いという事で隣に。

 はい、あっという間に終わりましたよ、髪がちょっとしかないですからねえ(笑。

 でも、同じ15元!!

 話せたら「夫は、乾かすのに1分も掛からないからディスカウントしてよ」なんて言えるんですけどね^^;。

 記念に写真は撮りましたよ!

 可愛い女の子でした。

  

 「免費按摩(マッサージ無料)」付の洗髪をしている地域も結構あるのですが、ここは単純に洗って乾かしただけでマッサージのサービスは無かったです。

 毎回中国に来る度に「次回は中国語をもう少しは・・・」と思いながら全然勉強しないからコミュニケーションも取れません。田舎のホテルは英語も通じない所が多くて・・・。

 

 さて、次に興味があるのはやはり「マッサージ」。

 ありましたよ、2箇所!

 その内の何となく真面目な医学マサージ的なお店に。

 依頼したのは「中国医学的全身マッサージ」

 足だけより全身の方が好きなのでねぇ。 1時間78元(約1000円)。

 中国の中ではちょっと高めかもしれませんが、日本でなら10分1000円ですからね。

 でも、本格的過ぎたのか、結構痛い・・・・。 私たちには適当なマッサージの方が心地よいかも^^;。

        

 そんなこんなで、大理の夜も暇を持て余す事無く大満足!

 10時頃にはホテルに戻りました。

 はい、品行方正な夜遊びです^^;。

 

翌朝5時半にモーニングコール。

 このツアーに参加して驚いたのは、添乗員がツアー客全員にモーニングコールの希望時間を聞いて添乗員自身で毎朝掛けてくるんです。

 普通なら「明日の朝は出発は8時。朝食は6時半から。モーニングコールは5時半にします」とかで終わりなのに、丁寧・・・と言うか、超マメなんです。まぁ、希望が叶うのですからいいのですが、チェックインした後、添乗員さんから部屋に電話が掛かってくるまで待っているのがちょっと面倒だったような。

 自分でアラームをセットするんでも十分なのですが、添乗員曰く「中国とかはフロントにモーニングコールを一斉に頼んでもモーニングコールを忘れられる部屋もあるので怖くて頼めない・・・」と言う事でした。

 モーニングコールが鳴らなくても添乗員のせいではないでしょうが、お客様から「モーニングコールが鳴らなかったから朝食を食べる時間が無かった」とか言う経験が結構あるのでしょうね。ご苦労様な事です(笑。

 

さて、大理には「崇聖寺三塔」と言う塔が建っています。

ここの敷地が巨大!

奥の方まで、階段や坂が続いています。

現地ガイドさん「電動カートで登る事も出来ますが、20元です。希望する人はいますか?」

なんと・・・全員が希望!!

(私たちも入れて)さすがお年寄りツアー集団(笑。

 

 

 

 カートを利用しての移動ですから楽でしたが、まぁ、見る場所によって雰囲気が違うと言う事がわかるぐらい?日程表では約60分の観光でしたが、2時間ぐらい掛けていました。

 この大理には「白(ぺー族)」が住んでいて、その村の見学とショッピングも兼ねた藍染見学等も行きました。でで〜んとお土産物やさんになっている藍染工場かと思ったら、本当に小さな民家。

 その中に30人も入るんだから、満員ですよ。

   

  でも、何も買わなくても他の方達がわんさか買ってくれるから気まずい雰囲気にもならず〜、(ショッピングに興味が無い)私たちは、股割れズボン今も子供に履かせているのね〜でも、きちんと洗っていないのかハエがたかっている〜なんて言ったり、(添乗員さんが狂犬病の危険があるから近付かないで下さい)と言う犬と遊んだりしながら、ブ〜ラブラ^^。

  

 まだまだ観光化されていないのか、観光化されていない場所をわざと通ってくれたのか、本当に田舎でした。ここでも、ハイビスカスの花が咲いていて、南国と言う感じがしないのに変な感じがしました。   

 大理は、真ん中に湖があり、風光明媚でした。

 白(ペー)族の新しい家々は結構豪華で、壁に模様を描いているのが特徴だそうです。

  

 

 大理から今回の大一番のお目当ての「麗江」までは、バスで3時間。

 大型バスに乗り、回りの景色を見ているとあっという間に時間は経つので飛行機よりも汽車やバスでの移動の方が好きです。

 途中のガソリンスタンド兼休憩所のトイレはすごかったですよ〜!

 ある場所では「何で流さないの。。ダメ〜入れない!!」と言う人もいたり、扉も無く丸見えのトイレだけだったり。中国では、ズボンより、スカートや上着が長い方がトイレは入りやすいです^^。

 

 いよいよメインの麗江に到着!!

 土曜日の夕方と言う事もあり、かなりの人出!

 まず、メイン通り等をゾロゾロ歩いて案内してもらいました。

 

 最初の水車がある場所でしっかり目にしました。

「足道按摩」と言う看板!

はい、マッサージ屋です!!

これで、ここ麗江でも、またマッサージを受ける事が確定〜。

 日本の絵馬の様な祈願札が一杯下がっている場所もありました。

  

 

 南北東西にそれぞれ2キロメートル、この様な街並みが続いています。

 ちょっと横道に入ると、どんどん迷路にはまり込んで大変なので、ひたすらメイン通りを散策します。   

 メイン通りの家の1階は殆どお土産屋さんになっていて、似たような物がずっと売っています。

 中国や東南アジアのお土産屋さんは、値札が無く値段交渉が必須な所が殆どですが、ここ麗江では、小物とかに「310元」とか記載されているので買いやすいです。

 まぁ、中国らしいストラップ等を買っても喜んでもらう人もいなさそうなのでパス!

 

麗江の瓦屋根の家々の風景

 

 今回の最大の目的「麗江」の街を上から見た景色・・・瓦屋根一面の風景を見る時がいよいよやって来ました! ツアーも4日目。この日までは体調を崩して観光に参加出来ないなんて言う事があっては困る〜って思っていました。

 麗江古城内をある程度ガイドさんの先導の元散策した頃

「この上の山を登った所から、街並みが一望出来ます。階段が多いですが行きますか?」とガイドさん。

 そんなの、当たり前でしょう〜!!

 その一望の風景を見る為に雲南省まで来たんですから〜・・・と思いました。

 

 その後のガイドさんの言葉「へっつ?」 

ちょっと??????でした。

 「一望出来る所に入るにはひとり80元(約1000円)です。でも、上に行かないとポスターの様な風景は見られません」と。

 え〜? オプション扱い? 80元??

 と言う感じでしたが、もちろん参加!

 30名中、78人がパス。

 階段が多いと言う事で諦めた人もいたと思いますが、見るからに元気そうな人もいたので80元という金額にパスした人もいたと思います。

 

 階段を結構登った場所に「入り口」らしき場所があり、そこを通過したら展望が開けました。

 一面灰色の瓦屋根の風景!! 右の「万古楼」にも登りましたが、窓に枠があり下からの眺めの方が良かったです。この写真、あまり鮮明でないので今一の風景ですけど、実際はもっといいですよ♪

    

 実は、この入場料の80元を巡っては、帰国後色々な展開がありました。それは、後で^^。

 

麗江古城内は、夜になるとぐっと街の雰囲気が変わります。

   

 中には、音楽をガンガン鳴らして踊っているディスコの様な場所や大声を出しながら食べ物を売る店、祈願の蝋燭を川に流す場所や何だかいろんな顔が一杯ある夜の街になります。

  

 2泊宿泊したホテルは、この街の一角にあり麗江らしいホテル! 気に入りました^^。

  

  ただ早朝はこの時期でも45度と東京の真冬並みに下がるのにフロントから部屋までは中庭になっていて中々の寒さ! しかも、麗江自体が温暖化を阻止する為に節電に徹しているとかで、部屋の温度もかなり低めの設定だから暖かいホテルの部屋に慣れている日本人には「寒い・・・」と言う感じ。

 2泊目は、かなり現地ガイドと添乗員が頑張ったのか、温度を上げてくれましたけどね。

 こんな所で節電に協力する事になるとは思っていませんでした^^。

 

 

 山頂が岩山の高山の風景って憧れますか?

 

 日本の北アルプス槍ヶ岳には学生時代に登りましたが、山頂付近が岩というだけですが、海外には7000メートルを超える高山地帯が結構あります。

 初めて海外旅行をした時に行ったスイスのユングフラウヨッホ・・・ガスが掛かって見えませんでした。数年前に行ったネパール。1週間の旅行期間中、夏(雨季)だったのでず〜っと、曇っていてヒマラヤは姿を見せず。。 確かに、富士山もよく見える日はそんなに無いから、海外に行った時に絵葉書のような景色が見られる事はラッキーでしかない・・・と思いながら今回もそんなに期待せずに行きました。

 第一、雲南省に高山があるなんて知らなかったと言うのが本当のところです。

 

雲南省には、有名なシャングリラ、梅林雪山もありますが、麗江郊外にも玉龍雪山という標高5596メートルがあります。

 ツアー第5日目は、快晴!

 しか〜し、寒い!! この雲南省は昆明からずっと標高2000メートルぐらいの場所にある高所なので、東京よりは寒かったですが、晴れると放射冷却でいっそう寒くて、持って来ている衣服を重ね着してもかなり寒い朝でした。

 ツアーバスで麓まで行き、エコバスに乗り換え、その後ロープウェイに乗り標高3300メートルの雲杉坪へ。晴れているのですが、山には雲が・・・・。でも、徐々に見えて来ました!

 一部分でも見えるとその大きさがわかって、逆に初めから全部見えているよりも感動します!!

 木々の間から撮影したり、散策しながら撮影。

  

 標高3000メートルを超える所での散策なんて初めてです。

 この玉龍雪山を眺める場所に行くには、3箇所のロープウェイがあり、一番高い場所まで行けるロープウェイは4500メートルに行けます。

 でも、高山病の事を考えると、3300メートル良かったかも。雲南省に来てから徐々に高度順化しているでしょうが、それでも何となく頭が重く感じたりしていたので。

 

 この雲杉坪は、春には高山植物が咲き誇る場所だそうです。

 ここにも「絵馬」ならぬ、祈願板?に「家・身体健康・安全・幸」の様な漢字が記載されていました。

 雲南省の観光地では、こんなエーデルワイスのミュージカルに出てきそうな衣装を借りて写真を撮る観光地が多いです! 結構人気があるようですが日本人には・・・・です^^。

 驚いたのは、この標高3300メートルの所にあるトイレが、超立派!!

 扉も無いトイレがまだかなりある中国で、すごく重厚な作りで鍵まで掛かるし、なんと水洗トイレ。

 水洗の水、どこへ〜・・・と思いますが、観光収入で作成したのでしょうね。どうせなら、もっと簡単なトイレでいいから個数を多くして欲しかった・・・並びましたから。でも、昔とは違って、各ドアの前に並んだり、横入りをしたりする人は殆どいなくなりましたので、マナーは向上しています。

   

 この玉龍雪山に行く途中には「え〜、止まって欲しい・・・」と言う様な風景も結構ありました。

 トルコのパムッカレの様な白い棚が出来ている場所や、スロベニアのプエルトリッツ国立公園の水の様な色をした湖水とか。車窓で撮影したのであまりきれいじゃないですけど、こんな感じの景色が。

 旅行会社へのアンケートに、書いておきましたよ「こんな素敵な場所なら写真タイムぐらいは欲しい!」と。

 ほんと、午後の予定をずらしてもここで写真タイムを取ったらこのツアー評価がもっと上がったと思います。

       

 

 麗江近郊の村訪問

 

  麗江近郊には、サイクリングでも回れるような村があります。

  素朴な村にも観光客がかなり来ているようで、村のあちこちに英語表記もあります。

  今回、食事はツアーで3食とも付いていたので言われるがままに、時間が来たら食べていました。

 いやぁ〜、皆さん、元気で食欲旺盛。

 だいたいいつも、ひとテーブル10人での中華。

 10品ぐらいは運ばれて来るのですが、一辺に揃って出ていた時以外は直ぐにお皿が空になるので写真撮れず〜^^;。

 田舎料理とは言え、いろんな種類を食べられて満足!! 中華料理は美味しいですね〜。

  

 田舎のレストランも古い家をそのまま使用しているので中々情緒があってGOOD!

  トイレが一つしかないので、長蛇の列でしたけど。まぁ、そんなに急ぐスケジュールでもなかったし、道端でブラブラ待っているのも苦痛にはなりませんでした。

  

 

 白沙村散策、壁画見学、ナシ族民家訪問等も。

 民家を訪問しても、奥で手芸作品を売っていたり、トンパ文字の博物館でも「今日は皆さんラッキーです。トンパ文字の大先生がちょうど見えていて、皆さんはお逢い出来ます」・・なんて言う紹介があったと思ったら、その大先生に名前をトンパ文字で書いてもらうと、200元だったり^^;。

 毎日いるんじゃないんですか、トンパ大先生^^;??

 

 私には、刺繍やトンパ文字よりも、ナシ族の家の庭の(美味しそうな)「梨」や、咲き誇るブーゲンビリアの花や田舎のおばちゃん達の様子の方がずっと興味がありました。

    

   

 

 ツアーの付きものですよ、土産屋は

 

 雲南省でもツアーにつき物の、お土産屋巡りはありますよ。

 現地旅行代理店の収入源になりますからね。安いツアーではお客さんも放棄出来ません。

 この民家の藍染工場みたいな場所でなく、どうしたんじゃ〜い・・と言うぐらい巨大な宝石店もありました!

 この広〜い宝石店。こっちも買う気「0」ですが、店員も売る気無し!!

   

ちょっとは冷やかしにウィンドーを覗いても誰も近寄って来ないんですよ。 まぁ、いいんですけど。

同じく見るだけなら、輝く石よりカラフルな串焼きの方が、見ていてもとっても楽しいです^^;。

 

まぁ、昆明で立ち寄った、お茶屋さんでは、結構購入している人もいました。

雲南省ではプーアール茶が有名です。ちょっとくせと言うか好き嫌いがあるお茶ですよね。

日本のプーアール茶はカビ系の匂いがすると思いましたが、本場のはどちらかと言うとおすまし系のような味がしたような? まぁ、ジャスミン、ウーロン茶とかの方が日本人には馴染んでいますが、ここでは数年物のプーアール茶が売られていました。古いほど、高価だとか。

自宅でも風通しのいい所に保存しておけば価値のあるものになると言う話でしたが、湿気の多い日本で保存していたらまずくなるだけのような気がします。

 

麗江の夜

 夕食が終わるのが大体7時半から8時。

 その後に、旅行会社主催のオプショナルツアーがありました。

 「足ツボマッサージ」と「少数民族ショー」

 もちろん、どっちもパス〜!!

 

 麗江古城内のホテルです。

 もちろん、ここでも歩いて夜の街をブラブラ散策。

 

 昼間に一面の瓦屋根を見るためちょっと登った獅子山へ又行きました。

 もちろん、展望出来る広い場所は閉鎖されていますが、そのちょっと前に街が一望できる場所にカフェがあります。昼間もそこに行って、景色を眺めながらコーヒーでも飲みたかったですが、そこは団体行動・・・、迷いやすいと言う事でフリータイムも全く無かったので無理でした。

 

 夜に来て見ると、夜の街の明かりが瓦屋根から漏れて中々の夜景スポットです!

 夜景が取れるカメラならきれいだったでしょうね。。

 

 コーヒーは、日本以上の1杯38元(約500円)と言う値段ですが、写真を取るだけなら2元(約26円)のようです。昼間に、80元も払って獅子山の中に入らなくてもここでも十分と言う場所にカフェがあり、西洋人で一杯でした。キャンドルの薄明かりの中、コーヒーを飲みました。

 この麗江古城は「石畳」の街です。

 夜は光り輝いています。結構ツルツル滑るので雨の日とかたまに降るという雪の日の散策は大変かもしれませんが、再建された観光地と違い風情があります。お勧めは、人がいない早朝でしょうか。

      

 世界各地どこに行っても、日本人ツアー客にかなり会うのに、雲南省には殆ど来ていないようでツアー中、会いませんでした。個人の日本人がいたとしても、最近は服装から中国人、韓国人、日本人の区別が付かないのでわかりません。

 きっと個人で旅行に来ていた日本人がいたとしたら「ひゃぁ〜、大勢のツアー客だ・・・」と私たちを避けたでしょう^^;。

 

 麗江には、2泊したので、2泊目の夜は「マッサージ」へ。

 地球の歩き方にもどこにも情報がかかれてなかったのですが、観光中に見つけていた場所に^^。

 いやぁ〜、ここは安かったですよ。

 足マッサージ+上半身マッサージの合計1時間で38元(約500円)でした。よく見たら「大韓式」と記載されていたので、中国マッサージではなく、韓国式のようでしたけど、まぁ、気持ちよかったので何でもOK!

 この古城入り口水車付近では、2軒隣り合わせのような感じであって、価格も同じ様でした。1時間500円と言う事は、時給200−300円でしょう。

 麗江の現地ガイドさんが言っていた「物価は高いけど給料は低い」と言う言葉の通りかも。

   

 そんなこんなで、麗江の昼も夜も満喫しました!!

 

 重量オーバーで飛ばない飛行機・・・

 

 雲南省ツアーも殆ど終了。

 帰路は「麗江」から「昆明」経由「上海」の飛行機の旅。

 

 ここまで、中国国内にしては問題も起こらずスケジュールも順調!!

 上海にはお昼過ぎについて、ちょっと観光をして1泊の予定。

 早朝にも拘わらずホテルで暖かい麺やお粥がある朝食(早朝だとお弁当になってしまうことが多いのに)を食べ、昇って来た太陽に照らされている玉龍雪山を見ながら空港に。

 

 予定通り、機内に入り、さぁ、いよいよ麗江ともお別れ・・・・のはずが、動かない、乗った飛行機が・・・。

 30分ぐらいの遅れは良くあるけど、機内のアナウンスは中国語では長いのに英語では「少々お待ち下さい」ぐらい。。どうやら機体のバランスが良くないとか、何かを直しているとか言う情報が聴こえては来ても、動かない・・・。

 1時間以上経っても、動かないと退屈ですよね〜。

 中国人がCA等に文句を言っていても良くわからないし。

 荷物を出し入れしている様子が窓から見えて・・・。

 

 添乗員さんが「この飛行機、重量オーバーの為に、荷物だけ2−3時間後の飛行機に載せるようです」と。

 「へっ?」ですよね?

 まぁ、「昆明」経由で「上海」のホテル入る頃にはちゃんと荷物が届くならいいですけど、過ぐに、国際線に乗り換えて帰国する外国人もいるようで騒然。。

 

 どうやら600キロオーバーらしい。

 何故? 満席と言っても、そんなに重い荷物を運んでいる人もいないし、不思議な感じ。

 以前、ウラジオストックの空港では、飛行機がプロペラ機で小さかったせいかチェックインの際、ひとり一人体重計で重さを量って、機体の重量と左右の重さ調整をしていたことはありましたが、普通の航空機では重量オーバーなんて聞いた事ないですしね。

 

 私たちなんて(夫がいくらこの1年で10キロ以上太ったにしても)身軽ですよ。

 荷物も、2人で一つの小さいキャリースーツケースのみ。

 重量で飛行機運賃が安くなるのなら、手荷物だけでも海外行っちゃいますよ〜。

 

 何人か前の方の中国人が降りる度に拍手が!!

 どうやら人を降ろしているらしい。オーバーブッキングで、ある程度のお金と引き換えに席を譲る事はあっても、既に一度機内に入った人が諦めるなんて言うこともあるのですね?

結局2時間遅れで離陸!!

 私達の荷物はちゃんと機体に乗っていたようで上海空港で無事に受取れました。

まぁ、よくわからなかったですが、添乗員さんによると「何か重要な荷物をこの便で運ぶ必要があったのでしょうね〜」との事でした。

 

2時間遅れの、上海。

既に夕刻。。

車窓観光しても曇っているのか、上海市内はガスっているのかあまりパッとしない天気。

外灘散策と言うより、ただの20分トイレ休憩のみ。

以前とまった事のある「和平飯店」など、南京東路の方角を見ながらちょっとだけ撮影しました。

上海は、来る度にどんどん変わっています。地下鉄も10路線あるとか。

 

  

最後の晩餐は上海なのに、北京料理。

  よくあるチェーン店「全聚徳」にて北京ダック。

  お料理の最後の方にちょっと北京ダックが現れて〜と言う感じでしたが、油っぽいので2枚で十分かな。

  上海蟹のシーズンなので、オプションで1杯100元の小さな蟹でも出してくれたら注文した人が結構いたのでは〜って思いました。

   

  

翌朝の帰国便が早いので、最後のホテルは空港の直ぐそば。

 ・・・と言う事は、市内から離れていたので夜に繁華街に・・・と言う事を考えている人は殆どいない・・・と思っていたら、さすが、旅の達人が多い!

 

 タクシーでスーパーに行く人、地下鉄を乗り継いで友人と会いに行く人など。

 ホテルの周りを散歩しようと出たものの、暗い・・・。

 でも、地下鉄の駅まで行くと言うツアーメンバーを見送りに、地下鉄の改札口まで行きました。

 ホテルからは10分以上は歩いたような。

 

ホテルに戻る寸前に、ハタッと気が付きました!

 見送るんじゃ無くて私たちもバンドと呼ばれる外灘近くまで地下鉄で行けば、夜景が見られた・・・。

 何でもっと早く気が付かなかったんだろう・・・。地下鉄料金は往復でも150円しないぐらい。

 ・・・・

 まだ9時前。往復してちょっとブラブラしても11時頃にでも戻ってこられそう。

あぁ〜〜〜。。。

 もう一度、地下鉄の駅まで歩いて、地下鉄に乗る? ん〜結構遠い・・・。

 何故、思いつかなかったのか・・・。

 きっと、旅行会社から貰っていた簡単なガイドの上海の地図に新しい地下鉄が記載されていなかったから、このホテル泊なら夜遊びは無理だと頭から諦めていたからでしょう。

 それに朝の6時半にはホテル出発だし。 

 ちょっと、いや、、、だいぶ後悔しながらの最後の夜でした。

 

・・・が、翌朝、市内まで地下鉄で出かけた人が「夜の10時には地下鉄終わってタクシーで戻って来ましたよ、深夜料金でも60元だったけどね」と。

 マイナーな路線の終電は早いらしい。

 中国元が手元に75元ぐらいしか残っていなかったので、地下鉄代金は楽勝でも、帰路タクシーとなると焦ったかも。日本円は持っていたから、いざとなればホテルで両替出来たでしょうが。

 まぁ、上海の夜景は2回見たこともあるし、今回の上海はおまけのような物だから、年相応に無理をせず〜と言う事でよかったかもしれません。

 事実、睡眠もたっぷり取っていたのに、帰国後ちょっと風邪引きましたのでねぇ。

 

 平均年齢60後半〜70前半?と思える高齢者集団だったけど、全員元気に帰国!

 中には、2日後に又北京にと言う人や、師走も近いのに「今年はもうあと1回しか海外に行かない」と言う人を見るとその元気さに脱帽です。

 

 それ以上に、海外ツアーの添乗員は睡眠3時間でも大丈夫な人で無いと勤まらないなぁ〜ってしみじみ思いました。帰国して直ぐに精算、次の打ち合わせとこの時期、添乗業務の連続でしょうが、添乗に出ないと収入もないので体力・気力勝負ですね。

 

 今回の添乗員Mさん。とってもマメで一生懸命でベテランでした。

 そこまで頑張るのか〜って言うぐらい、早朝から深夜まで。現地に行けば、現地ガイドさんが案内等をする点では国内の日帰り添乗よりは楽かもしれませんが、やはり神経使いますよね。

 こちらは、改めて添乗員付きのツアーは、楽だなぁ〜って思いましたが(笑。

 

 そうそう、麗江の屋根瓦を一望する為に徴集された80元。

 おかしいなぁ・・・と思っていましたが、帰国後、夫が旅行会社に問い合わせた所、本当は支払わなくて良かったと言う事が判明。展望台まで登っても15元だったと言う事で、銀行口座にひとり800円返金に。

 返金まではされなくても、訳を聞きたかったのですが、素早い対応になりました。

 ツアーのメインだったのに、80元と言う事で、その景色を見なかった人もいます。

現地のガイドのWさん。日本語頑張っていたのに、もしその差額65元を自分の懐に入れていたとしたらクビかも・・・。Wさん、一人の仕業じゃないと思うので、そう言う事が日本側の旅行会社が知らない所で行われているかもしれません。

 

はい、旅行会社から渡された「旅程表」はしっかり見ましょう!

例えば今回は第4日目に

◎世界遺産・麗江古城散策(獅子山から麗江古城を一望します)/2時間

と記載されています。

つまり、これは別料金を払わなくても一望出来る所には連れて行くという事です。

 

私は、おかしいな〜って思いながらもあまり見ていなかったんですよね旅程表を今回・・・。

表記内容と違ったら、出来ればその場で添乗員やガイドに指摘するのが一番ですね。

 私も添乗している時はお客様の「旅程表」も頭に入れながら仕事しているのですが、もしかしたら今回の添乗員Mさんも見落としていたのかも。

 

 なんだか、こっそり添乗員の行動を観察する研修を兼ねたような旅行記になったような^^;

 いえいえ、純粋に気楽な身分で愉しんで来ました。

 

 次回海外に行く時は、果たして私が添乗契約をしている会社が良いのか、、、それとも、何かあった時にどうどうとクレームも言える他社の方が良いのか、、、迷いそうです(笑。

 

 今回のお土産は「お茶」と会社への報告お土産にお菓子1箱のみ。

 後は、自宅用に「干し松茸」一袋と、(着れる様な気温じゃないのに)麗江の街にで売られていた夏向けの服のみ。皆さん、大きなスーツケースに色々買っていたようですけどね、我家ではこれで十分でした。

 現地旅行会社には申し訳ないですけどねぇ。

             

 

  さて、こんな感じの中国雲南省ツアーでしたが、雲南省には他にも見所が多そうです。

  北京・上海等の沿岸部と比べると、2倍の時間、費用が掛かりますが中々お勧めです。

  春の菜の花畑の中に黒いこんもりした小さな山のような大地が印象的な「羅平」と言う場所も最近有名になって来ました。

  「百聞は一見にしかず」であちこち行きたい派なので、リピートする事は少ないですが、それにしても中国は広いですね〜。また行ってない場所に行きたくなりました。

 その時までに中国語をもっと・・・・と思いながら、きっと勉強しません。 その時まで、再見(笑。

                               TOP

 

                                         

inserted by FC2 system