あ と が き
“アジア大陸とヨーロッパ大陸にまたがる“トルコ”って、どういう国なのだろう?”
トルコは、イラン・イラクなどと共に“中近東”に分類されるが、ガイドブックには、ヨーロッパ的な文化の紹介もあるし、アラブ的な雰囲気も多い。
“不思議に思うことを自分の肌で感じて来よう”
出発前に漠然と思っていたこのことが、ほんの少しだけ見えてきたような気がする。
それは“トルコ”は、“アラブの国”でもなければ、“ヨーロッパでもない”。
今なお、国が目指すべき方向を模索しながら、独自の文化を作り上げていこうとしていると中の国。
イスタンブールというひとつの大都市だけを見ても、歩いているトルコ人の服装も様々だし、少し歩く度に風景も変わってくる。
99%がイスラム教徒というトルコ人にとって、近代化、西洋化と懐古主義の間で揺れ動く心は、これからもずっと中国・ベトナムに続く第3弾目、“トルコ”
続く気がした。
“百聞は一見に如かず”とはいっても、短い時間見ただけでその国を理解することができるわけはない。
ただ、見たことはビデオや写真で残せても、その時に感じたこと、思った事は、時間の経過と共に忘れてしまいそうなので、また旅行記を書きました。
私たち夫婦が、何時までも思い出を共有できるようにするために長々と、どうでもいいことまで、書いてしまいました。
ガイドブック的な役目は果たせないと思いますので、トルコの観光に興味のある人は、ガイドブックを見てください。
(図書館で私たちも5冊ぐらい借りました。)
最後まで、読んで下さった方に感謝致します。
それと、私のたてる旅行プランにいつも賛同し、「この旅行記、アジア文庫ででも売っていたら、絶対買うのになぁ」とおだててくれる主人にも感謝致します。
では、またいつか!
今回の旅行記を作成するにあたって、
参考・引用させていただいた本
*地球の歩き方 ダイヤモンド・ビッグ社
イスタンブールとトルコの大地編
*JTBポケットガイド 154
トルコ
*ブルーガイド・ワールド 4
トルコ 実業之日本社
*ひとりで行ける世界の本 27
トルコ・イスタンブール 日地出版
*エジプト・トルコ・ギリシャの本
近畿日本ツーリスト編
*来て見てトルコ 遺跡めぐり
小林けい著 凱風社